1. アメリカン・ビューティー
先日TVで放映されたのを観たら面白かった。最初に観たときと評価が変わった。犯人がわかった上で観た方が面白かったのはなぜか?それは、ケヴィン・スペイシー演じるレスター・バーナムの“演技”だった。ケヴィンは映画の中で偽りの自分を演じるレスターを演じている。それに気づいたらハマッた!無気力なレスター、娘の良い父親を一生懸命演じるレスター、娘の親友に恋したエロ親父なレスター、好条件の退職を“勝ち取って”有頂天のレスター、勢いをかって妻を挑発するレスター、妻の浮気現場でニヒルになるレスター、そして、最期に我に還ったレスター。ケヴィンは、いろいろと「無理している」レスターを演じた後「最期のレスターが本当のレスターだよ」としっかり印象付けて演技を終えている。同様に妻役のアネット・ベニングもずぅ~と無理したキャロラインを演じて、ラストのうろたえて拳銃を隠した後、クローゼットに倒れこむシーンで本当のキャロラインを演じている(もし、本当に殺意があったならレスターの死を見て自分が手をくださなくて済んだことを喜んだだろう。人が見てないところでうろたえる演技はあり得ない)。その他にも無理していた登場人物が二人、クリス・クーパー演じる隣人(彼だけは真実の自分を否定されてしまった)とレスターに優しくされるまではつっぱりねーちゃんを演じていたミーナ・スバーリ。ラストのバスルームで化粧を直すシーンだけは可愛く見えた(笑)。無理から開放されたラストの爽やかなこと(笑)。一度観て面白くなかった人も二度目は面白いかも知れませんよ!? 9点(2003-06-26 15:56:14)(良:3票) |
2. 推定無罪
原作が面白いのは一人称小説だから。ハリソン・フォードが演じた時点で、三人称になってしまっている。途中から妻の犯罪に気づき(読者は最後に気づくが)、後ろめたさを感じながらも保身に走る主人公の心情が全然表現されてない。それだけで面白さ半減。 3点(2003-06-06 09:22:23)(良:2票) |
3. レイジング・ブル
エンターテイメントでない映画でも観る人にしか薦められないかも(デニーロの演技は十二分にエンターテイナーしているが)。そもそもスコセッシ監督はボクシングは好きではないらしいし、タクシー・ドライバーやケープ・ファイアーでも同様に、観客が主人公に共感することをはなから拒否している。「こんな生き方俺にはできねー!」とつぶやきつつ観るのが正解。ちなみに公開当時少年漫画誌でこの映画が巻頭特集となって絶賛されていた。今考えると信じられない。 7点(2003-06-09 15:42:58)(良:1票) |
4. スウィングガールズ
《ネタバレ》 この映画はCX-TV製作なので、他の映画と同じ尺度で評価すること自体ナンセンス。それに多くの観客を映画館に誘った功績と多くの人にジャズの楽しさを伝えた功績は評価されるべき。ウォーターボーイズ見て「シンクロやりたい」と思った人はあまりいないだろうが、これ観て「ジャズやりたい」とか「ジャズ聴きたい」と思った人は大勢いるはず! 個人的にはストーリー自体はグダグダで一度見ればお腹いっぱい。でも「メイク・ハー・マイン」以降の演奏シーンは4ヶ月の練習でここまで吹けるのかと思うほど良いできだ。特に「メキシカン・フライヤー」の冒頭がどうも走っているのに小澤先生がタクトを振った途端にぴったり揃う場面と「シング・シング・シング」のサックスの入りが見事に揃っているのは驚きだった(何度もテイクしてるんだろうけれど)。そしてやっぱり関口のトロンボーン(笑)。役柄をすっかり忘れて真剣に吹いてます!本仮屋ユイカしてます。さすがは中距離走で東京都記録を作っただけの肺活量はある(爆)。 ・・・って、それじゃ映画評じゃないよ<自分 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-10 15:32:43)(良:1票) |
5. エンド・オブ・デイズ
《ネタバレ》 高級レストランで美女のおっぱいむんずと掴んでディープキスして平然と出て行く。うーむ、カッコイイ!一度やってみたいが俺だったら前が突っ張ってうまく歩けないな・・・。ガブリエル・バーンはインポだったのか、それとも“後”のシーンは別カットなのか、とても気になるとろこだ。 4点(2003-12-13 20:59:52)(笑:1票) |
6. ハチミツとクローバー
《ネタバレ》 櫻井翔:なぜ嵐なのか…ぢゃなくて主人公なのかわからない(-2点) 蒼井優:可愛い。守ってあげたい。気分は堺雅人(10点) 伊勢谷友介:なぜ人望があるのか全然わからない(-1点) 加瀬亮:なぜ山田から想われているのか全然わからない(-1点) 関めぐみ:良い感じで5点あげたいが、最近厚化粧でブスなので(3点) 堺雅人:可もなく不可もなく何もない(0点) 西田尚美:真山に慕われる理由が全く全然見えない(-2点) 嵐のエンディング:余韻(ないけど)ぶち壊し(-2点) …さらにアニメ観て監督や脚本が何をしたかったのかが全然わからなくなった(-2点) [インターネット(字幕)] 3点(2007-10-01 22:11:29)(良:1票) |