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ramoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 618
性別
自己紹介 【好きな映画】
★ヒューマンドラマ系
★恋愛
★コメディ
★推理・サスペンス・法廷
★アニメ
★その他、心がほっこりする・ワクワクする・揺さぶられるものなら何でも。

【苦手な映画】
×ホラー・スリラー
×暴力系・ヤクザやヤンキー系
×アクション
×アイドルが主演
×ハードボイルド
×見せ場が女優の裸だけの80年代日本映画
×映画の質よりも興行成績だけを意識したハリウッド映画

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  愛の昼下がり 《ネタバレ》 
6つの教訓シリーズの中では、この作品が一番好きかも。  ロメールの映画では「日本人には理解不能なフランス人の恋愛観」がよく出てきますが、今回は珍しく、女性への対応に共感できる男が主人公で、さらにロメールにしては「普通のハッピーエンド(でもメチャ感動)」でした。教訓シリーズ、「最後くらいは“めでたしめでたし”でもいいじゃん」っていうロメールのつぶやきが聞こえてきそうなラストでした。  プロローグで、妻に不満はないけど、いまひとつ心が満たされない様子を表現した、「相手の意思を無力化するペンダント」で妄想を繰り返すところは爆笑。ここだけ見ると、このオトコも、教訓シリーズによく出てくるろくでなし野郎かと思いましたが、最後まで見ると一番まともな男性でした。 本筋に入ると、昔の知り合いの女性・クロエが登場し、渋々相手をしているうちにだんだんと彼女のことが気になり、クロエも大胆に彼を誘惑し始めます。とうとう、裸のままベッドで横たわるクロエを前に、さあこれから・・・というところで、鏡に写ったジャミラ状態の自分を見て思いとどまり、そのまま妻の元へ・・・。  冒頭の、入浴後の妻とのキスシーンで妻が「服が濡れるわよ」、ラスト前の、シャワー後のクロエとのキスシーンでクロエが「キスは? 服が濡れるけど」。同じシチュエーションでも相手が違うと結果も変わる的な意味の教訓なのか、彼は服を買う時にこだわりがあるようだったのでそれと絡めているのか、それとも他に違う意味があるのか、どれが正解なのかわかりませんが、結果的に映画的な面白さが増しているのは事実。もう一度じっくりと見れば、意味がわかる・・・かな?  今回も、ストーリーはシンプルだし、いつも以上に何も起こらないのに、6つの話の中で一番心に残った作品でした。特に、クロエのシャワーから妻号泣のラストまでの数分間は、ほんとに映画らしい、いいシーンだったと思います。  何も起こらない平凡な話・・・で思い出したのが、「ガラスの仮面」に出てくる一人芝居「通り雨」。この映画ももしかしたら関係者から「監督、こんな平凡でつまらない話、ほんとに映画にするんですか?」と止められたかもしれません。でもロメール監督ならきっと北島マヤのように「見た人がつまらないと感じたら、それは話が平凡だからではなく、私に映画監督としての力が無いということだね」みたいなこと、言いそう(笑) 。そういえばこの話、落としどころが「通り雨」に似ているような・・・気のせい?
[CS・衛星(字幕)] 9点(2022-08-13 21:47:02)
2.  暗殺のオペラ 《ネタバレ》 
ファシストに殺された父の真実を探る、という解説のまま、サスペンス的な視点で観ていたために「映像はきれいだけど、話がよくわからずつまらない・・・」で終わってしまいそうでした。ラストシーンを見るまでは・・・。  途中いろいろあって、ラストシーン、駅のホームで帰りの列車を待つものの、まったく来る気配ナシ。線路に降り立ってみると、雑草に埋もれたレール・・・。ここで「政治色の濃いサスペンスを美しい映像で見せる映画」というイメージが一変! 記憶を遡って、これまでのシーンの意味がいろいろと気になり始めました。  父の愛人に会ったアトスが、最初は1時間後の列車で、その後、翌日の朝に帰る予定が、なんだかんだで帰れなくなります。途中、馬小屋に閉じ込められたり、愛人の「あなたはもう発てないの」というセリフなど、この映画において彼が「村から出られない」のは、何らかのメッセージだったのかも・・・。 長い間、列車が走っていない廃線を意味する線路。このシーンを見た瞬間「そもそも彼が訪れたタラという村は、彼が出会った村人たちは、実在するのか?」という疑問まで浮かんできます。 父の友人の3人組と愛人の女性が、現在も30年前も同じ容姿。普通の映画では、過去の回想シーンはメイク等で少しでも若く見せるか、似たような若手俳優をキャスティングするところなのに、あえてそのままというのは、過去と現在が絡み合うブラックファンタジーのような話なのか・・・?  他にも、主人公のアトスが父と同姓同名、しかも生き写しのように顔がそっくりというのも意味がありそうだし、銅像の目がなくなったことも、何らかのメタファーなのでしょうが、う~ん、一度観ただけでは、よくわかりませんでした。でもじっくりと掘り下げていけば、「あっ!そういうことだったのか!」に行き当たりそうなので、もしまた観る機会があれば、違った観点から鑑賞することにします。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-03-14 19:34:29)
3.  暗殺の森 《ネタバレ》 
原題のIl conformistaとは、「順応者・同調する者」というような意味らしいです。つまりこの映画の主人公も、子供時代の特殊な体験から「自分もみんなと同じでありたい」という心理によって、ファシストとなり、結婚もしますが、決して心から望んだわけではなく、所詮は代償行為。「普通・みんなと同じ」ということと「流される」ことがイコールであると思い込んじゃった人の悲劇です。  行動の動機が「逃れたい」という心理で、思想に裏打ちされたファシストではないため、体制が崩れれば自分の支柱もなくなり、心から魅かれる女性に出会っても最後は見殺し。一度壊れた冷たい心の温度を「青」という色で表現したのかなと思います。その対極として、この映画に登場する「赤」は、殺された女性の顔など、人間らしさの象徴のように感じました。ですが、自分にとっては、むしろ「白」が印象として強く残っています。精神病院の白、森に降り積もった雪の白など、この映画の白は、とても怖かったです。  女性同士のダンスのシーンも、主人公の対極のひとつとして描かれたようにも思えます。女性同士でタンゴ、最初、周りの人たちから好奇の視線を向けられますが、そんなことはお構いなし。そういう態度が人々を惹きつけ、最後は主人公の男性を包み込んでしまいます。タブーを犯した者は異質とする主人公と、自由であることの美しさで人々を魅了する女性二人との違い。これって、ファシスト政権下のイタリアと、自由の象徴・パリを表していたのかも。  自分には、ファシズムや当時のイタリアの時代背景に対する知識がなかったため、理解することはできても実感することはできず、映画として消化し切れない部分も残ってしまい、ベルトルッチ監督の傑作と評されている作品だけに、ちょっと残念でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-27 20:41:16)
4.  赤い鳥逃げた?
公開当時に観ていたら、共感できたり入り込める部分もあったんでしょうね。さすがにいま観ると、ちょっとキビシイです。でもこの時代の雰囲気がぷんぷんと匂ってきて、懐かしく感じました。桃井かおりが、裸も含めて意外ときれいでした。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-08-20 19:25:40)
5.  悪魔の手毬唄(1977) 《ネタバレ》 
映画化された金田一耕助シリーズの中では、この作品がダントツの1位です。その理由はやはり岸恵子の素晴らしい演技力。でも殺人の動機が・・・。気持ちはわからないではありませんが、ああいう理由で次々と人を殺しますかねぇ・・・?
[ビデオ(邦画)] 8点(2011-07-08 23:03:41)
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