1. アヒルと鴨のコインロッカー
《ネタバレ》 伊坂幸太郎原作作品を初鑑賞。 小説独特の世界観の中で進む映画なのでリアル感は少ないのですが、なんとももの悲しいというか、不思議な物語でした。 前半のなんだか意味不明なやり取りが、全て後半の伏線になっていたとは見事。虐待トリオとの遭遇から本屋襲撃まで、現実には話があのように進む事は考えにくいのですが、小説の世界観と考えれば納得して見てられます。 この作品と、同じく伊坂作品の「重力ピエロ」も併せて観ると、伊坂さんの私刑、仇討ちに対する考え方がある程度見えて興味深いですね。その意味では大いに共感出来ました。 余談ですが私自身は地元撮影の映画だったので思い入れが強いですね。 山形ドルジが訛りで「ほな」って言ってたけど違います!それじゃ関西でしょ。 山形では「んではっ」「んでまずっ」です(笑) [DVD(邦画)] 7点(2021-06-12 07:50:35) |