1. 感染
《ネタバレ》 久々に邦画を見たせいか、ゾクリと背筋に寒気を憶えつつそれなりに楽しめました。 やはりオチが安直というか、それが不満でならない。 展開が緩いので、途中退屈した。 もう少しゴチャゴチャせずにスッキリとまとめてくれればなぁ・・。 キャストは手堅く、そして雰囲気たっぷりに、と頑張ってたのに残念。 仮眠した外科医が新人に「お前は人を縫ってみたいだけだ」と言う。 コレでは先が読める、縫って下さいと言っているようなものだ。 この二人は感染の外に居たのか内に居たのかはイマイチわからないが、 もう少し上手く使えたのでは?と思う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-03 12:08:36) |
2. ガーゴイル(2001)
《ネタバレ》 お洒落?言い直します、オサレ?美しい旋律、血みどろの殺人劇。 性行為に耽り、そして絶頂と共に相手を貪る。 一昔の自分なら騙されているところだ。 ただ、ストーリーに何かしら説明が付いていたらの話。 わかりづらい、個々の解釈により話を補完しても実の無さを感じずにはいられない。 台詞を省くにしても、もう一つ表現や展開に刺激が欲しかった。 ギャロはコレを解放したかったのか、自身をどうにかしたかったのか。 結局、自らの欲望、衝動は止められていない。 しかし奥さんには「君だけは傷つけない」と言い、遵守していたりする。 彼女を重要なファクターとしてしっかりと機能させていれば、 少しは突っ込んだ話が描けていたと思う。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-06-17 09:39:49) |
3. カンフーハッスル
《ネタバレ》 まず、オーバー過ぎる演出が鼻についた。 「ありえねぇー」という宣伝文句、そして前作「少林サッカー」の存在。 これらから推して知るべしなのだが、どうにも合わない。 CGや合成がわかり易く浮いてるのもだが、基本的にスローモーションが嫌い。 アクションを重視するような作品で余り多用して欲しくないのだ。 場面場面で見ると、カッコよく決めてあるシーンもある。 ただ大仰しさが、映像や音楽に顕著に表れていて冷めたりする。 しかし、話は在って無いような物なのに何故かうっすらと感動してたりもする。 徹夜明けの寝惚け眼のせいだとは思いたくないのですが・・。 もう少し主人公やその相方、聾唖者であるヒロインを掘り下げて欲しかった。 どう考えても火雲邪神と大家夫婦の存在が圧倒的過ぎる。 ハッとしたシーンが「シャイニング」をパロったシーンなのも流石に問題がある。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-29 06:00:34) |
4. カルマ
あちらさんのホラーっていうのは何故に恋愛を絡めたものが多いのだろうか。気のせいかもしれないがそんな印象。話はシンプルなくせに複雑にしようと空回り。ホラーはホラー、ラブストーリーはラブストーリー。共存は難しいと思うのだが・・需要があるということだろうなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-19 02:43:12) |
5. 完全犯罪クラブ
気づいたらエッチィ絡みシーンで流れに馴染めないままあっという間に終わってた。 原題や内容を見るにどこら辺が「完全犯罪」なのか・・ 邦題を付ける人の考えがわからない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-02-12 18:21:02) |
6. COWBOY BEBOP カウボーイビバップ 天国の扉
TVシリーズ鑑賞後すぐに見ました。余韻が残ってたからか自分はそれなりに楽しめました。とはいえビバップらしくない、というのはありますね。劇場版のためにスケールでっかくしました、みたいな。そんなのはビバップじゃないんだよーと。3億なんていう賞金首を追うとかじゃなくて笑いと洒落た小話をオムニバス形式でだねブツブツ。ヴィンセントもエレクトラもパッとせず。ですがアニメーションのレベルは劇場版ならでのクオリティー。 6点(2005-01-06 23:00:38) |
7. 回路
《ネタバレ》 異常というか不条理というか違和感から来る妙な怖さはある。 後半は誰も居なくなった・・日本は死に飲み込まれた、という凄い壮大な展開。 局地的だからこそ、監督の濃密的な怖さの魅せ方が際立つと思うのだが・・・。 人と人との繋がり、得体の知れない何かが侵食する状況等。 コレに霊、彼らが住む世界、その許容量といったルール設定を肉付け。 だが肉が付き過ぎてしまい、くどくなり恐怖も薄まった印象。 無(消失)と死を分けていたが自殺したはずの小雪も黒い染みになったりと謎。 見落としか理解できていないのか、居る者全てが染みとなっているので比較も出来ず。 言いたいことはわかるが、少々無駄が多過ぎたと思う作品。 [DVD(字幕)] 4点(2004-10-25 20:07:30) |
8. カンパニー・マン
キューブを脱しようとしつつもキューブで見せた映像作りはやはりこの作品でも見られます。規則的に統制された世界・映像が好きなんですかね、ナタリ監督は。裏の裏の、そのまた裏を・・とこの監督だからこそ期待しちゃうところですがこじんまりとしちゃった感が否めません。CUBEを自分は楽しんだ口ではないですが今作品もまたハマれずに終わってしまいました。ルーシーリューを好きじゃないのがけっこう大きい。 5点(2004-09-29 07:11:23) |