1. ミッドナイト・ラン
《ネタバレ》 今度衛星で放送するみたいなので、レビューしなおしてます(超ネタバレです)。この映画私のオールタイムベストなんですよね、この当時のアメリカの新聞では、5点満点の2点かなんかだったので、「その程度の映画かい、こんな映画好きなの世界中で俺一人ちゃうか?」と思っていたので、このサイトで点数が高く、びっくりもし無茶苦茶嬉しい気持ちです。 皆さん、貨車中で、二人がもしこんな、(賞金稼ぎと賞金クビ)関係じゃなかったら俺たち二人は友達にはやっぱりなれないなと、一くさり笑った後、ゆっくりと、「Next Life(来世でな)」という名台詞が出てくるシーンが好きな方が多いようですが。私は同じ「Next Life」が出てくるシーンでもラストシーンがこの映画の見所だと思うんです。 ラストシーンで、デニーロ扮する賞金稼ぎが金貸しの親玉に電話してグローディン扮する会計士デュークに話をさせて、結局「間に合ったから良い」とデュークを解放するシーンが一番心に残るんです。彼は、デュークを解放することで、マフィアからの賄賂を断って警察を追われ、その警察で賄賂を受け取ることで出世した同僚に女房を寝取られ、マービンや金貸しの親父のような連中と騙し、騙されあう賞金稼ぎに成り下がり、まさしく「Fucking(くそのような)」、「Miserable(惨めな)」人生から抜け出し「男の矜持」をとりもどす瞬間なんです。そして、それを実現させてくれるのはデュークを捕まえることで得られる賞金ではなく、彼を解放する事なんですね。 やはり男にとって真の友人とはなんて、とのたまうのは小恥ずかしいのですが、クリスマスにカードを送りあったり、誕生日を祝ったりなんて関係のことではなくて(それが悪いと言うわけでもないのですが)、「男の矜持」をキチンと思い出させてくる存在であるべきなんですよ。そして、デュークがジャックに渡す金が引き出す、ジャックの満面の笑みと「You son of a bitch(このくそ野郎)」の一言。悪態に隠された本当の意味。そして振り返った時には。。映画史に残るラストシーンですよ。見てない人も、一遍見て得点高い人も、低い人も、もう一遍見てください。この最高にイカした男のファンタジー映画を。 10点(2004-03-26 12:50:41)(笑:1票) (良:2票) |
2. スター・ウォーズ
おそらく映画を見終わって「あれ、もう終わり?」と感じた初めての作品ですな(当時若干12歳)。初めて見た頃はやっぱり、ルークスカイウオーカーなんてかっこいい名前やのうと憧れ、初めてテレビで放映された時は、やっぱりハン・ソロ船長じゃのうと自分も男として確実に成長したものと、満足感に浸り、今は海外出張に行って取引先との晩飯でダースベイダーの物まねをやって、笑いをとり、契約のときに、殺し文句で、「Maythe profit be with you.(利益がともにあらんことを) 」のフレーズを使い、 あのビームサーベルのチャンバラシーンは黒澤の映画のパクリと知れば、その映画も見て、私の人生では2度ならず、5度くらい美味しい映画です。 10点(2004-10-20 18:07:24)(笑:2票) |
3. 岸和田少年愚連隊
《ネタバレ》 レビューしてから再見。 チュンバ、小鉄、サンダ、ガイラにみんなよう考えて生きろと説くウルトラマンが卒業式で不器用にみせる愚連隊への愛情。ウルトラマンに殴られながらチュンバの見せるさびしげな表情。しかし映画はそれに深く触れることもなく、ヤクザになったガイラの逮捕、その彼女を寝取って、些細なことから兄貴分をしばき九州へ逃げるサイ、永谷園の刺青を入れる小鉄、とケタタマシイ人生を全速力で走っていく愚連隊を見せていく。そうか、あのチュンバの表情は誰かワシらを止めてくれという彼らの心の叫びなのか。 8点(2004-04-25 21:26:21)(良:2票) |
4. スチームボーイ STEAM BOY
構想9年、私は6点。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-05-03 14:12:49)(笑:1票) |
5. ラブ・オブ・ザ・ゲーム
ケビンコスナーの野球映画としては、3番目ですね。 ヒロインが病院で「野球はアメリカの国技じゃないの」 と叫ぶシーンは結構好きです。あとの恋愛シーンはどうでもええわ。 それにしても、デトロイトタイガースの癖に、デトロイト のシーンいっこもないのはどういう了見じゃ。 6点(2004-04-03 12:22:17)(笑:1票) |
6. ビッグ
《ネタバレ》 大学生の時に見たんですが、12歳の癖にエッチするとは羨ましいと思いましたね。 (下ネタすみません)。でも、主人公が一緒に子供に帰ろうとヒロインを誘ったとき、「もう一度今までの人生をやり直すのは真っ平ごめん」見たいな事をヒロインが言うんです。見た当時は、「戻ってやり直すほうが千ほどマシやんか!この人よっぽど辛い人生を送ってきたのね」と思ってましたけど、自分が大人の主人公達と同じ世代になって、同じように思うようになりました。やっぱり今更、安い居酒屋チェーンで飲めないし、星もないようなホテルには泊まれんし、暑い夜には一晩中エアコンつけてたいし、飲みに行って終電の逃したらタクシーで帰りたいし、ううーーんやっぱりやり直したほうがええか。 8点(2004-09-03 00:04:14)(笑:1票) |
7. 愛と青春の旅だち
《ネタバレ》 衛星で多分10年以上ぶりに見たんですが、昔はやはり海軍士官候補生のかっこ良さにばかり目がいっており、ルイスゴセットJr.演じる鬼軍曹は最終的に候補生に階級追い抜かされて、ザマミロなんて思っていたんですが、今日見てみると、軍曹はザックをしごき倒すシーンでも、最後の障害物競走の時でも、仲間を思いやるとかそういうことに対して、非常に寛容で、決して人を蹴落としてでも這い上がれという教育方針じゃないんですよね。ザックが「俺には海軍しか居場所がない!!やめさせないで下さい!!」という叫びに彼が見せる表情が本当に印象的でした。 7点(2005-02-28 22:20:18)(良:1票) |
8. がんばっていきまっしょい(1998)
《ネタバレ》 バッティングセンターで初めて見せる悦子の強い意思に答える、コーチの変わり様が印象的。 9点(2004-06-26 23:11:15)(良:1票) |
9. ローレライ
《ネタバレ》 なんかアニメ映画を見ているような錯覚に陥った。よく考えてみると、滅亡しつつある祖国と若き主人公と厳しいが理解ある艦長と可憐な少女(紅一点)といい奴だけどそれぞれなんか背負ったその他乗組員(特に酔いどれ機関長と人の良さそうな軍医はキャラクター入れ替えてるだけ)不可能と思われるが滅亡から祖国を救うための決死の任務とそれに向かってカウントダウン。そう宇宙戦艦ヤマトのフォーマットだった。まあ、黒澤のフォーマットもいろんなところでパクられているから良いとしても、全体としては潜水艦内部の描写は良かっただけに、CGはもう少し少なめにして、質を上げても良かったのでは?特に浮上のシーンはイマイチ。ストーリーは、秘密兵器が神通力かいやーーって感じでがっくりしたが、エンターテイメントとしては中の上だと思った。でも、あらたな日本のエンターテインメント戦争映画としては素直に評価したいのと、あの少女は良かった。もうすこし、乗組員とのふれあいがあっても良かった。演技はなんかみんな上滑りしている感じ、妻夫木は頑張っていたとは思うが現代っ子の面構えで、おまえそれで、自分も死んで、人殺せるか?って顔で役に入りきれてなかったと思う。 7点(2005-03-07 00:43:22)(良:1票) |