1. 白い刻印
一面の銀世界、社会不適合父子に掻き回される町。母、元妻、娘、恋人関わった女性達が不幸な結末を迎える度に気分が冷めていった。燃え盛る納屋を見つめるラストでなく自分も納屋で一緒に燃えて終えるくらいの潔さが欲しかった。親父が悪いという結論は見せたが主人公自身の責任感が伺えない。重たい雰囲気と裏腹に内容には重みがない一品。 3点(2004-04-29 04:08:53) |
2. 翼をください
期待は通り、それ以下ではない。トリーがどっかの段階でポーリーとの愛に戻っていく事を最後まで期待していた、邦題から結末は予想していたが。自分が愛して欲しい恋人からも親からも突き放されたらつらいね、あそこまでトリー一人に固執するのは理解できないけど。女子高内の誰が悪いと言う事でなくポーリーに愛を持たない母親やトリー在り方次第で見放しかねないその父親を例に、子への無条件の愛の大切さやこんな悲劇が他人事でない事を全ての親に訴えている映画の様に感じた。女子高生の悲劇の結末の映画ってダイレクトな感情が見れて結構好き。緑に囲まれて美少女の競演が映像的に心地よい、手抜き無しのレズシーンも一文字で美。あまり触れたくないんだけど劇中結構登場するアジア人の不細工な女の子を何とかして欲しい、加えてあの自信満々な振る舞いには吐き気すら覚えた。展開的に不要、綺麗な映像にもマッチしない、ストーリーそっちのけで水をさす、退場。 8点(2004-04-29 03:33:28) |
3. 冷たい月を抱く女
冷たい月=Maliceってイメージなのかもっと深い意味なのか、まあ抱きたけりゃ勝手に抱いてればいいんだけど邦題に「女」なんて答え出されたら犯人を追いかけるサスペンスの醍醐味が全く無くなる。原題で鑑賞したかった、前記により2転3転するスリリングなストーリーを楽しむ事は当然出来なかった。他人の人生を手のひらで転がすニコール・キッドマンの情熱的な身体と涼しい視線はかなりいい。があそこまで真性の悪役だと怖さばかりで彼女の魅力を感じる意味で適役とはいい難い。レイプ殺人魔や女を追い詰めるビル・プルマンのナイーブな男の切れた感じが良かった。 6点(2004-03-10 22:46:37) |
4. レッド・ブロンクス
これ何年かぶりに見ても思い出すシーンが結構あるのに楽しめないのは脚本に美術・大道具がなじんでないからだと思う。そんなことよりNY舞台だからって気合入れたんじゃないんだろうけど、ジャッキーのファッションを何とかして欲しい。パンツもトップスも‘パッツンパッツン’なんだよね。 4点(2004-03-01 21:46:58) |
5. ヴァージン・ブレイド<TVM>
いわゆるジャンヌ・ダルクの伝記映画。ジャンヌ=リリー・ソビエスキーが可愛すぎる、いわゆるコスプレ。何千何万の兵といったとこで映像ではどう見ても何百何千くらいだったね。リリーが風景と調和して気持ちがいい映像。親父が「俺の娘よ」ってひそかに言ってジャンヌが泣く、僕的にはここで簡潔。火あぶりされるシーンを受け入れたくなくなるジャンヌ・ダルクにしあがっている。鑑賞後のジャンヌへの印象はリュック・ベッソンの映画と180度違った。 8点(2004-01-21 00:10:21) |
6. X-ファイル ザ・ムービー
ついにスカリーが辞めて感動の話かなと思ったら、ミツバチに刺されてしまった。殺すのはやりすぎだろうと思ってたらモルダーの救出劇、このコンビは永遠なんですね。 7点(2004-01-12 19:00:37) |