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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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61.  カンバセーションズ 《ネタバレ》 
結婚式で再会した、かつて愛し合っていた男女の一夜の物語。中年にさしかかった同じ歳の二人、男は浮き名を流し、女は医者と結婚し家庭を築いています。そんな二人が会話の駆け引きをしつつやがて燃え上がり・・・とってもジミで小さい題材なんですが、全編シネスコサイズを左右2画面に分けたままで展開する状態の実験的ワールドでは、俄然面白く映画が弾みます。左右が単に男女を隔てているのではなくて、片方が回想になったり、過去とシンクロしたり、空想画面になったり、時間が前後してたり、パラレルな進行でミスリード誘ったり。これ、どんどんと関係が明らかになってくる進行も含めて、本当は3回見るのが正しい見方かもしれませんね。1度見て全体を俯瞰したら、今度は右画面オンリー、そして左画面オンリーって。最後の最後、2つのフレームがいつの間にやら1つに合わさった瞬間をどう見たらいいのか、あれこれ考えるのも楽しいかも。タイトにまとまった84分ですが、2画面は1画面の数倍雄弁だったりする事に気付かされたのでした。
[映画館(字幕)] 8点(2007-05-26 22:11:16)
62.  頑張れ!グムスン 《ネタバレ》 
母親の自覚ゼロな若い主婦が、ぼったくりバーに囚われてしまった夫を取り戻すべく、赤ちゃんを背中に夜の歓楽街を駆け巡る混乱劇。タイムリミットは義父と義母がやってくる早朝まで。基本的にバカ映画。ゴタゴタした展開と沢山の登場人物で盛り沢山ですが、バカさ加減を楽しめないとツラいですか。色々なエピソードを散りばめつつ、それぞれにきっちりケリを付けきってないのが残念ですね。一応エンドクレジットでその後が描かれるんですけど、登場人物のエピソード全てにオチが付いてる訳じゃないですし。あと「花嫁はギャングスター」を見てないと判らないようなネタもありますが(あのシリーズで白鮫を演じていたチャン・セジンが意味ありげに出て来ますが・・・)。赤ちゃんを背負っている、っていう状態がキーになって物語が動いてるんですが、肝心のクライマックスで赤ちゃんを背中から降ろしてしまっているのは失敗かなぁ。あの展開ではさすがに背負ってたら無理がありますけど、あれだけ引っ張ったのならば、そこも赤ちゃんをキーにした展開にすれば良かったんじゃないかと思います。でも、ペ・ドゥナがボロボロクタクタになりながらもずっと魅力的で、母親としての目覚めとか妻としての自覚とかいうメッセージを描こうとしつつ描けてないような欠点も、彼女の魅力の前ではどうでもいい事のように思えてしまいます。描かれているのはたった一日の出来事ながら、色々なパターンの彼女が見られます。ペ・ドゥナ主演のバカ映画、ってキーワードでピクッ!と食指が動く人ならば、楽しめるんでないかな。
[DVD(字幕)] 7点(2006-12-24 01:07:41)(良:1票)
63.  彼女を信じないでください 《ネタバレ》 
「これ、なんて松竹映画?」ってカンジでした。笑って泣かせる人情喜劇ってヤツですね。私くらいの歳の人間には「なつかしー!」って感覚。田舎町を舞台に嘘つきオンナが巻き起こす騒動記。彼女が能動的にどんどんと混乱させちゃう、アメリカ映画風やかまし映画かな?と思っていたら、むしろ巻き込まれて仕方なく結果的に混乱させちゃいました、って感じで彼女自身が翻弄されてゆくところが見ていて楽しめました。決してイヤなオンナじゃなくって、その場その場でなんとか取り繕うための嘘が嘘を呼んでゆく状態、ああ、なんとなく判るわぁ、って。センスは古臭くて、とても今世紀に入ってから作られた映画には見えないんですけれど、前述の通り、懐かしい楽しさ、温かさに溢れていて、でも「懐かしい」と感じるからには、つまり今の日本映画からは失われちゃった感覚なのかなぁ、なんて思ったり。スタイルや手法よりも、まず物語や世界ありきで作られているところに、とっても好感を覚えました。前半の散々なメに遭うカン・ドンウォンに大笑いしつつ、後半の怒涛の泣かせ(でも韓国映画だからって誰か死ぬわけじゃありません)に涙して、なんか自分の中で徐々に韓国映画、イイかも、って気持ちを大きくさせてゆく、そんな映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2006-10-28 00:37:28)
64.  カンフーハッスル 《ネタバレ》 
「ゴッドファーザー」「コットンクラブ」「ワン・フロム・ザ・ハート」風でコッポラか?みたいなオープニングから、西部劇風ビンボな砦での大逆転劇まではすこぶる快調。でも、チャウ・シンチーは本筋にちぃとも絡んできませんな。メインは砦の大家夫婦、住人達とマフィアとの抗争劇で、シンチーがキャラ的にいらないんじゃない?ってくらいに、あまりに蚊帳の外状態過ぎちゃってイライラしてきます。で、それがクライマックスに来てやっとこさ大爆発!となるんですけど、この構成はどうもよろしくなかったです。何しろ敵の本拠地のカジノでの夫婦と最終達人との勝負こそが本来のクライマックスのような状態で、その後の展開は蛇足感たっぷり。しかも、覚醒したシンチーの圧倒的強さで盛り上げきらなければならないのに、それはとっても大事なハズなのに、シンチーの動きがショボいんですわ。キレもスピードもメリハリもなくて、VFXに助けて貰ってます、って感じが強くて、それ以前のアクションよりも面白くなくなっちゃってます。彼がもっと動ける人だったらば良かったんですけどねぇ。とりあえずパロディとかミュージカルとか色々盛り込んで飽きさせない作りにはなってますけど、もう少しアクションそのものをきっちりたっぷり見せて欲しかったですね。アクションがかなり薄味だったのが残念でした。
[DVD(字幕)] 6点(2006-10-19 00:22:54)
65.  害虫
なんだか韓国映画を見ているような違和感がずっとつきまとっていました。そんなに韓国映画を見てる訳じゃないですけど。現実っぽいんだけど、どこか現実とのズレを感じるような感覚。韓国映画の世界はとても日本的だけど、日本じゃない知らない世界だから違和感が生まれるんですが、この映画の場合は、どこにもありそう、いそうで、どこにもない日本、いない日本人という感じ。ひどく観念的に組み立てられ過ぎているんですわ。モヤモヤしたものをモヤモヤしたままに放り出してるばかりで、受け手に負わせ過ぎ。負の要素ばかりを抽出して結果的にイライラさせるイヤな気持ちの素を投げかけられただけ、みたいな。現実にそういう事があるかもしれないし、もっとひどい現実だってあるかもしれないけれど、じゃあこの映画はそういう事が言いたかった、そのために作ったってコト?とツッコミのひとつも入れたくなります。結局これは現実ではなくて作り物なワケで、作り物には作り物なりのカタチってモノがあるんじゃないかなぁ。画面に蒼井優が出ている間だけは安心できる、という映画でした。
[DVD(邦画)] 4点(2006-10-15 00:17:22)
66.  かもめ食堂 《ネタバレ》 
「空の彼方に躍る影」だよ!と冒頭の小林聡美のモヤモヤにシンクロしてる時点から術中にハマってしまっていたのでしょう。映画の中の人々と共に淡々と、じんわりじんわりとちょっとした幸せを感じてゆく映画でした。小林聡美が、なんていい表情をするんだろう、ってくらいにイイです。彼女によって作られてゆく料理と人間関係とが、あったかい気分にさせてくれます。ただ、もたいまさこと小林聡美だと、私の中ではどうしてもかーやときみちゃんですねぇ。本来はリアルなハズの二人のぎこちない距離感が逆に違和感になってしまうという。あと、最後の方の、トランクの中身とプールでの「エヴァ」の最終回みたいな部分は必要だったのかどうか、ちょっと疑問だったりはしました。ですがこの監督の「恋は五・七・五!」みたいな、らしくない無理した感じはなく(あれはあれで楽しい映画でしたが)、「バーバー吉野」の時のじんわりとして、ちょっと可笑しい、って感じが更に高められて、ああ、この監督の映画がもっと見たい、と思いました。そして、それ以上にかもめ食堂に行ってみたいな。
[DVD(邦画)] 8点(2006-09-29 01:13:06)
67.  がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン 《ネタバレ》 
面白かったんですけど、それはもうオリジナル版の面白さをトレースしただけ、という状態で、この映画独自の面白さとしてはちょっとした小ネタだけ(ユニフォームのスポンサーがオリジナル版と同じになると思わせつつ、もっと酷くなるとか)。しかも全てにおいて劣化してしまっているので、これを見るのだったらほぼ同じ物語、細かいエピソードまで殆ど同じなオリジナル版を見れば十分という状態になっています。チームの民族が更に多様になったとか、子供達の言葉が激しく下品になったとか、時代に合わせた表面的な違いがあるだけですからねぇ。変更箇所も下手にキャラクターの役割を分散させた事で盛り上がるべきところが盛り上がらなくなってしまったり(本来ルパスの役割だったところを車椅子のフーパーに分担させてしまってボヤけてしまいました)。でも、なんと言っても役者の個性が薄くなってしまっていて、愛すべきキャラクターに昇華されてゆかないのがツラいです。なんでアマンダがあんなムチムチなんだ?とか、なんでケリーがただの軽い兄ちゃんなんだ?みたいな見た目の違いもありますが、何より表情をちゃんと捉えてないのがガッカリです。バターメーカー、アマンダ、ケリーそれぞれの悲しみが、オリジナル版ではきちんと捉えられてたのに。まあ、古い映画オタクなおじさんがオリジナル版と比較してやいのやいの言うのはウザいだけかもしれませんね。これはこれで別物として楽しめ、みたいな。だけど、ベアーズが帰ってきた!って喜びが、この映画からはちっとも感じられないんだなぁ・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-23 01:01:53)
68.  亀は意外と速く泳ぐ 《ネタバレ》 
「あずきパンダちゃ~ん」が頭の中で延々とリフレインしていて、こりゃヤバいです。私の中の貴重な記憶領域に『人生におけるどうでもいい記憶』として「あずきパンダちゃ~ん」が書き込まれてしまったワケですね。あーあ。さて、映画は小ネタをいっぱい盛り込んだバカ映画でした。フツーじゃない人を描く映画は、対比のためにフツーの人をフツーに描かないと面白くならないって思ってるんですけど、この映画に出てくるフツーの人はちっともフツーじゃないので、この状況じゃあ何が起ころうが、意外性はなーんにもないじゃん、なんて思ったり、だけどそもそもフツーって何よ?という映画だったりするので、これはこれでありなのかな。ただ、スズメとクジャクのコンビが楽しくて、映画としてはむしろそっちをメインにしてくれたらなぁ、なんて。この二人のはっちゃけたシーンに比べると、本筋の方はそこそこな展開で、そこそこなオチに落ち着いちゃって、公安もスパイ話もそこそこで終わってしまうので、せっかくのフツーじゃないフツーの人達の映画がそこそこじゃあ、勿体ないでしょ?と思いました。クジャクの存在が大胆に絡んでくればなぁ。あのキャラがあんなオチってのも勿体ないです。って事で続編を希望。
[DVD(邦画)] 7点(2006-09-07 01:11:42)
69.  カーズ 《ネタバレ》 
うーん、複雑な気分です。これまでのピクサー作品よりも、素晴らしさとガッカリの落差が激しい感じ。美術センスは最高ですし、物語もベタだけどいい。キャラクターもいろんなパターンがあって魅力的。でもね、このキャラに普通の映画のようなドラマを維持させようとする事が無謀だと思うんです。CGアニメの限界点を弁えきれてないように思え、だから全体的に間延びした印象を受けちゃう。手描きアニメにしろCGアニメにしろ、役者としては大根なんですよ。表情や仕草で人の機微までも表現できるほどの表現力はないワケで、だからまんま映画みたいな文法を当てはめる行為が適切とは言い難いのですよね。もう少し彼等に相応しい舞台というのがあった筈です。あとは、動きが軽すぎるせいなのか、モデリングに問題があるのか、サイズ感覚にバラつきが感じられました。一応、実車と同じサイズ、って考えていいんですよね? だけど小さなオモチャにしか見えないカット多数。ボディに対して大き過ぎな目がいけないのかな? ベッタベタなアメリカンのノリは、これはこれでいいでしょう。世界の子供達の目にどう映るのかは判りませんが。個人的には双子のミーハーっ子が昔の私の愛車と同じ車種だったのが嬉しかったですね。
[映画館(字幕)] 7点(2006-07-16 23:49:03)
70.  カサブランカ
映画には積極的に真剣に向き合わなければいけないと、常日頃思うのですよ。最近のなんでもかんでも説明してくれる判りやすい映画は、なーんにも考えなくてもラストまで運んでくれたりするので、それに慣れてしまうと古い映画はどうも全くアタマの中に上手く流れ込んでこなかったりします。でも、映画って私にとっちゃ、やっぱり1本1本が送り手との勝負ですよ。で、「カサブランカ」。見始めて『これ、積極的な姿勢で見ないと一発コメディ化しちゃうな』と思いました。くっさいセリフを吐くワリにやたら女々しいボギー、通常目モードと涙目モードの2モードだけで押し通す都合のいい女バーグマン。笑うぞ、笑っちゃうぞ、と思いながら向き合っておりました。で・・・結局クライマックスで泣いちゃった。今の時代、あの大戦がどういう結末を辿ったのか、私達は知っています。でも、この映画は戦時下に作られたもの。ヨーロッパが燃えているさなかに送り出された映画です。背景にある悲劇は歴史の1ページではなく、リアルタイムに存在していたもの。当時の人々の心に思いを馳せる時、この映画がいかに深く感動を与えただろう、切なさの中にある希望を与えただろうか、と。映画は時代を写す鏡、時代の証人なのです。それを思った時、時代と向き合った真摯なドラマが浮かび上がってくるのでした。って事で、この映画との勝負は私の負け(8点以上の映画は私の負けなのダ)。
[DVD(字幕)] 9点(2005-12-10 00:04:14)(良:1票)
71.  華氏911
最初に書いておかねばなりますまい。私はブッシュが嫌いです。さて、私にはこの映画、世間での「良くも悪くもブッシュをひたすらコキ下ろしたシロモノ」という評価とはちょっと違うように感じました。ムーアの著書もそうなのですが、看板と中身に実は差がある感じ。メディア戦略によって操作されて伝えられる情報、その情報にコントロールされてしまう民衆、その危うさを、ムーアは自らこの映画で具象化してみせたのでは?と。編集や音楽によって意図的に操作されまくっている映画なのですが、実のところ政治の場もこういう事でしょ?って。タイトル部分で本番前の準備をしている政治家達の姿が映し出されていますが、それは政治もまた国民に伝えられるのは真実とは別の、加工されたモノなのですよ、と認識させようとしているのではないかと思います。メディアは物事を非常に短絡的に、二元論化して判りやすくコントロールしているのではないでしょうか。白でなければ黒、善でなければ悪。真理は決してその極にはない、そんなに単純なモノではないのに。共和党と民主党の二大政党状態が、端的に二元論化でコントロールされている状態を表しているような気がしてなりません。もっとも、その傾向はアメリカだけに言える事ではありません。民衆の中に敵を作り出し、議員が特定の市民を「反日的分子」と言い放ってしまうどっかの国もまた、安易な二元論へ堕している傾向が顕著です。某巨大掲示板に見られる、信者でなければアンチ、右翼でなければ左翼、という極論に走ってしまう原因って、一体どこにあるのでしょうね? そうそう、その国の総理も、平然と犯罪者でもない市民を非難したりしてましたけど、ひとつ言いたいのは、芸術を愛するフリするならば、見てもいない映画をケナすのはイカンのではないの? 最後に、あの無惨な被害者や死体の映像にまで真実がない、なんて言う事はできないですよね。そして、あれは、明日の自分の姿なのかも・・・。
[映画館(字幕)] 8点(2004-09-01 21:14:55)(良:5票)
72.  カルメン故郷に帰る
映画がカラーで世界を描けるというのは、今となっては当然、当たり前なのですが、それって素晴らしい事なんじゃない?というのを実感させるような、最近の映画はカラーである必然すら存在しない気がしてしまうような、色が鮮烈な印象に残る映画でした。当時のフィルム、プリントは現在とは方式自体が違うので着色感が強いのも原因ではあるのですが(逆にあのタッチを今のフィルムで再現するのは不可能でしょうねぇ)。物語の方は、田舎の色の中に都会の色が入り込んで騒動を起こすというコメディですが「幼い頃、牛に蹴られてパーになっちゃったリリイ・カルメン」こと高峰秀子がとても魅力的で、逆に、翻弄される田舎の人々の保守的な思考は、ちょっと今の時代にはツラいかなぁ、なんて(これを見たのは今から20年前の松竹系の劇場でしたけど)。もっとも田舎を持たない私には、ちょっと憧れの世界でもあります、故郷に帰る、って。
[映画館(邦画)] 7点(2004-02-04 11:22:53)
73.  ガメラ対深海怪獣ジグラ 《ネタバレ》 
父に連れられて渋谷大映で「東海道お化け道中」「赤胴鈴之助」と3本立てで見ました。他の二本はもうほとんど覚えてないんですが、ガメラファンだけあって、この映画の記憶はしっかりあります。当時まだ子供真っ盛り状態な私には、この映画のショボさに気付かず、単純にガメラ頑張れ!状態でした。考えてみれば、舞台がずっとシーワールドで、ミニチュアセットもシーワールド周辺のみ、ジグラとのバトルも予算ないからあまり色々できませんねん、って感じで昭和ガメラシリーズで唯一、ガメラの火炎放射のみでケリが付いちゃう映画。それでも愛していたんですよねぇ。子供好きな健気なガメラ。この後、大映が倒産しちゃったと知った時には「もうガメラは見られないんだ」と子供心に悲しくなったものです。その後、平成ガメラの復活は本当に嬉しかったものの、なんだかマニア向けになってガメラのアイディンティティがなくなっちゃったなぁ、とガッカリしてたのですが{「強いぞガメラ!」のノリこそが私にとってのガメラだったので)次のガメラは子供向けとして登場するようで。さて、どうなりますやら。
[映画館(字幕)] 5点(2004-01-23 13:19:29)
74.  学校の怪談3
シリーズ中唯一、平山秀幸監督ではなくて金子修介監督作品なのですが、前2作と同様、学校内で巻き起こるオバケ話というパターンでマンネリ感が強く、しかも今回は核となる敵の存在がないために、映画のテンションはかなり低め。リアルな子供像を描いてみせた平山監督と違って、子供に作りものの演技をさせていて違和感もたっぷり。西田尚美は腰を痛めてコルセットを巻いた状態で撮影に臨んでいたとの事ですが、お腹ぽっこり状態で太ってる?みたいに見えて可哀想。女優には気を使ってあげなくちゃねぇ。金子監督、女優がお好きなようだけど、毎回細かいトコへの気配りは足りなくない?
[映画館(字幕)] 5点(2003-12-09 10:47:13)
75.  がんばれ!ベアーズ
子供には子供なりの世界があって、大人の事情や都合で壊していいワケじゃないですし、子供なりの悲しさ、ツラさもあります。でも、大人にだって、子供と同じように悲しさツラさがあるものです。そう、子供が思うほど、大人は大人じゃない、って事が。別の生き物のように見える子供と大人が、ホントは同じ生き物だ、ってお互いを認められた時、お互いにちょっぴり成長できる、私はこの映画に、そんな事を感じました。でも、やっぱり、この映画は子供達の勝ち。ベアーズの面々の愛すべきダメっぷり、アマンダとケリーの、大人へと歩み出そうとする姿は、今でも色褪せない記憶となって甦ります。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-30 23:58:50)
76.  がんばれ!!タブチくん!! あゝツッパリ人生
1作目見てコケちゃったクセして、なんでコレも見たのかなぁ? この3作目、何か進化したのか?ってゆーと、もう、全く、なーんにも。唯一違ってたのは、エピソードの区切り目に入るアイキャッチがヒゲダンスになってた事くらいで・・・時代感じますねぇ。そうそう、西田敏行が苦手な私としては、彼の一番好きな役は、このタブチくんかもしれないです。上手いですし、何と言っても当人の顔見なくて済みますからね。
[映画館(字幕)] 3点(2003-11-30 23:09:34)
77.  がんばれ!!タブチくん!!
ライオンズファンな私としては、ライオンズを舞台とした(原作はタイガース時代から存在してましたが)数少ない物語として、この映画を贔屓にしたいところですが・・・いかんせん、リアリティのカケラもない荒唐無稽なシロモノ(原作はそうでもないです)になってしまって、あらら。なんで、わざわざお子様向けアニメ仕様にしちゃいますかね? そりゃ確かに、ライオンズファンはお子様多いけど・・・。
[映画館(字幕)] 3点(2003-11-30 23:04:20)
78.  がんばっていきまっしょい
高校時代が遠い昔な私にとっては、この映画、過ぎ去りし日の青春の思い出という感じ。この映画が描いた世代に近い人間なモノですから、今の高校生とは違う、当時の高校生の雰囲気、モロにキました。今思えば明らかに「昔」の世界なんですよね。田中麗奈の、あんまり愛想ない、だけど凛とした表情が魅力的でした。試合シーンでの無骨な字幕に違和感があって、あそこはもう少しなんとかなんなかったのかなぁ、とは思いましたけど、全体的には私にとってふわふわと心地よく癒される映画でした。映画の世界に入りこんでいた私は、映画館を出た瞬間に広がった新宿の街の風景に、なんだかがっかりした事を覚えています。そして、この映画を見た10年前より新宿はもう少し更に大都会になっていて、この映画は更にもう少し昔の世界。
[映画館(邦画)] 8点(2003-11-30 14:22:21)
79.  カリブの熱い夜 《ネタバレ》 
これ、かなり記憶がトンでしまっているんですけど、結局なんにもちっとも解決しない、「おいおいそれで終わりかよ!」って映画じゃなかったでしたっけ? 思わせぶり、もったいぶった展開がずっと続いて、だけどラブストーリーでごまかされてキレイなラストシーンでケムに巻かれた、みたいな。実は全然中身ナシ!だった記憶がありますが。
[映画館(字幕)] 4点(2003-11-30 13:59:32)
80.  カラー・オブ・ハート 《ネタバレ》 
赤狩り時代のアメリカや、ファシズム、カラー=有色人種といった、色々な象徴を内包しつつ、変化してゆく事、変化を受け入れてゆく事で世界が広がるという、ファンタジーっぽいけれど、実は深いテーマが刻まれてる映画です。私としては、この世界の純朴さの象徴であるカフェのオーナー、ジェフ・ダニエルズが印象に残りました。ただ、気になったのは、この世界、変化してゆくことで、プレザントヴィルの外側の世界ってどうなっていったんでしょ?という事。そこは具体的に描かれてませんでしたが。パラレルワールドとして現実と同じような世界が存在しています、って事なのかなぁ。
[映画館(字幕)] 7点(2003-11-30 13:53:08)(良:1票)
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