1. ケース39
結局ナニがどうしてああなっちゃったワケ?という疑問が残る後半の展開だけれど、後味は悪くないし、それなりに楽しめた。 ただ、レネー・ゼルウィガーが出るような作品かどうかという疑問も激しく残る。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-11-05 20:11:56) |
2. 第9地区
まったく予備知識ナシで観賞し、もうすっかり参った状態。 なんと独創的で示唆に富んだ作品でしょう。 まず、エイリアンが難民で、それがヨハネスブルグでかつてのアパルトヘイト政策のように隔離されているという状況が斬新。 これまで観たどんなSFとも違う、まったく新しいエイリアンものにグイグイ引き込まれた。 宇宙人像はどこかで見たような、甲殻類そっくりの醜悪なルックスなのだけれど、そのエイリアンに対して人間が行う所業はさらに醜悪、ゲスの極み。 途中から完全にエイリアンに感情移入させてしまうのだからスゴイ。 ものすごくなさそうでありそうな話しではないだろうか。 娯楽映画として十分楽しみながらも、自分だったらこの招かざる客に対してどのような態度で接することができるだろうか?とか、自分がもしエイリアンの立場になったら…、いや、それよりクリストファーは戻ってこられるのかしら?、などと、様々に思いを巡らせてしまった。 文句なしに楽しめて、想像や思考を存分に広げることができる、近年のSF映画では群を抜いて素晴らしい作品。 [映画館(字幕)] 9点(2011-10-14 01:21:15)(良:1票) |
3. ナイト ミュージアム2
絵の中に入れたら楽しいだろうな! [CS・衛星(吹替)] 5点(2011-08-24 17:46:16) |
4. 2012(2009)
いや~、楽しかったです! 前半のカリフォルニア壊滅シーンでは、主人公一家が神がかりとしか言いようのない危機回避能力で、地割れやビルの崩落から逃れ続ける。 そのCGのまあお見事なこと! 「スゴイ~~!あり得ない~~!!わははは~~」と、さすがに声には出さないが、肩を揺らして爆笑するわたしを、睨む隣のヒト…。 だけど、正直ウキウキしてしまうんだから仕方がない。 ってか、この映画、コメディなんじゃねーの?コメディなんだよね?? というワケで、ここまでの凄い技術をコメディに注いでくれる、その贅沢さに4点献上! [映画館(字幕)] 4点(2009-12-18 06:48:18) |
5. 死ぬまでにしたい10のこと
淡々と、しかし丁寧に小さなエピソードを積み重ねていく。 決してドラマチックでも衝撃的でもない、普通の人の普通の死をリアルに真摯に描いている。 17歳で母になったアンの最期の望みは、髪型と爪を変える、娘達に毎日愛してると言うなどの慎ましやかなものから、密かな恋愛まで色々ある。 しかし、眠りについた夫に呟く「私を忘れないで」が、本当のたったひとつの切ない希望だったのではないだろうか。 実に身につまされる、切なく哀しい作品。 7点(2004-05-10 18:33:40) |
6. デッドゾーン
まるで主人公の心象風景のような寒々とした風景描写。望まずしてサイキックになってしまった彼の孤独と、一途な愛が丁寧に描かれている繊細な映画。クリストファー・ウォーケンの哀しい笑顔がいつまでも忘れられない。スティーブン・キングとデイヴィッド・クローネンバーグ両人の最高作品でしょう。 10点(2003-06-13 12:26:26) |
7. アポロ13
文明とは、まさに偉大なる失敗の積み重ね。結果ではなくそこに至るプロセスこそがドラマだということを強く感じた。あと一歩のところで、夢に手が届かない主人公の切なさに泣けた。CGを駆使したリアルな映像はもちろん、管制室の人々の熱い思い、地上で信じて待つ家族など人間ドラマの描き方も秀逸。 9点(2003-05-28 11:56:19) |