1. アマデウス
夢中で観てたら「口開いてるよ」と家族に注意された。久々に、観終わったあとため息の出た映画。もっと早く観ておけばよかった! 中学生くらいの頃に。もう、サリエリの嫉妬と羨望が身につまされて痛いぐらいの時期というのは通り過ぎてしまいました…。あれは、嫉妬に身を焦がすのがサリエリだから、観客は共感できるのじゃないでしょうかね。苦悩していても上品で純粋で、節度も気品も失わない。それにシブい! モーツァルトは、前評判ほどキレている感じはしなかった…かな? 本物がどうだったのかはわからないけれど、映画の彼は、陽気で破滅的で少し哀しい、愛すべきキャラクターだと思います。オペラやクラシックに造詣が深ければ、明らかにもっと楽しめる映画なのですが、冒頭のアイネ・クライネと、罰ゲームのバッハ風変奏曲で笑いがもれた程度だったのが、いかにも寂しい感じ。もっと勉強しよう…。 10点(2003-01-23 23:53:14) |