1. ガルシアの首
《ネタバレ》 他の作品では脇役をやっていそうな風貌の男が、意地を通すために大活躍。しかし、作品内の描写としては、メキシコの暑さ、埃っぽさ、生首の放つ悪臭と爽快なものは何ひとつない。 [DVD(吹替)] 6点(2022-03-09 23:42:32) |
2. ガントレット
ラストが強引すぎますね。黒幕を成敗するにはああするしかなかったんでしょうけど。 [DVD(字幕)] 5点(2021-04-17 11:27:04) |
3. カプリコン・1
《ネタバレ》 不自然なデータに気付いたスタッフも、捕まった宇宙飛行士二人も殺されてしまったのでしょう。スタッフの痕跡がすっかり消されていることの分かる場面など恐ろしさを感じましたが、宇宙飛行士たちの拘束の程度や記者の命の狙い方が、国家機密を守るほどの規模にしては甘すぎで、ちぐはぐと感じます。追跡隊が二人きりっていかにも少ない。 [DVD(字幕)] 6点(2020-12-23 13:14:20) |
4. 風立ちぬ(1976)
かつて一世を風靡したという山口百恵さんの映画を観るのは初めてです。正直、アイドルが主演の映画と侮っていました、すいませんと謝ります。後に三浦氏と合わせて名コンビと評されるのが分かる情感たっぷりな演技だったと思います。ラスト直前の抱擁シーンなど切なさで涙が出そうでした。次に原作小説のアレンジ具合ですが、男性側にも出征という死の影を用意することで、二人のタイムリミットはより厳しくなり劇的な効果が高まりました。また、二人が繰り返し「風立ちぬ・・・」の詩を口にし、生への執着を訴える説得力が生まれたと思います。全体として良い作品だったという感想です。マツケン氏、芦田氏、森次氏の好演も見ものです。 [DVD(邦画)] 8点(2016-01-03 18:01:19) |
5. 影の車
子どもをナメてやりたい放題していたら、エライ目にあってしまったという話。清張・野村コンビの子役は本当に良い演技をする。現代のドラマ制作者の方々にも参考にしていただきたいほど。 [DVD(邦画)] 6点(2014-07-20 09:57:15) |
6. 片腕カンフー対空とぶギロチン(93分版)
真面目にカンフー映画を作ろうと始めたのが、終わって見たらバカ映画だったということですね。それは天下一武道会が主催者の意図に反して、観客のいない、盛り上がりようのないものだろうと、そこで展開されるバトルが結構力入ってて面白かったことで窺えます。それにしても、カンフー映画の主人公には強さを通して憧れを抱くことが多いのですが、この片腕ドラゴンには全っ然それがない。スカシてて偉そうだし、強いと言われる割りに罠を仕掛けて勝とうとするし。終盤はギロチン爺の方を応援したほど。 6点(2004-10-13 19:22:35) |
7. カッコーの巣の上で
約10年ぶりに再見し、当時は見逃していた病院内の事情(患者の多くが自主的に入院している事実など)も分かりました。それを考えると、管理を逃れて人間らしく生きようとするマクマーフィの主張も空振り気味な気がします。婦長側も患者をがんじがらめに縛っているわけでもないですし。チーフの心を動かしただけでも価値はあるのでしょうね。 [DVD(字幕)] 7点(2004-07-15 19:07:16) |