1. 天使と悪魔
《ネタバレ》 「石造の指があっち指してる!」「じゃぁあっちだ!」「こんどは石造の持ってる矢がそっち向いてる!」「じゃぁそっちだ!」いやいや・・・・・・それ「石造のちん○が左曲がりだ!つまりこの石造は右利きである!」って言うのと大して違わない気が・・・。こんな展開でも音楽が荘厳だとついつい乗せられてしまう。またバチカンという国の持つ雰囲気、そしてトム・ハンクスの演技には絶大な説得力がある。音の力、土地の力、俳優の力を改めて実感させられた作品。 [映画館(字幕)] 4点(2009-06-20 23:37:15)(良:1票) |
2. 太陽はひとりぼっち
ドライですな~。。主人公の女性が子供っぽい笑い方をしては無表情になり、また笑い出しては無表情になり、なんでと聞かれると「分からない」。んードライ。。。。 [DVD(字幕)] 6点(2009-04-27 01:52:50) |
3. 映画に愛をこめて/アメリカの夜
監督はつらいぜ!!けど面白いぜ!!!てな感情がひしひしと伝わってくる作品。しかし映画に対する愛からなのかスタッフ達に対する愛からなのか、あの監督の持つ包容力はちょっとやそっとじゃ真似できませんね。。。ヘタレ男アルフォンスのモデルがいるのかちょっと気になります。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-02-05 03:03:20) |
4. ラストエンペラー
細かい説明は一切ない(というよりできない?)ため、あれこれネットで情報を集めつつ鑑賞。とても2時間半で理解できる人物ではないようです。勉強してからまた見直したいと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-07 11:48:23) |
5. ベニスに死す
友人と美についてあーだこーだ激論を交わしていたグスタフも、タジオの持つ美を前にして成す術もない。掴むことのできなかった美の後をひたすら追い続け、自身の醜い姿をさらし続けるしかない主人公を見て、他人事では済ませられない恐怖を感じます。 [DVD(字幕)] 9点(2008-12-20 00:54:34) |
6. 崖
《ネタバレ》 途中まで主人公は「道」にも出てきた二人の夫婦かと思っていましたが、焦点が徐々に中年親父にシフトしていったのが面白い驚きでした。若い夫婦の現時点での行き着く先がこの中年の主人公であると暗に示されているように感じます。足の不自由な娘を前にし良心の呵責を覚えつつも、わざわざ金を分割してまで体のあちこちに忍ばせる狡猾さ、身勝手さを捨てきれない主人公に賛同も同情も出来ませんが、自身の娘を想う気持ちは伝わってきます。一方若い夫婦はこの先どうなるのか。「家に帰ろう」と言い残した後 映画から完全に消えたところを見ると、主人公とは違う道に進むことが出来たのかもしれません。 [DVD(字幕)] 8点(2008-12-10 15:12:11) |
7. 欲望(1966)
《ネタバレ》 半端なホラーやサスペンスとは比べ物にならないほどの張り詰めた緊張感が映画全体を貫いています。写真を拡大していくシーンが素晴らしい。 作中では折れたギターのネックとプロペラ、拡大に拡大を重ねられた証拠写真と抽象画、死体とテニスボールなど複数の例を取り上げ、真実の主体性と客観性、その曖昧さが鮮やかに描かれています。他人と認識を共有することがどれだけ困難なのか。テニスゲームを見つめ、最後には在る筈のないテニスボールをつかんだ後フッと消える主人公に、何か不気味な怖さがあります。 [DVD(字幕)] 10点(2008-12-10 01:44:44) |
8. 道(1954)
《ネタバレ》 ザンパノを孤独から救おうとする手は二つあった。一人は綱渡りの男であり、やたらと強引なちょっかいを出してはくるが、ザンパノの自己主張の方法がどういったものなのか、ただ周囲との亀裂を生じさせることしか持ち得ていないという事を良く理解し、彼との関係を保持しようとしていた様に思う。 もう一人はジェルソミーナであり、ザンパノの表裏両面を知ったうえで、純粋に愛を通して共に存在理由を見つけようと呼びかけていた。彼女自身もまた、綱渡りの男によって救われている事はとても興味深い。 ザンパノはこの二つの手、二つの道を前にしてどのような行動に出たのか。その結末は決して他人事ではなく、むしろ多くの人が陥るだろう過ちを示してくれていると思う。 [DVD(字幕)] 10点(2008-12-07 05:18:27) |
9. 気狂いピエロ
《ネタバレ》 溢れんばかりの美的センスを注ぎ込み、「フェルディナンは頭でっかちのヘタレ。」を全力で表現した映画。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-29 02:43:34) |
10. カビリアの夜
《ネタバレ》 カビリアが本当に可愛い。彼女のリアクション一つ一つに自然と表情が緩んでしまう。同じ笑顔でも、一気に現実へと引き戻される「街の灯」とは対照的なラストシーン。あえて楽観的でシンプル、だからこそストレートに人生における教訓を伝えて貰った気がする。 [DVD(字幕)] 9点(2008-11-29 01:35:47) |
11. フェリーニのローマ
《ネタバレ》 昔のローマを懐かしみ、現代のローマに疑問を感じていても、それを受容し 最期までローマと共に生きたいというフェリーニの感情がひしひしと伝わってくる。皆で過ごす賑やかな食事風景が過去と現在を繋いでいるというのもなかなかにくい。 人物を崇拝しているのか身に着けた衣服を崇拝しているのか、巨匠だからこそ許されるのだろう教会への皮肉は強烈の一言。若者の行く末を案じているようなカットで映画は終わるが、フェリーニは現在のローマを見てどう感じるのだろうか。 [DVD(字幕)] 8点(2008-11-28 17:44:02) |
12. 世にも怪奇な物語
《ネタバレ》 1作目。フォンダが美しい。後半はひたすら彼女のPVになってます。 2作目。俺があいつであいつが俺で。ストレートな作品でした。 3作目。素直に凄い。怖い。しつこい程こだわりが感じられるシーンの数々、初フェリーニにラストまでただひたすら圧倒され続けました。 [DVD(字幕)] 8点(2008-11-19 02:25:15) |
13. 自転車泥棒
《ネタバレ》 ラスト、群集に迫られる父を追うブルーノの鋭い眼差しにやられた。俺なら、警察がいるとはいえ集会場前に停められた大量の自転車の中からおひとつ、あふれ出てきた人並みにまぎれて盗むなぁなどと考えてしまった。 許されたアントニオにかけられる「神に感謝しろ」というセリフに、宗教や社会に対し強烈な皮肉が含まれているように思う。 [DVD(字幕)] 8点(2008-10-23 01:39:57) |
14. ニュー・シネマ・パラダイス
《ネタバレ》 映像もさることながら、モリコーネが素晴らしすぎる。 是非また来日して頂きたいです。 [DVD(字幕)] 9点(2008-05-01 17:09:01) |
15. 題名のない子守唄
一言では言い表せない妙な後味。 もしもDVDが出てから家で初見していたら間違いなく 途中で鑑賞を止めてしまいそうな映画。 [映画館(字幕)] 8点(2007-09-20 21:46:57) |