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自己紹介 現在豪州在住です。
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なるべく人が損をしないように。
なるべく自分も損したくない。

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1.  ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 
全体的には、見せ場の連続な割にやや平坦。でも今回は視点がハリーにびったり付いていたため、行動や状況の唐突さがそれほど観られなかったのがいいところ(1作目はひどかったけどな)。  でも・・・・・・ 初恋エピソードそれっぽっちぃー?  あとは「見えない設定」がけっこう気になった。 クラムとかチョウとか新キャラ、状況的にはずいぶん絡む割に全然人物像が見えないし。「操られてるだけだ!」って何でわかったのハリー。あたしゃあんな状況で気がおかしくなったのかと思ったんだけど。校長もそれを連想する台詞吐いてたし。 ハグリッドとフレンチ先生(名前わからないごめん)の関係は?? あとは人多すぎて名前が覚えきれなかった・・・。名前だけはちょくちょく出てきた大人2人が誰のことだかわかんなくて(--;  ちなみに音楽が変わったのは、わたしはよかったんじゃないかと思う。 ついでにいうなら、対ドラゴンはローマ時代の闘技場みたいで、見せ物にするのは非常に趣味悪いと思う。ましてや授業の一環でなんて!  全体的な雰囲気は嫌いじゃないけど、3作目の方がよかったかな。
[映画館(字幕)] 6点(2005-12-08 10:43:36)(良:2票)
2.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
観てて1時間で飽きました。「まだ1時間? まだあと1時間半もあるの!?(悲鳴」てな状況。ドリフのコント、最初のうちはいいけど何度もやられるとひくよ。とにかくひとつひとつのことが冗長・やりすぎ。2時間半もあるくせに話自体は大して進行してない。まさしく末期のド●ゴンボ●ル状態。   それから一番重要なこと。  海賊のロマンはどこ行った!?
[DVD(字幕)] 3点(2007-01-07 22:16:48)(良:1票)
3.  ピーター・パン(2003) 《ネタバレ》 
常々「ファンタジーとは哲学である」と思っているが、これには度肝を抜かれた。ピーターパンといえば小さい頃に子供向けに編集されたものを読んだのと、アニメ劇場(ハ●スだったっけ?)で見ただけで、舞台も見たことがないし、一般のノベライズも読んだことがなかった。だがまさか、あのピーターパンがこんなにもバリバリの哲学ファンタジーだったとは!(原作にかなり忠実と言われているくらいだから原作もこうなんだと思う・・・)   腐るほどの財宝を持つが孤独なフックと、裕福とは言えないが家族に囲まれるウェンディの父(キャストは必ず同じでなければならないらしい)という大人ふたり。永遠に子供のピーターと、時計(=時間=死?)に追われ続けるフック。ピーター(子供)とフック(大人)の間で揺れ動くウェンディの心と行動。それから「大人になったウェンディの横にいるのはお前でなく”夫”だ!」というフックの突き刺さるような台詞。すげぇですよ。これが原作通りであるなら原作の質の高さも窺い知れるというものだが、それをファンタジックさを壊さずに無理なく映像化できたんだからこの映画化の意味は大きかったと思う。もっとも、エンターテイメント性よりは哲学を優先した気がしないでもないけど。     そんなわけだから、当然ながら子供向けとは断じて受け取れなかった。冒険活劇の要素は少ないから、子供が観てもあんまり楽しくないと思うし。それくらい哲学ですよこの話。   でもこの作品がピンポイントに心に来るのは、もしかしたら人生のある一定の期間だけなのかもしれないとも思う。そのピンポイント期間に観られたのは幸運だったかも自分。
[映画館(字幕)] 9点(2006-04-29 00:22:16)(良:1票)
4.  ロケットマン 《ネタバレ》 
Sir Elton Johnの半生を描いた伝記映画…とはいうものの、知っていればニヤリとするとこはそこそこありつつも、ミュージカル的ドラマ映画として評価できる。今年末から生涯最後のツアーをやるから時期的にはベストな公開だと思うが、PVくささはない。盛ってるところはもちろんあると思うけれど、才能ある青年が親や恋人なんかの人間関係に苦悩しながら成功して挫折して復帰しようという話。これフィクションだったら、すっげー俺TUEEEE的な主人公よ。なにこのピアノの天才。 で、その中で個人的には、同性との恋愛を普通に異性愛と同じように描いたことを大きく評価します。もうね、Eltonはすごい乙女で、Taronがすっごい乙女顔するのよ。というか映画の方向性なのかなあ、同性愛者であるってことにはあまり苦悩してる様子はなし。母親に告白するときだけはすごい顔芸してたけれどw、ある意味開き直ってるというか、同性愛だろうが異性愛だろうが、気になる相手に振られたら悲しいし、恋人が浮気したら怒るし、というような当たり前なことを当たり前に描いてるのが本当に眩しい。子供ができないことだけ母親になじられるけど、それは一部の異性愛者だって同じだしねえ。この部分を日本の市場がどういう風に判断するのかは実は個人的に見ものです(日本での公開が異様に遅いのって、その辺のマーケティングも関係してるのかしら)。
[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2019-07-21 20:29:51)(良:1票)
5.  バベル 《ネタバレ》 
ものすごく見応えのある1作。環境が環境だったので英字幕追うのが大変だったけど、各シーンの継ぎ接ぎ程度がうまいので、間延びもせずただただ緊張感。その分疲れるけど。   まったくハッピーエンドではないので(それどころか絶望的なエンディングも)、観るときのコンディションは選んだ方がいいかも。   さてさて色んなところで話題になっている日本パート。設定的には非常にキーポイントとされているような感じ。他の場所、メキシコとかモロッコのシーンと比べるとまるで異世界。親娘の住む高層マンションはまさしく「バベルの塔」。(アメリカ人であるブラッドとケイトがモロッコにいるのは、日本サイド世界からモロッコサイド世界に紛れ込んだ人間としての描写だと思う)   その中でも更にキーポイントとなるのが菊地凛子の役どころなんでしょうが、聾唖の演技はともかくとして、あの性衝動に至るまでの心情がまったく読めないんですが(汗)。あとで公式サイトのキャラ紹介ページ見て「あーそういうコト?」と思ったんですが(大汗)。疎外感を持っているというのはわかるんだけどね・・・それは演技でじゃなくてシナリオ上でわかること。・・・よく脱いだで賞50%?   あと日本パートに関してどうしてもこらえきれないツッコミ。 今時診療中にマスクをしない歯科医などおらん。今時診療中に、スカートの患者の脚にタオルをかぶせておかない歯科医などおらん。   個人的にはブラッド&ケイト夫妻という組み合わせが新鮮でしタ。
[映画館(字幕)] 8点(2007-02-10 15:48:25)(良:1票)
6.  コヨーテ・アグリー
バーのシーンだけはいいけど、キャラクターもいい味揃いなのに全然突っ込んだキャラ見せもないし、結局エンターテイメント作品にも徹しきれず、ドラマ作品にも徹しきれず、中途半端。中途半端の見本みたいな作品。
[DVD(字幕)] 5点(2006-05-11 12:17:56)(良:1票)
7.  下妻物語 《ネタバレ》 
この映画スゴイですよ。こんなバカバカしい演出なのに、「女(乙女)の美学」がぎっしり詰まってる。監督がおっさんだというのがホントに信じられない。よくぞここまで「乙女」を描いた!と思うもの。     ネタバレだけど、この話のオチは「ヒミコ伝説がウソだった」ということじゃなくて、「ウソだったヒミコ伝説を2人でホンモノにした」ってことだと思う。レディースと刺繍屋がくっついたってところで桃子・イチゴの関係に符合するし、そこから生まれた一人娘=ヒミコ伝説をホンモノに昇華しちゃったことと思えば合点がいく。だからこそ、この作品は面白い。「ロココ時代のおフランスに生まれたかった」と宣う桃子に対して現実的に見えるイチゴも、結局乙女の空想癖の中に生きてた、ということでもあるし。   ただ、「乙女の空想癖」が心情的に理解できてないと厳しいものがあるのかも・・・。   というわけで、面白い作品だとは思うけど、あえて男性にはオススメしません。
[DVD(字幕)] 9点(2006-06-05 10:45:39)(良:1票)
8.  劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 《ネタバレ》 
アニメは全編見て、原作のマンガはなし。個人的に鬼滅アニメは「話が面白い」というより「見せるのが上手いアニメ」という印象で、これマンガでどう表現してたの!?と思うことが多い。 で、この映画ですが、アクション映画という視点では非常に優秀。たぶんここを否定する方はほとんどいらっしゃらないと思う。だがしかし、全体の構成としては疑問あり。 そもそも鬼滅の売りの一つと言われている、「鬼が死ぬ際に人間だった頃を思い出す」が最初の鬼に適用されていないこと。恨み言だけ言って死ぬのは珍しくない? いや構成上アカザへの伏線(次が来るよ!)だったのかもしれないけど納得いかない。正直期待してたのに。  あと煉獄さんね。炭治郎が戦ってる間に奮闘してたんだろうけど、そっちの視点が全然ないので、なんかぽっと出の人が場を掻っ攫ってった感がすごい。なに、炭治郎の死闘は前座なの? 戦ってる最中に過去話をちらちら出して感情移入させようとしてるのはわかるけど、炭治郎の人間離れした精神力の方がわたしには印象強かったせいか、なんかーあんまりー、アッハイって感じー、で感情移入できなかったです。煉獄さんのお母さんだけは尊敬しますが。(父ちゃんと弟と髪型いっしょかよどういう遺伝子なんだよと突っ込んでたせいもあるかもしれない)  アクション映画としては9点献上しますが、一作品としては普通かなあ。なんか大事なことを全部セリフで言っちゃうのが個人的に好きではなく。
[映画館(字幕)] 7点(2021-02-27 13:48:06)(良:1票)
9.  ウルヴァリン:X-MEN ZERO 《ネタバレ》 
決してつまらない作品ではない、というのを先に明記しておくとして。個人的にX-men(映画本編及びアニメ版)は「マイノリティが、忌み嫌われているにも関わらず共存を目指し、且つ差別者を守ろうとする」というジレンマがキモだと思っているので、それがほとんど描かれていない今作はかなり薄味で比較的ありがちなSFモノだと感じた(その意味でマグニートじいさん編に期待)。アクションと、キャラクター作品を第一に期待しているならその点はあまり気にならないかもしれない。  本編を観ていれば「アレってどうなってたっけ?」と思うような仕掛けがかなり入れてあるので、本編を観ていた人の方が楽しめると思う。  どうでもいいけど、なんでこの実写版って人気キャラ使いつぶしちゃうんだろうなー。
[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2009-09-06 13:16:52)(良:1票)

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