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プロフィール
コメント数 2308
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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21.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》 
 正直言ってなかなか退屈な映画。いつか面白くなるだろう、いつか面白くなるだろうと思っていたのに、ちっとも面白くならない。  大人たちのヒューゴに対する扱いが冷たくて、見ていて不愉快。子供からノートを取り上げて、『これをどうしようがわしの勝手だ。』で、後日灰を渡すなんて、ドン引きです。結局燃やしてはいなかったみたいですが、それもイザベルのフォローがあってわかったこと。こんな大人気ないパパ・ジョルジュが、なぜかこの物語の中心人物かつ悲劇の主人公みたいな扱い方をされてついていけません。  そう、この映画って主人公が2人いる。ヒューゴとジョルジュ。  てっきりヒューゴが天才的な才能を持っていて、その発明でみんなを幸せにし、自らも幸せになっていく、そんなストーリーを勝手に想像しちゃった自分も悪いのかもしれませんが、そんな感じのジャケ!タイトル!中身は全然別モノ!  一応サクセスストーリーではありますが、爽快感、カタルシス共に弱い。  かといって、コメディ的面白さはない。感動もない。美しい映像はありますが、心躍るようなアニメーションはない。ハラハラするシーンがあるにはあるが、そのほとんどが公安との追いかけっこ。  映画は娯楽。『楽しませてくれなきゃ。』と思っている私にとって、なんとも相性の悪い作品です。  ただ、ジョルジュ・メリエスの作品をいくつか見られたことだけは収穫でした。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2019-10-21 03:22:49)(良:3票)
22.  イーグル・アイ 《ネタバレ》 
 謎の女の正体・・・。それは・・・!。  よくあるプロットなのに、騙された。  『銀行口座』『電光掲示板』『信号』『配送先』『携帯』『ドアのロック』『無人戦闘機』、小さなものから大きなものまで、なんでもかんでも『乗っ取り』『操作』。『それは無理だろ』っていうのも結構あるけど、その勢いとアイデアが好き。  だから最初から最後まで手に汗握ら・・・ない。なんだろう、手に汗は握らないんですよね。  1つ1つの仕掛けはユーモアに富んでいて面白いのですが、それが一発芸で終わっちゃっている感じがしまして。点と点が結びついて線になり、それがストーリーとしての面白さにつながるというところまでいっていない気がするのです。  それに、追いかけてくるFBIと空軍女性士官、ちょっとジェリーを最初からテロリストと決めつけすぎじゃないですかね。  『アメリカ社会が報復テロの脅威にさらされたのは、現大統領と現政権のせいだ。』といって、テロリスト顔負けのテロ行為を繰り広げる最高頭脳コンピューター『アリア』。そんな矛盾にも気付かないとは、最高頭脳もたいしたことないな。  なーんてことを考えながら、最後まで目が離せなかったのは間違いないですね。  アイデアの映像化という点では成功していますし、無人戦闘機から逃げるアクションは凄い迫力なので、一見の価値はあるかと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-04-18 04:01:54)(良:3票)
23.  トト・ザ・ヒーロー 《ネタバレ》 
 誰しも、特に劣等感に苛む男の子であれば、いわゆる「厨二病」みたいに憧れの自分や憧れの世界をイメージしては楽しむ期間が来るのでしょうか。  現実世界におけるトマ自身の人生と、メタファーとも言える「トト・ザ・ヒーロー」の空想部分とは、まるで逆のストーリーが進行し続けます。当たり前ですけど・・・  現実世界では、幼少期にみんなからばかにされ、愛する父を失い、自分のせいで溺愛していた姉を失い、青年期には愛する姉似のエヴリーヌと自らの意志で別れます。そしてそのほとんどに、アルフレッドが関わってくるわけです。  彼の精神状態は、「トト・ザ・ヒーロー」というもう一人の自分を空想の世界に創り上げることでバランスを保とうとします。普通は早い時期にこの精神状態から脱却するものですが、姉が死んでしまって、姉の成長があそこで止まってしまったことと、彼の恋愛に必ず一歩先をゆくアルフレッドが登場することで、彼はこの世界から全然脱却できません。  この映画の唯一の救いは、終盤、彼が真実を知り、現実の世界を生まれて初めて肯定するところにあるのでしょう。  アルフレッドの身代わりになって撃たれる瞬間と、「トト・ザ・ヒーロー」が撃たれる瞬間、今まで全く違う人生を歩んでいた二人の姿が完全に重なります。そう、この一瞬でずっと憧れていたもう一人の自分に、「トト・ザ・ヒーロー」になることができたのです。  なんかこうして書きながら整理していると、すごく良い映画のような気がしてきた・・・  ですが見ていたときは本当に面白くなかったのです。  いや、もうやばいくらいに。  ですので、勇気を出して、正直な気持ちを打ち明けます。  3点です。  周りを気にする「たきたて」は10点の評価をつけていますが、「タキタテ・ザ・ヒーロー」が3点の評価を出しています。
[DVD(字幕)] 3点(2013-05-26 15:38:42)(良:3票)
24.  キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 《ネタバレ》 
 評価が高かったので期待はしていたのですが、はっきり言って期待以上の出来です。見所多い。時間を忘れる。最高級エンターテイメント。アベンジャーシリーズ9作目まで見てきましたが、今のところシリーズ中最高傑作。  まずスピード感。これが凄い。そしてアクション。キレが違います。格闘、武器、カーアクション、空中戦とバラエティに富んでいるのも良かったですね。そしてどのバトルシーンも最高に面白い。  主役から脇役に至るまで、魅力的なキャラクターが勢ぞろい。キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ファルコン、ウィンターソルジャーはもちろん、ブロック・ラムロウやエージェント13も脇役ながら凄く良い。特に管理室みたいなとこで、ラムロウ、13をはじめとして、みんながお互いに銃を向け合う緊迫したシーンが最高に好き。これこれこれ。こーゆーのを待っていたのです。  ウィンターソルジャーは今作では敵役でしたが、次作では味方として登場してくれるのでしょうか。楽しみで仕方がないです。  シリーズものも悪くないですね。  また、個人的に『回想シーン』ってあまり好きではないんです。特にこーゆーアップテンポな映画の場合、作品のノリが損なわれることが多いから。ですがこの作品では必要最小限に、それでいて最大限の効果が発揮されるような回想シーン。スティーヴがバッキーとの思い出を思い出しているシーンで、もうばりばりに感情移入できて、面白さがぐっと増しました。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-02-23 12:44:04)(良:3票)
25.  マンイーター 《ネタバレ》 
 『こんなジャングル・クルーズは嫌だ!』みたいな作品。  何かの陰謀とか、実験とか、生物兵器とか、遺伝子操作とか、そんな雑味はいっさいなし。ただでかいワニがいた。そして人を食う。それだけの映画。なんと潔いのでしょう。  このリアルワニワニパニックの巨大ワニの存在を、地元の人間が誰も知らない。なぜならこれはB級だから。  パニック映画としては一定の水準を満たしているのではないでしょうか。  『ジョーズ』の舞台を『ジャングル・クルーズ』に変えただけですね。  ホラーやパニックにたいして新しい風を求めない私とは、とても相性が良い。  ワニの巣穴に迷い込んでからの攻防はなかなかの迫力。リアルな恐怖心を感じられます。ワニが水中に入ってスーってこっちにやってくるときの恐怖はジョーズに通じます。  ただねえ。こーゆー映画ならではの『登場人物たちにイライラ』なーんて悪習まで踏襲する必要はないんです。その筆頭はケイト。ツアー客を自分の勝手な判断で巻き込むなんて非常識。更にはツアー客に死傷者多数。自身も大怪我して、みんなにこれからどう償っていくんだい、と心配していたら、そんな彼女がピートに一言。『ツアーはどうだった?』いやいやいや!これだけ死人を出しといてその冗談!こいつまじか!  ピートはピートで会ったばかりのガイドの女性のために、そこまで命をかけるかね。  何とも理解に苦しむ人たちです。今回ばかりは二人ともワニに食べられちゃっても良かったです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-04-12 21:12:57)(良:3票)
26.  X-MEN2 《ネタバレ》 
 前作よりも、ミュータント個々人の見せ場が増加。前作の主要メンバーの活躍はもちろんのこと、ナイト・クロウラーという新メンバーの目覚しい活躍が楽しい。また、パイロの火炎ショー、アイスマンの氷の壁、シャドウキャットの物体すり抜け、全身鋼鉄のコロッサスの活躍など、主要メンバー以外の見せ場がちょっとずつ出てきたのも、この世界の広がりが見えて嬉しい。  ストーリーは前作に比べると複雑化。ストーリーが複雑というより、見せかたが複雑になっています。『ストライカーはミュータントの息子に奥さんを殺されたことを逆恨みして、全ミュータント抹殺の復讐計画を立てる。それは困るとマグニートとX-MENが手を組む。』たったこれだけのことなのに、随分わかりづらい脚本にしちゃったせいで、わかりづらさのほうが目に付いちゃいます。そうでなくともこの登場人物の多さに加え、多種多様な能力のオンパレードなんだから、ストーリーはスパイダーマンくらいシンプルなほうが絶対面白いと思うんですけどね。  今作は能力の見せかた、能力の使い方が理にかなっているシーンが多く、それだけでも盛り上がります。『能力展覧会』という点に関しては、前作よりスケールアップで楽しめます。ビジュアル的にも迫力あるシーンが多いですね。『学園襲撃⇒パイロの火炎ショー⇒戦闘機の追跡をかわすときのストームの竜巻⇒ナイトクロウラーのテレポレスキュー』の一連の流れを見られる中盤が、個人的には一番盛り上がります。後半はいささか失速気味になりましたが、3作目へのつなぎと考えればこんなものかもしれません。  昔ゲームセンターで、『ウルヴァリン』と『サイクロップス』をよく使っていました。この二人、めっちゃ強いんです。格ゲーが苦手な僕でも使いやすくて。ですので、脇役が活躍するのが好きな自分としては、自分が使っていたキャラ以外が大活躍するこのシリーズはほんと好きです。  3作目はまだ見たことないので、3作目にも期待ですね!
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-06-22 14:59:33)(良:3票)
27.  トゥルーマン・ショー 《ネタバレ》 
着眼点が凄い。1回目は10年以上前に見ました。そして3ヶ月ほど前に2回目を見ました。1回目見たときより、あらすじやオチを知っている2回目のほうが、この映画の面白さを満喫できました。最初に照明が天から降ってきたり、自転車から降りた奥さんがさりげなく商品の宣伝をしたり、双子が広告のある壁にわざわざ主人公押し付けて話をしたり、冒頭からネタの宝庫です。おそらく初見では最初の30分くらいは気付かずに見過ごすネタが多いのではないでしょうか。
[DVD(字幕)] 9点(2011-07-04 16:21:03)(良:3票)
28.  勝利への脱出 《ネタバレ》 
ちょっと本格的な「警ドロ」みたいでした。 脱出できたけど、「スタローン、みんなを助けるために戻ってきましたー。」 あそこまで穴を掘らせといて、子供に花を持たせて伝言までさせといて、「お前がキーパーやってくれなきゃ、負けてしまう。」とか言って、もう脱出よりサッカーに夢中。もちろん逃げない。 そして最後結局逃げるときも、あの穴は使わない。穴をほった人たちは、きっと穴の中でみんな呆然。穴を掘らせた人たちは、みんなで大騒ぎしながら、堂々と脱出。「最初から掘らせるなよー。」 ドイツの将校はえらく協力的で、理解があって、良い人。なのに中盤と、最後に裏切られる。でも、「まあいいか。」みたいな感じで微笑んでいる。 よし、みんな最初から戦争じゃなくてサッカーやろう。って思ってしまいました。 結構緻密な準備や複線を、惜しみなく台無しにするのはちょっとうけます。
[DVD(字幕)] 5点(2011-07-19 04:48:12)(笑:2票) (良:1票)
29.  コラテラル 《ネタバレ》 
 普通のタクシー運転手が、殺し屋の仕事になぜか付き合わされる物語。  この『なぜか』の部分の説得力が弱く、多少強引な展開ではあるが、許容範囲。  登場人物が多すぎないのが良いですね。自分好みです。  それに大部分はヴィンセントとマックスの二人が中心となっているため、変に凝ったサスペンスよりすっきりして見やすいですね。  ただ、シーンとシーンをつなぐ『タメ』のようなものが長すぎて、ややクドイ。  そーゆー雰囲気を作りたいのはわかるのですが、中だるみを引き起こす原因になっているような気がします。  ストーリー自体は、ある種の哲学を感じますし、何かのメタファーなのかなって思う部分もありますが、やはりシンプル。  こーゆーストーリーであれば、変に間を置かずに、テンポよく進んでいったほうが良かったんじゃないかな。  要所要所のアクションは瞬殺パターンが多くて好き。迫力があるし、サスペンス色が強くなります。  ラストの攻防も見事でしたね。  こんなに怖いトム・クルーズを見たのは初めてです。  特に地下鉄での『降りたいけど降りられない。』という状況の作り方がうまいです。  いたってシンプルな構図だけに、緊迫した雰囲気がよく伝わってきます。  総評。中だるみする部分はあるものの、気にならない程度。全体的にスリリングかつサスペンスフルで面白かったです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-03-25 04:30:48)(良:3票)
30.  ノッティングヒルの恋人 《ネタバレ》 
 誰もが一度は憧れる有名人との恋。土台が面白いのですから、どう料理しようが面白くなるに決まっています。いえ、むしろ素材が良いからこそ、あれこれ手を加えずに素材の味を楽しむほうが良いのでしょう。だからあえてベタでストレートな脚本にしたのだとしたら素晴らしい。  アナ・スコット(ジュリア・ロバーツ)が大女優であり、その設定を活かしたプチドッキリ満載の演出が、ストーリーに起伏を生み出しています。特に妹の誕生日に参加するシーンは一番好きですね。ここでの脇を固める人たちのリアクションは理想的すぎます。心は舞い上がっているのに、平静を装おうとする感じが微笑ましくて楽しすぎます。アナに出会う人たちが、すぐにはアナと気づかないベタな演出は最高です。  はじめは何故タッカー(ヒュー・グラント)にアナが魅かれたのか意味がわかりませんでしたが、彼の普通すぎる人物設定が既に普通ではない魅力となっていたのでしょうか。大女優が目の前に現れて、少々驚きながらも自然体で振舞えることはすでに一つの個性なのかもしれないです。そこにアナが魅かれたのだとしたら、後半のアナの科白とも合ってくるし、至極納得です。ヒュー・グラントは『普通すぎる魅力』というものを上手く表現していたと思います。  本作はべたなラブコメの『べた』の良さを存分に引き出しています。本作は夢を見させてくれる映画。逆に、映画だからこそ可能になる世界。見た後、ハッピーになれる作品。ラブコメはこれくらいわかりやすくて、ハッピーなものが良いですね。
[DVD(字幕)] 8点(2015-03-22 19:38:41)(良:3票)
31.  ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 
 最初が強盗2人組。次がエド・ハリス率いるマフィア3人組。ラストがマフィアのボスで実の兄であるリッキー達4人。こーゆー構成は結構漫画チックで、かつ王道。エンターテイメント作品としての定石を踏んでいます。でもその内容は全然別物。こんなに暴力的で、かつ美しいバイオレンスアクションは、未だかつて見たことがないかもっていうレベルです。  最初のかませ犬的扱いをされる強盗2人組だって、プロローグでの圧倒的な存在感は、雑魚キャラのそれではないわけです。この2人がメインになっていたっておかしくはない。その2人が瞬殺されたとき、この映画は普通ではないと気付きます。  でもこの作品で特筆すべき点は、バイオレンスよりアクションより、むしろそのドラマ性にあるのかもしれません。夫婦愛。親子の絆。『父は昔マフィアだったらしい。かなりひどい人間だったのかもしれない。』そのことを知った妻が、なんとなく察した息子が、父親とどう接するのか。この映画での解答は、『ただひたすらうろたえる。』これが相当にリアルです。そりゃあまりにも今までの父とその正体とのギャップがありすぎて、答えなんかすぐに出せるわけがないんです。  ラストで、無邪気な娘は父にお皿とフォークを。息子はとまどいながらも料理を父のほうへ差し出す。これが血のつながり。子供達にとっては『それでも父親だ』というメッセージ。では妻はどうか。最後の妻の表情だけでは、正直私にはよくわかりません。このまま夫婦を続けるのか。それとも・・。そうか。ここだけは、見ている私達の価値観で、『君が同じ立場だったらどうするか、自分で決めろ』っていうメッセージなのかもしれないです。ほんとかなぁ。  でも私はここまでいろいろ述べたのに、見ているときは全然違うことを考えていました。『こーゆー過去があるって憧れる。かっこいい。しびれる。』と、ずれたことを思いながら、一人興奮していたのでした。  息子のエピソードもかなり良かったですね。いじめられっこに見せかけて、抑えられないサラブレッドの血。やばいっす。
[DVD(字幕)] 8点(2018-03-20 02:43:22)(良:3票)
32.  ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 《ネタバレ》 
 技術の進歩は素晴らしい。ただただその映像美と迫力に酔いしれます。最高です。  正直、ストーリー、脚本だけでいくと7点くらいなんですが、映像技術の素晴らしさに+1点です。  個人的には、今作もⅠには及ばない、というより、テイストが違うので個人的な好みからいくとⅠのほうがやや好きかも、というほうが正確かもしれません。  ただ『チームプレイ』という意味においては、今作はシリーズ中最高に面白いのではないでしょうか。  ラストプレイで、それぞれの戦いが同時に決着した瞬間、核ミサイルが起爆せずにぶつかっただけで海に沈んでいくときのカタルシスは鳥肌ものです。  ついでに言うと、シリーズ中もっとも笑いのレベルが高かったのも本作かもしれません。それもシリアスなストーリー展開の中に、ごく自然に、おちゃめで天然なやりとりが入ってくるのだからたまりません。  走る列車。ATMのように機械音声で冷静に『網膜スキャンします』。この時点でもう腹筋やばいです。  ドバイで。『コンピューター室に外から入るしかない。』『何階だ?』『130階』『130階?』『換気ダクト。』『センサーが』『ムリだ。』『エレベーターシャフト』『センサーが』『ムリだ。』このやりとりで腹筋が崩壊しました。更に手袋の説明で、『ブルー(青)はグルー(くっつく』『じゃ、レッド(赤)は?』『デッド(死)』でダメ押し。  シリアスなシーンとコメディパートの緩急のつけ方が良いんですよね。  1シーン1シーン、スパイグッズ1つ1つが新アイデア満載で面白い。ただあまりに見所がありすぎるがために、一本の映画としてのまとまりに欠けているような気もします。  悪役に華が無いのも辛いところか。ヴィジュアル的にも魅力満載で異彩を放っていたサビーヌ・モロー役のレア・セドゥーは、惜しくも途中退場。ただ彼女もオープニングでは悪のカリスマごとき立ち居振る舞いだったのに、ドバイでは普通の人でしたね。なんかキャラ設定が惜しい。できればラストまで天才暗殺者のような立ち回りでイーサン達の前に立ちはだかってほしかったです。  このシリーズはどれもテイストが違うのに、それぞれがそのテイストにふさわしい完成度をほこっているのが何気に凄いです。  特に撮影技術は素晴らしく、その中でも本作は最高峰。  ローグ・ネイションが今から楽しみです。どちらも映画館で見たかった~。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-12-21 03:27:18)(良:3票)
33.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 
 サスペンス的に言えば、『火サス』とあんま変わらない。ですがそこに出てくる人間の描き方がエグイい。  子供の頃に一人だけ誘拐。性的虐待を4日間にわたって受け、そのトラウマが元で精神不安定に。小児性愛者を偶然見つけ、突発的に幼少期の自分と重ねてしまい殺害。妻にそのことを告白。だけど運悪くケイティ殺しの日と重なったため、妻はケイティ殺しを疑う。結果、ケイティの父であり幼友達でもあるジミーから報復されてしまう。救いの無い話。デイブが悲惨すぎて、後味は悪いです。  ジミー、デイブ、ショーン。自分が誰と重ねあってしまうかで評価が分かれてしまいそうな本作。私はデイブ。だから良い映画だったとは言い難いです。  それにしてもショーン(ケヴィン・ベーコン)と奥さんのエピソード、これって必要だったんでしょうか。ショーンが奥さんからの電話を受けるたび、いちいちストーリーが止まる感じがします。で、その奥さんが事件や過去のエピソードとつながってくるわけでもありません。メインのストーリーが完璧なだけに、無言電話がジャマで仕方がなかったです。  また、事件の犯人は映画だから許されるような人物で、意外性があるのですが、動機が突発的なものっていうのは、オチとしていささか弱い気がします。いや、銃社会としてリアリティを感じさせるようなオチではありますが・・・  この作品は子供の頃から立場が違う3人の物語がメイン。その一方でミステリー要素が強く、犯人も全然わからないので、サスペンスとしても面白い。デイブのミスリードが効いていて、映画の緊迫感を増しています。ドラマとしても刑事サスペンスとしても緊張感のある良作。ですがオチが弱いのと後味が悪すぎるのがちょっと残念ですね。  映画としては◎ですが、好みとしては△といったところでしょう。評価しづらい作品です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-11-12 13:04:42)(良:3票)
34.  ROCK YOU! ロック・ユー! 《ネタバレ》 
 『馬上槍試合』なんてあまりなじみのないもので2時間。どーなることかと思いますよね。これがどーして、なかなか面白かったです。  各キャラクターたちの個性、役割もはっきりしていて、仲間が一人、また一人と増えていくのはRPGのよう。個人的には『鍛冶屋のおねーさん』が凄く好き。そしてヒロインの侍女。ヒロインより、この二人のほうが魅力的でした。  アダマーもわかりやすいくらいの『クソ野郎』で、悪役としては最高。  『エドワード王子』、『父親』、『エクター卿』。主人公を見守り、手助けしていく存在が、シンプルなストーリーにドラマ性と深みを添えます。さすがに泣きはしませんが、父親との再会シーンは素直に感動しちゃいますね。  個人的に苦手だったのは『チョーサー』。彼の『選手紹介』が、少々うっとうしい。謙虚を美徳とする日本人気質の肌に合わないだけかもしれませんが。  それから、中盤でやや中だるみを感じてしまったのは残念。特にヒロインとのエピソードが、私にとってどれも退屈で興味がわかなかったのが致命的。『ダンス』もそう。『テントでのやりとり』もそう。まあ、ヒロインが好みのタイプではなかったというのが、一番の原因かもしれませんが。  少々退屈なエピソードがあるものの、総じてよくできたエンターテイメント。全然知らんスポーツに、いつの間にか熱くなっているのは、『サルート・オブ・ジャガー』以来かも。  ささやかな笑い、ささやかな感動、ささやかな爽快感が程よくミックスされて、ちょっとだけ元気になれる作品ですね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-12-10 11:08:12)(良:3票)
35.  魔法にかけられて 《ネタバレ》 
 ディズニーの懐の深さが味わえる作品。ディズニーアニメの住人が現実の世界へ。こーゆーの大好きです。わくわくします。夢があります。  実際、ロバートの娘はジゼルに夢中。あれぐらいの年頃の女の子は皆プリンセスに憧れるものなんだと改めて実感。プリンセスは何も容姿だけで、プリンセスなわけではないみたいですね。『心の在り方』みたいな、そーゆーものもプリンセスにとって大事なようです。こーゆー描き方は、ディズニーの一番良いところかもしれません。  とにもかくにも、この作品はとにかく面白い。ファンタジーだけでなく、コメディとしても抜群に面白いです。ジゼルとエドワードが、『ディズニーのノリ』で、ニューヨークを駆け回る様子がおかしくてたまらないです。  『真実の愛に気付き、ニューヨークに残るジゼル』  『もう一度、真実の愛を信じることができたロバート』  『最初から最後まで王子であることがブレないエドワード』  『現実主義と見せかけて、ロマンチスト、その本質はプリンセスのナンシー』  最後に求めたものは、それぞれ違えど、そのどれもが『正解』であると言ってくれるラスト。素晴らしいぞディズニー。皆それぞれのハッピーエンドを迎えられて良かったねと、素直に思える良作。更には斬新なアイデアと、コメディ色豊かなエンターテイメントをプラスしたことで、もう傑作と言っても良い作品に仕上がっています。  好きなシーンは数多くあれど、一番好きなシーンは排水溝からわらわらと出てくるゴキブリたち。それに悲鳴をあげる妻。普段は『掃除される側の生き物たち』に掃除させるそのセンス。脱帽です。
[DVD(字幕)] 8点(2017-06-28 00:36:55)(良:3票)
36.  X-MEN:ファイナル ディシジョン 《ネタバレ》 
 お祭り騒ぎで大団円。細かいシナリオ、サイドエピソードは、なし崩し的に割愛。思い切ってます。ファンからすれば消化不良感の残る完成度です。  まあ、そうは言っても、本作ではシリーズを通して最大の超能力バトルが見られるのが、最大の見所。もちろん、要所要所でさりげなくミュータントたちの能力を小出しにする演出だって、監督が変わっても健在です。きっと本作を楽しみにしている観客が一番見たいであろうものはしっかり見せてくれるので、その辺りは安心して楽しめますね。  ただ、サイクロップスが死に、プロフェッサーXが死に、ジーンが死ぬ。エンタメ色の強いこのシリーズにしては、犠牲が多く、悲しくなっちゃいます。ついでに言うならば、ミスティークとマグニートの師弟関係、信頼関係も好きでしたので、マグニートがあっさりミスティークを切り捨てたのはかなりショック。ミスティークはミスティークであっさり昔の仲間を売っちゃうし、もう残念で仕方がないです。がっっかりです。  また、このシリーズではとにかくいろんなミュータントが出てくるのが面白いわけですが、それが同時に短所でもあります。なにしろ、既存のメンバーに加えて、新メンバーも追加されるわけですから、今作はマグニート軍団だけでも大所帯。こうなってくると、一人一人にスポットが当たる時間は必然的に短くなります。エンジェルやキュアの元になった少年のエピソードはそのまま放置だし、ミスティークや分身の男、パイロだってその後どうなったのか全然わかりません。こんな感じで放置されっぱなしのエピソードがあってあたりまえみたいなのより、個人的には『1』くらいの丁寧な作りが好きでしたね。  ってゆーか、『1』の主要メンバーがとにかく好きでしたので、個人的には『1』の面子+新戦力(アイスマン、シャドウキャット、コロッサス、できたら2のナイト・クロウラー)で、新マグニート軍団とガチンコバトルしてほしかったです。  新生マグニート軍団の新メンバー3人なんて、建物から出てきた瞬間、フェニックスの力で塵にされて、扱いの雑さが悲しすぎます。これじゃあ『フリーザ、スーパーサイヤ人、その他大勢』と同じじゃないですか。Xメンはそれぞれの長所を活かしたチームバトルが面白いのに!
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-08-03 05:54:33)(良:3票)
37.  テキサス・チェーンソー 《ネタバレ》 
 これは怖い。前半、不気味で不穏で程良い緊張感。後半はたたみかけるようにスラッシャーホラー。  前半さすがにひっぱりすぎで、ちょっとダラダラしちゃったことを除けば、スラッシャー系ホラーとしては一流。不条理系ホラーとしては超一流です。あの狂った家族の、何もしていないときの怖さといったらなかったね。  人って、『何もしていないとき』が一番怖いかもしれないです。『今から自分の身に何が起こるのか。』、これがはっきりしないときの、不透明なドキドキ感がたまらない。とにかく、『説明が一切無い』、というのは怖いものです。  かと言って、レザーフェイスがチェーンソーふりまわし始めたら怖くないのかといったら、それはそれでやっぱ怖いのです。  レザーフェイスの、最も暴力的でありながら、最もコミュニケーションが取れない怖さ。彼の何を考えているのかわからない怖さっていうのももちろんありますが、『躊躇のなさ』がやはり一番怖い。まるで子供が虫の羽を無邪気にむしっちゃうような、無機質で無感動な暴力。それが自分に向けられるってのは、凄い恐怖感を煽られます。  話は変わりますが、個人的にホラー映画で好きな瞬間ってのがあります。  『窮鼠ネコを噛む』とか、『一矢報いる』とか、『形勢逆転』とか。そーゆーシチュエーション、たまんないんですよね。僅かなチャンスをものにする、その一瞬でしか感じられない爽快感。ホラーで一番テンションが上がる瞬間です。  レザーフェイスの腕を切り落としちゃうのも凄かったのですが、何といっても保安官を何度も轢いちゃうラスト。  『いけいけー』って、久しぶりにフィクションの世界を応援しちゃいましたね。  まあなんだかんだ言って、一番怖いのは『チェーンソー』だったりします。あの問答無用の攻撃力。そして『音』。チェーンソーって、なんであんなに凶悪な音をしているんだろう。
[DVD(字幕)] 8点(2017-05-20 14:39:51)(良:3票)
38.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 
 個人的に苦手な『群像劇』ですが、この作品は各エピソードの起承転結がはっきりしていて面白いですね。  1つ1つのエピソードも、変にひねっていなくて、直球勝負のものが多いです。  よって、『新しさ』はほとんどなくて、『あるあるネタ』を楽しむ感じ。どれも使い古されたネタではあるものの、その分ある種のノスタルジーを感じながら見ることができます。  一時期少年誌などでよく連載された、『一話完結タイプの恋愛ショートストーリー』を見ている感覚に近いです。  それぞれのエピソードが、それぞれのクライマックスへ向けて少しずつ進んでいくので、中だるみすることもありません。  王道でいくと、『首相とメイド』、『作家とお手伝いさん』、『花嫁と花婿の親友』、『少年と少女』。  やや変化球なのは、『テスト撮影のモデルの男女』、『病気の弟を持つサラとカール』。  この作品では、『愛』は様々な形を描きます。それは恋人同士に限ったものではありません。往年のロック歌手とそのマネージャーの友情だったり、病気の弟と姉の家族愛だったり、義理の父親と息子の親子愛だったり、その愛の形は多岐にわたります。  だからこそ多くの人の心の琴線に何かがふれ、ここまでの好評価を受けるに至っているのではないでしょうか。  レビューを見ていても、心に残るエピソードは人それぞれというのがよくわかります。  私にとっては、『部下から慕われる上司ハリーとその妻カレン』、『花嫁ジュリエットと、彼女への思いを封印しようとするピーター』、この両エピソードは心にぐっとくるものがありました。  それ以外は、ただ楽しく、微笑ましく、鑑賞しました。どのエピソードも優しさに包まれているので、嫌な感じは一切しません。  大切なのは、劇中でどのエピソードも、どの愛の形も、否定はされていないってことでしょう。  その事実こそがまさに『ラブ・アクチュアリー』なのかもしれません。  ただ、クリスマス映画ということに異論はありませんが、裸が多いので、ファミリー向けとは言いがたいのが辛いところですね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-12-13 06:08:28)(良:3票)
39.  ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 《ネタバレ》 
 こーゆー長尺作品って、最初はもったいぶっていることが多いんですが、本作はいきなり本題に入ります。  このスピード感は好感度大。  まるでメインキャラクターのように大物の風格で登場するサバント。  そして癖の強い新生スーサイド・スクワッド。  前作からおなじみの面子はリック大佐とハーレイ・クイーンと、キャプテン・ブーメラン。  古参も新規も、いったいどんな活躍をするのだろうと、冒頭からワクワクが止まりません。  さあ、敵地に上陸だ。みんなどんな戦い方を見せてくれるんだ?と思ったら、まさかの全滅。そう、まさかですよ。これには度肝を抜かれます。  ひときわインパクトの強いイタチ人間なんておぼれちゃうし。  大物サバントは敵前逃亡。戦いもしません。  もう予測不能の展開です。  ただこれだけの個性をあっという間に強制退場させちゃうのは・・・・なんというかもったいないというか。  脇役好きとしては、彼らの戦う姿や活躍する姿を見てみたかったものです。ちょっとがっかりしちゃったかな・・・。  キャプテン・ブーメランまで死んじゃって・・・。  で、こっから選手交代。本命の新生スーサイド・スクワッド登場。  囮メンバーより人数は少ないものの、個性、能力ともに申し分なし。  特に今作は対人戦がとても多くて、スーサイド・スクワッドのメンバーのバトルセンスが光りまくりです。  ハーレイ・クイーンも本来の魅力をとりもどし、好き勝手やってて最高。ルナ将軍の瞬殺シーンは衝撃。  オープニングの上陸作戦や、ルナ将軍の最期からもわかるように、次に何が起こるかわからない、だれがいつ死ぬかまるで読めないのは、本作の魅力のひとつかもしれません。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-06-30 11:53:17)(良:3票)
40.  北斗の拳(1995) 《ネタバレ》 
 先にレビューを全部読んでから映画見ました。あまりに面白いレビューだったので、本当なのかなーって。ウワサの真相解明!みたいな・・・。  で、ウワサは本当でした!ピップエレキバンみたいです!まさにです!酸性雨で地面溶けてる!バットが死んだ!リュウケン銃殺された!全部本当のことじゃないですかー。すっきりしたー。なんかもう感動です。こんなにすっきりしたのは久しぶりです。見てよかった。  で、見た感想なんですけど。  ・・・なんか、ちょっと面白かった。僕頭おかしいのかなー。
[DVD(字幕)] 5点(2014-02-04 01:43:57)(笑:3票)

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