1. ぼくは怖くない
《ネタバレ》 黄金に煌めく麦畑の風景は本当に綺麗で癒されました。「ぼくは怖くない」と言う題から想像して見てましたが、お化け?ゾンビ?誘拐と子供目線で展開することもあり、好奇心が掻き立てられる描き方が凄く良いし、どんどん話に引き込まれた。ミステリーと言うジャンルは少し違う気もするが、ミケーレとフィリッポの友情物語で締めくくるラストもなかなかジーンとさせてくれる。でも、最大の見せ場は、悪いことに目をつぶる世の中で正義を貫いたミケーレの勇気。大人になったら得るものもあれば失うものもある、それは純粋な子供のような心なのかもしれない。いろいろと考えさせられた作品で、隠れた秀作だと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-24 03:45:57) |
2. トスカーナの休日
《ネタバレ》 映画見る前にトスカーナは人の名前かと勘違いしてました(笑) まぁ、それは置いといて。イタリアの景色はとても神秘的で癒された、イタリア料理を囲んで食べたり、話したり、他人でも開放的なイタリア人って暖いファミリーって感じで、いいなーなんて思いました。ただ話ができすぎてるし、よくある話と言われればその通りで、この映画から感じる所はあまりなかったように思います。ただ、不思議とイタリアの街の魅力と淡々と進む話が良いリズムを刻んでいるような、そんな心地よさを感じる映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-09-01 17:19:27) |
3. オリバー・ツイスト(2005)
《ネタバレ》 予告編のイメージとはだいぶ違ってました。少し泣けるのかと期待していましたが、そこまで感情を揺さぶられる映画でもなかったですね。恩を忘れない子供の優しさってとこでジンワリきたのは確かだけど、あの老人はそこまで親切と言うわけでもなかったしね。ビルのあっけない死に方もイマイチだったし。なんか物足りない映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-25 22:31:11) |
4. アパートメント(1996)
《ネタバレ》 なかなかよく出来ていると思います。複雑に交錯する人間模様に最後まで目が離せない感じです。恋愛もののようで違うし、殺人などの要素無しにここまでの展開に持っていけるのはさすがだと思います(リザは例外として)。マックスとリザのすれ違いから始まった話は、実は嫉妬したアリスが仕組んでたこととわかった時は驚きました。それにしても恐ろしい女ですねアリスは、三人の人生を狂わせてますよね、マックスの友達とリザは特にかわいそうでした。全体を通して少し時間軸で混乱する所もありますが、脚本の良さで自分はあまり気にせず見れました。主演の女優さんが魅力的ですごく映画を引き立ててるとも思いました。マックス役の人はどこかで見たと思ってたんですが、オーシャンズ12でしたか(そう言えば強盗役でしたね)。 [DVD(字幕)] 8点(2007-09-24 12:27:53) |
5. ギャング・オブ・ニューヨーク
《ネタバレ》 名作とは言えないとは思いますが、みんなが言うほど悪い作品ではないと感じました。まずこの映画で一番印象に残ったのはダニエル・デイ=ルイスの情熱的な演技、冒頭から思わず彼の気合いのこもったセリフに圧倒された、5年ぶりとは思えないしブランクを全く感じさせなかった。父の敵であると同時に父の一番の理解者であるブッチャーの存在、そして父がブッチャーにしたように同じようにアムステルダムに情けをかける展開は深いと思った。ラストのニューヨークの街並みと墓とU2の曲が余韻を残し、なぜか憎めないそんな映画だった。 [地上波(字幕)] 7点(2007-08-04 03:20:04) |
6. 太陽がいっぱい
《ネタバレ》 映画リプリーはあまり楽しめなかったがこの「太陽がいっぱい」はかなりよかった、いつかアラン・ドロンの映画は見ようと思っていてそんな時にこの映画に出会えてラッキーだった。警察の捜査と周りの人々を巧みなトリックと話術でかわし、危険を回避していく場面はみごとで脚本のセンスを感じた。恋人も財産もすべて手に入れすべてがうまくいったかに見えた直後のあの衝撃的なラストはお見事でした。 [地上波(字幕)] 8点(2007-07-29 16:38:00) |