1. 木を植えた男(1987)
短編映画ですが、パステルの描画が次から次へと流れる様な表現が実に素晴らしい。淡々と木を植え行く一人の男を主体として描き、また様々な風刺や環境問題も扱っており、レトリック表現を使っての問題描写が多い作品の中、そんな本作は直接的で強いメッセージ性を感じるので、敢えて子供たちに観て欲しい良質なアニメーション作品。 7点(2003-11-29 21:59:47) |
2. ポーキーズ
自分で映画登録したクセにその存在をスッカリ忘れていた(笑)。…自分は当時小学生だったので深く考えず(…と言うか、どういう映画か知らず)にTV放映時に観てしまったせいで、印象はあまり良くなかったですね。「グローイング・アップ」の方は知りませんが、やっぱり“アレ”しか頭に無いのか!…とやや呆れて観た記憶が有ります。1950年代と言う古い時代設定で今程刺激の多い社会ならいざ知らず、売春宿“ポーキーズ”が唯一彼らの思春期を感じられる場所…と言うのは分からないでも無いが。ちなみに、ウォーレン・コーチが女教師・ハニーウェルを“ラッシー”と呼んで犬の遠吠え…と言うのは、ちょっと…ヒキました(2回目は笑ったが)。バカらしいと思いつつ、ついつい観てしまう青春映画。ちなみに、本作で流れる50年代・懐かしのヒット曲「オンリー・ユー」など、挿入歌として聞けたのは悪く無い。こういう映画は高校生ぐらいに観れば良かったのかもしれませんね。 4点(2003-11-08 16:59:05) |
3. 赤毛のアン〈TVM〉(1985)
世界名作劇場のTVアニメも好きで観ていました。個人的にも大好きな作品の一つですが、この映画は客観的に見ても良い作品に仕上げていると思う。主人公・アン・シャーリーを演じたミーガン・フォローズは、その年齢と太った体型で一度オーディションに落ちたが、演技力が高く評価され、見事3000人の中からアン役に抜擢された。勿論、以降の続編「続・赤毛のアン アンの青春」、完結編「赤毛のアン アンの結婚」の三部作にも主演している。作品の評価は、ルーシー・モード・モンゴメリの原作を綺麗に映画化し、アンの世界がそのまま観れる映画であるという点。続編にあたる「続・赤毛のアン アンの青春」もとても良い。 7点(2003-06-01 00:58:48) |
4. アポロ13
無重力空間でフワフワ浮く宇宙飛行士。「CGやワイヤーを使ったにしても良く出来ているなア…」と思っていたら、メイキング番組を見て驚いた。二番煎じ的コメントで申し訳ないが、無重力空間のシーンは一切CGもワイヤーも使っていないとは…!! えッ、まさか本物の宇宙???…ではなくて、実際は飛行機の内部にアポロの内部のセットを造り、飛行から落下の際に生じる人工無重力状態の中で撮影したそうで、大変な労力と時間、そして危険な状況の中で出来た映画であった。トム・ハンクスがその苦労を語るのが良く分かる。実話としても有名な話を、これだけの歳月がありながらまんま映画化した点では、転んでもタダじゃ起きないアメリカ魂を見た。今では懐かしい、アポロ時代も見れて嬉しい限り。当時は、同名の有名な菓子や切手(米)が発売されたりして、話題となったものだ。また、諦めない事がどれだけ大切なのか、努力は必ず報われる、という教訓もある。ちなみに“13”が示すの不吉な数字が、アメリカ(外国)で信じられているのが分かった気がする…。 8点(2003-05-16 00:52:03) |