1. アンダーグラウンド(1995)
こんなに3時間が長く感じ、早く終わって欲しいと思った映画も珍しいです。コメディパートとシリアスパートのミスマッチが著しく、コメディなのに全く笑えず、シリアスなのにふざけているような印象を受けた場面が多々ありました。これは1点か2点かな、と思っていたのですが、ラスト20分は見ごたえがありましたので、上方修正してこの点数としました。 [DVD(字幕)] 4点(2015-01-10 23:00:22) |
2. アラバマ物語
《ネタバレ》 これは名作ですね。音楽の使い方が非常に上手く、緊迫感のある場面に一役買っています。ラストも、カタルシスを感じることができるもので、好印象でした。ところで、あのタイヤの中に入って転がしてもらう遊び、面白いのかな…?私が子供の頃はそんな遊びがあるとは考えもしませんでした。体験しようにも、今ではもうタイヤの中に入ることはできません。当時のアメリカの人種差別の厳しさと併せて、時間の流れを感じさせてくれた作品です。 [DVD(字幕)] 8点(2014-12-15 23:41:11) |
3. 歩いても 歩いても
《ネタバレ》 良くできていると思います。登場人物がみんな普通の範疇の人で、家族の交流に焦点を当てて描いているとなると、どうしても「東京物語」と比較してしまいます。「東京物語」とは50年以上の時間の差がありますが、やはり「歩いても歩いても」の方が登場人物に対して冷たい印象を持ってしまい、それが日本人の家族に対する付き合い方がドライになっていることを示しているような気がしました。それでも、最後の墓参りの場面では、家族が3人ではなく4人になっていたことに、ほのかな希望を感じることができたのが救いです。 [DVD(邦画)] 7点(2014-10-03 17:07:38) |
4. 愛が微笑む時
《ネタバレ》 素直に笑って泣ける、素晴らしい映画だと思います。4人のゴーストそれぞれのエピソードが濃密で、特に女性2人のエピソードは本当に感動しました。短い上映時間なのに、よくぞここまでぎっしり中身を詰めてくれたと思います。見終わったあと、本当に良い映画を見たなぁと感慨にふけってしまいました。「一度もトライしたことのない奴に、人生を語る資格はない。」は印象的なセリフでした。 [DVD(吹替)] 10点(2014-09-21 23:22:10) |
5. 愛情物語(1956)
非常に高いレベルでまとまっている映画だと思います。特に、最後のピアノのシーンには唸らされました。広くお勧めしたい映画です。 [DVD(字幕)] 9点(2014-06-21 18:21:29) |
6. アシュラ(2012)
重いテーマに挑んだ骨太の力作ですね。食べ物に溢れている現代は本当に良い時代のはずなのに、その幸せを実感している人はどれくらいいるのでしょうか。もっと多くの人に見て欲しい作品です。 [DVD(邦画)] 8点(2014-06-08 07:45:38) |