41. ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄
《ネタバレ》 ニューヨークがまだ集落だった頃から続く謎の失踪。 ケルトの女性とその子供たちを火炙りにした直後なら、見当がついて住民たちが何か手を打ってそうな気もするんだけど、現代まで完全に放置されてたみたい。 話は歴史として見れば結構壮大なストーリーなんだけど、ニコラス・ケイジ一家だけでほぼ対処するコスパの良さが光る。 霊媒師の女性もこっぴどくやられちゃうんだけど、もう少し禍々しい悪霊の設定を観たかったかな。 一番怖かったのは連れ去られた数えきれない子供達が地下に閉じ込められているシーン。 130年前から誘拐が始まったと考えても、一年に3人だからざっと400人。 でも、アメリカで失踪する子供達って、もっと多いんだろうな、なんてことが頭をよぎる作品。 とにかくチャーリー役の男の子がかわいくて、そこは高評価したい。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-10-09 20:45:08) |
42. トールマン
《ネタバレ》 テーマは重いんだけど、観る者を惑わす展開が意外過ぎて、そっちの方に気を取られてしまった感が否めない。 それに、ジェニーのように自ら望んで誘拐された子供はごくわずかで、ほとんどが単なる誘拐で人身売買ではないかと。 せめてデヴィッドの母親がろくでもない母親だとわからせる演出や、ジェニーがいかに今の生活を疎んでいるのかを描くシーンが欲しかった。 そこは残念だけど、ジェシカ・ビールが、自らの命を代償に子供達を守ろうとしたのがじわじわと分かる感じは良かった。 誰にも知られてはならない事実だから、悪党として死んでいくしかない。 そこが映画のラストをなんとも歯がゆいものにしている原因だろうなあ。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-05-09 22:52:04) |
43. サイレントヒル:リベレーション3D
《ネタバレ》 3Dで視覚的に楽しむ映画、ということならまあ及第点、かな。 新たなクリーチャーとして登場するマネキンの蜘蛛もかなりの薄気味悪さ。 盲目のナースは、前作では音ではなく光に反応していたような気もするが、まあ硬いことは言うまい。 父親を救うために危険を冒してサイレントヒルに行く、という不要不急の必然性もほとんど感じられない目的なのが惜しい。 前作は娘を救うため、という悲愴感が柱になっていたのだが、今回は教団側のボーイフレンドまで付いてくるというピクニック仕様。 そして一番残念だったのは、サイレントヒルが持っていた、街としての透明感というか、浮遊感というか、つかみどころのなさが失われてしまっていたところ。そこがこの前作の雰囲気を醸成していたと思うのだが、今回は日常感に溢れていて、サイレントヒルの世界に没入できず。 そもそもリベレーションってなんなんだろうね。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-02-23 20:27:16) |
44. バイオハザードV リトリビューション
《ネタバレ》 ステージをクリアして次へ進むってのは、確かにゲーム感覚。 アリスが死ぬわけないから、ある意味安心して観られる。 家庭的なアリスを挟んだのは、ドーン・オブ・ザ・デッドへのオマージュ?って思ったけど、でも、あれロメロじゃないよね。 常に陰惨な雰囲気のあるバイオシリーズの中では、かなり新鮮な展開。嫌いじゃなかったな。 でも、クローンの娘を助けることにこだわっちゃあ、アリスじゃなくてリプリーになっちゃうんだけど。 終始軽いノリで、緊迫感が一番あったのは実は家庭的アリスが襲われるシーン。 そう考えると、ゾンビ映画の醍醐味って、日常生活が破壊される恐怖をジワジワと感じるってことに尽きるのかなあ。 バイオシリーズは、ゾンビありきだから、その点は他のゾンビ映画に比べると不利。 だから、思い切ってアクションに振った監督の手腕はやはり評価したい。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-11-28 20:43:25) |
45. リグレッション
《ネタバレ》 リグレッションってなんだよ。 なんでちゃんと日本語に直してくんないんだよ。 なんかオカルトっぽい響きだからそのままでいいじゃん、みたいなのもう止めようぜ。 観終わってもなんか頭に少しも入って来ないんだよな。 でもイーサン・ホークはやっぱいい役者だなあ。 でもってエマ・ワトソンは綺麗すぎて貧しい一家に育ったって言われても全くそんな感じがしないのは問題。 きっと彼女もその点を悩んでるんじゃないかな。 アンジェラと婆ちゃんがエマの一人二役では?最近の特殊メイクすげーなーって思いつつ観終わって、エンドロールで確認したら別人だった。 私以外にもそんな人いない? [インターネット(字幕)] 6点(2020-02-25 00:22:38) |
46. IT イット “それ”が見えたら、終わり。
《ネタバレ》 自転車で冒険に行く、というのは、なぜかワクワクしてしまう。 子どもと自転車って、本当に不思議な組み合わせだ。 あの時代をもう二度と取り戻せない、若干の羨ましさを感じつつ鑑賞。 ただ、のっけからちょっと引き気味に観ることになってしまったのは残念。 腕は噛み切っても切らなくても、ストーリーに影響してこない。なら、やっぱり見たくなかったかな。 [DVD(字幕)] 6点(2018-09-01 02:16:59) |
47. エイリアンVS. プレデター
《ネタバレ》 公開当時に観た時はもっと面白かった印象なんだけど、テレビ画面で観るとちょっとつらいものがあるかなあ。 エイリアンとプレデターを戦わせるって、ロボットものとか好きな人にとっては夢みたいな映画だよね。 私も全然嫌いじゃないし、エイリアンとプレデターそれぞれの映画とは別の、お祭り映画と思って観たら、まあ意外と楽しめるんじゃないかな。 フェイスハガーとか自爆用の核を持ってるとか、そういう各キャラクターのポイントはしっかり押さえてあるから、観ていて不満はない。 ウェイランド社がエイリアンにこだわる前日譚的な展開も、本家の方は嫌だろうけどまあ納得できるレベル。 肩肘張らずに、楽しんだもん勝ち。な映画。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-10-31 18:11:20) |
48. ゾンビーノ
《ネタバレ》 日本版のタイトルが絶妙。 突き抜け具合に少々不満は残るものの、悪意のない主要人物たちの倫理観の欠如は呆れるほどのひどさで、その点は突き抜けている。 それにしても、ゾンビとの共存社会は、人の命の重みがペットと同レベルにまで下がっちゃうんだなあ。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-09-25 14:57:54) |
49. ラプチャー 破裂
《ネタバレ》 ノオミ・ラパスって、仕事選ばな過ぎな感がある映画。 ドラゴンタトゥやプロメテウス、チャイルド44ですっかり戦う女性役が板に付いちゃったけど、この映画は、少し疑問符。 拘束を解いて逃げ出すシーンはハラハラ感があるけど、結末がどこに向かって行くのか、結局よくわからずじまいで消化不良気味。 しかも最後「破裂」しちゃうって。 ノオミは最後まで抗って、勝つことを期待していただけに残念。 彼女には負けない女性を演じさせて欲しかったという私の勝手な希望を壊されたので、申し訳ないけどちょっと減点。 [DVD(字幕)] 5点(2018-09-30 13:54:15) |