3. ホテル・ルワンダ
映画で描かれているフツ族・ツチ族は、ベルギーの植民地時代に便宜的に作られた階層です。文化的な背景を持った民族ではありません。民族間の対立を煽ることで支配層への攻撃をかわすことが目的で無理やり作ったものです。独立後もその対立が続いています。彼らが争う意味は何もありません。それがわかっていても我々には何もすることができません。いつも悲しむのは母や子供たちです。この映画は、戦争に対する我々の無力さ、虚しさ、悲しさを気づかせてくれます。いい映画です。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-10 23:32:18)(良:1票) |