2. 百円の恋
《ネタバレ》 普通にいい映画だった。 最初見始めたときはもっとアングラな感じかと思ったら、 最後は爽やかな気持ちにさせられた。 家を出てからの安藤サクラにはいろいろなことが起こる。 それは一般的には社会に出て働くであろう年齢から32歳までを、 この短期間に凝縮して体験するみたいな、そんな感じを受けた。 世間知らずゆえに、ひどい目にも遭う。 しかしロッキーのトレーニングシーンのようになってからの彼女が、 何ともいえずいい。 それまで尖っていた目に徐々に光が宿っていくような、 その少しずつ変化していく演技がすごいと思った。 それから、 彼女は最初から最後まで割とぶれていない。 働いていないときも、働き出してからも、割に自分という軸を持っていると思う。 だから最後は良かったなと素直に思えた。 ただ男のほうはどうにも好きになれない。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-10-23 22:39:50)(良:1票) |