41. 悪魔の手毬唄(1977)
他の作品と観比べてロケーションが大人しい(といっても本作も充分美しいが)かな・・・?とか、「いョうし、わかった!」は多めだが、胃薬の舞いは大人しかったりで、全体的にやんわりとした印象。見立殺人も猟奇的・・・だったかな?ま、こんなものか、みたいな。然し、若山富三郎の存在感が凄い。甘めの善哉の塩の様な、ボケ気味のピントもクッキリ。やっぱ、このシリーズ、面白いです。常田富士男の汚れ役も、そういえば新鮮でした。笑。 [ビデオ(邦画)] 6点(2005-01-28 00:20:59) |
42. ア・ホーマンス
松田優作が石橋凌を映画界に引き擦り込んだ(らしい)一本。だけあってか、石橋凌の演技は、結構悪くない。でも、この作品の知名度が低い理由、頷ける。述べた人もいるが、「餅は餅屋」なんですよね。でも、優作作品には、私は、甘い。ロボット優作だろうが、である。 5点(2005-01-16 02:05:31) |
43. アリゲーター(1980)
下水管に始まり、下水管で終える。オチすら愚にもつかないワニワニパニック映画。ありきたり過ぎてウンザリする人も、少なくは無いと思うが、このテのオチの映画を初めて観た少年時代だったんっすよ…子供ん時はそれなりにショックなオチだったのよ…。くそぅ!運良く評価は甘め。 5点(2005-01-16 01:04:13) |
44. アカルイミライ
社会からズレを感じている人には、面白さが分り易いと、思ってみたり。自身と社会に対してのズレの放置や、自分に合わせた逃場の確保、やんわりと襲う刹那的な衝動。こういう杞憂にも似た馬鹿馬鹿しいモノに、何時も怯え苦しんでいる私には、「アカルイミライ」に、何だかエールめいたモノを感じてみたりも、する。 無理矢理面白いと思う必要は、当然、無いし、安易に癒しを求めるべきでも、無いと思うけどね。観方は、千差万別だと、思う。 と言うわけでエンタテイメント性は、薄い。 ただ「許す」とか言われても、チョット鬱陶しいかも、しれない。心温かきは万能なり、ですけどね。 しかし、最近気になっているのは、オダギリジョーって、プロフィールに「仮面ライダークウガ主演」って、載らなくなったよね? 7点(2005-01-16 00:08:24) |
45. APPLESEED アップルシード
若過ぎで美人度二割増しのデュナンと無愛想でメタリックにメカメカしたブリアレオスとか、が、どうも原作ファンにはちょっとツラいかな・・・と、冒頭部にサジ投げ寸前だった私ですが、アレヨアレヨというカンジに物語に没入。ツイデに音楽にもビビッとヤラれたり、3Dでワニワニ動く多脚砲台の動きにウットリしたりと、散々打ちひしがれてました。ストーリーもベタな感じですが、ナカナカにスッキリ観れました。作品自体に7点。デュナン役の小林愛って、良いよね・・・とか、不用意な事をウッカリ漏らしてしまったので、畜生!もう一点。 [映画館(字幕)] 8点(2004-11-20 17:50:52) |
46. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 物語中の10人のキャラクター性、ハッキリし過ぎ?と、少しヒネて観てたら吃驚。何だそうか!アイデア賞!こりゃウッカリやられた。こういう脚本、本当にスキ~。と、感心していたら二重落ち!迂闊にも騙されました。エヘ! で、10番キーからのカウントダウンっていうセンスのいいギミックや、助演ともいえる豪雨にも、拍手。 でも、最後の土中のキー、順番的に「2番」じゃねぇ?とか、イチャモンつけてみたり。否、言いがかり的なレベルですが。 8点(2004-10-07 13:42:26) |
47. アンダーワールド(2003)
ガンアクション、設定、美術など、「チープ」ながらも格好良い。美男美女揃いのキャスト(私的に)も嫌味がなく、薄い耽美に終始してしまいそうな内容ながら、クール?だったんじゃないっすかね。で・も・な~・・・どうしょうもない「空腹感」は、誤魔化せないなぁ。 6点(2004-06-17 00:15:27) |
48. アメリカの友人
《ネタバレ》 P・ハイスミスの原作は未読だが、「太陽がいっぱい」「リプリー」等といい、映画化にハズレが無いなぁ。グッときた。監督のセンスも、非凡。映像美だけの薄っぺらな映画とは、明らかに一線を画す。他の作品、見たこと無いんで是非にも観てみたい。しっかし、余命が幾許も無い友人とドイツの海を見に行くとロクな事、無いね。「ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア」も、片っ方死んじゃうし、な。 9点(2004-05-19 23:57:43) |
49. ア・フュー・グッドメン
大佐がオチるの、呆気ないなぁとも思ったが、流石J・ニコルソン。迫力あります。T・クルーズの男前振りも、青臭いながらも良い。D・ムーアの影の薄さは、何だか勿体無い。チョイ役のN・ワイリーは個人的にスキ。法廷物としての緊張感は及第以上。しかし盛り上がりに一寸欠けるかも。キャスティングの割に、ではあるが。贅沢言い過ぎ? 7点(2004-03-13 22:37:05) |
50. アンジェラの灰
プロテスタントとカトリックの確執や時代背景、アイルランドの国民性等々、イマイチ入っていけない感じもあったが、面白かった。主人公の散々な青春に、どういった「オチ」が待っているのか・・・と思ってたら肩透かし。これが不味かった。しかし月蝕のシーンと懺悔のシーンなど、感動的では、あった。 6点(2004-01-25 23:58:51) |
51. I am Sam アイ・アム・サム
ん~何とも暖かいタイトロープムービー。心暖かきは万能なり。 7点(2004-01-14 23:25:57) |
52. AIKI/アイキ
《ネタバレ》 大東流柔術って…。マニアには堪らない流派っス。笑。ラストの師範が多数者を組み伏せるシーンは大東流開祖、武田双角(通称:会津の小天狗。って、聞いてねえよ。)のエピソードへのオマージュでは…ッ!おっと!かなり横道に逸れてしまった。レビューしなきゃ。失笑。確かに主人公が「合気道」に魅せられるまでのダルさもあったが、単なる「勧善懲悪」に終始しない立派な「人間ドラマ」でしたよ。出演者の好演も見事。脂っこいアクション青春活劇が見たい人には、一寸お勧めは出来ないけどね。 7点(2003-11-29 00:50:16) |
53. アニマトリックス
マトリックスの世界観の「外堀」を埋めるタイプのオムニバス。各話の監督たちのチョイスは、マニアからすれば渋い人選。海外のオタクの情報量は、侮り難し。ま、三部作プラスの「オマケ」で、いいんじゃないかな?この作品の位置付けは。随所にクオリティーの高さも、感じるし。 6点(2003-11-20 02:33:50) |
54. アモーレス・ペロス
《ネタバレ》 テーマは「失ってしまった」モノ。帰ってこない「失せ物」に対して、各々が苦悩し、前進するしかないと悟る視線が清々しい。切なくも力強い作品。凡百のジェットコースタームービーとは一線を画す秀作。 9点(2003-11-20 01:46:11) |
55. the EYE 【アイ】
まずベースとなった実話、「二十年間盲目だった少女が視力を取り戻した一週間後、自殺を遂げる」というコピー(?)に鳥肌。こ、怖えぇぇ…。と、思ったら、ソノ手の「ホラー性」も前半7割目程度で、後半はドラマ性重視。最後は少し切なくもある。う~ん。こういう展開ってゴチャゴチャして安っぽくナリガチなのだが、何と苦も無く観れたのは、恐らくこの作品の力量でしょう。オープニングの秀逸さも、パン兄弟監督の前作「レイン」でもそうだったが、お見事。しかしこの兄弟の目の付け所、凄いなぁ。 8点(2003-10-26 19:41:04) |
56. アナライズ・ミー
《ネタバレ》 マフィアと精神科医の話は、米国テレビシリーズ「ソプラノズ」のほうがスキ。どっちがパクリかは、知りませんが。しかしこちらもそんなに悪くはなかったなぁ。「メリル・リンチ社」のテレビコマーシャル見て泣くデ・ニーロなんかは結構可笑しかった。コレ、笑いの経絡でした。 6点(2003-10-19 12:41:11) |
57. 愛は静けさの中に
《ネタバレ》 健常者の傲慢かもしれないが、聾唖者の恋人に名前を呼んでもらうって事にこだわった主人公に共感した。相手を傷つける結果にもなるだろうし、諍いもあるだろう。現実のこういった「問題」の辛さの如何を僕は知っちゃいないが、何とも真っ当なと「恋愛映画」だと感じた。 8点(2003-08-08 02:43:28) |
58. アナコンダ
《ネタバレ》 私的見所は「落下する男にに追いつくアナコンダ」かな。一寸ビックリした。 5点(2003-08-06 04:12:32) |
59. アルマゲドン(1998)
「トムとジェリー」並みに連発で起きる冗長なトラブル、70年代の日本のロボットアニメ並みな考証の陳腐さ、相変わらずの「アメリカいい国強い国~」的な香り、等等、ツッコミ所満載。 デカイ車が崖から飛んでも落ちない。しかし掘削中の飛礫はそこらへんに落ちる。そして主人公は崖から落ちそうになる。この巨大隕石(惑星なの?)は引力があるのか?ないのか?これが最大のツッコミ所でしょう。そんなご都合主義な引力。ナシでしょう。 見所は、冒頭の真昼間に落下してくる隕石群のシーンだけ。そこだけ観る価値はあるのかな? [DVD(字幕)] 3点(2003-07-19 12:04:29) |
60. AKIRA(1988)
アフレコを先に撮り、絵を声に合わせて動かす。と、恐ろしいほどにアニメの完成度は違ってくる。芸能山城組の独特の音楽性と作品の世界観のマッチも見事。しかし原作ファンを納得させるには、及第だったと言えるのだろうか。ま、それも杞憂か。しかし満点というわけには、イカンでしょ。 9点(2003-07-15 05:50:21) |