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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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81.  カリスマ 《ネタバレ》 
本作のキーワードは、「世界の法則を回復せよ」。それは、今は“法則が失われた状態”であるということ。生ける者全てが従うべき大原則、生態系における決まりごと。それが「法則」。「弱肉強食」、「己が生きるために他を殺すこと」。人間も生物であるならこの法則に従うべきなのに、現実にはそうではありません。人間はこの法則の範疇外にいます。本作で比喩的に提示されるカリスマVS森林の構図は、個VS集団と捉えられます。猿が高度な社会生活を営むに至って人間となった。種の主体性を個から集団にシフトさせ、法則を捨てる代わりに集団生活のための別の規則(役所=刑事は規則の典型)を手に入れたのです。つまり「法則を回復せよ」を言い換えるなら、「個に戻れ」ということ。桐山が言うように藪池がカリスマであるなら、その能力は木のカリスマと同じ。ラストカットの燃え盛る市街地は彼が引き起こした「社会の崩壊」。藪池の言葉を借りるなら「なすがまま」。以上が本作のテーマ部分の解釈です。次に作品の外郭的な解釈。本作の舞台となるのは、何処か分からない森林、廃墟となった施設、教授の家。どこか変です。キノコを生で食べ、簡単に発砲する藪池。2代目?カリスマの発現の仕方。枯れかけの木に大金を出す男。謎の2つの巨大アンテナ。これら不合理なことを全て説明できる解釈があります。それは“この世界は藪池の夢”。冒頭から2回繰り返して眠る藪池を登場させていることから想像できます。本作の出来事が“夢ではない”という保障はありません。でもこれだとちょっとつまらない。もうひとつの解釈は、“この世界は地獄”。中曽根(大杉漣)が最後に言った台詞です。2回も出てくる“火”と“トラバサミ”。集団で押さえつけ頭をハンマーでつぶす様は、まるで鬼の仕業。社会と隔絶され、金を積んでも抜け出すことが出来ない場所。燃え盛る市街地。まさに「地獄」。こんな解釈も可能だと思いました。想像する余地のある作品は好きです。
[DVD(邦画)] 8点(2006-10-21 18:38:25)
82.  感染 《ネタバレ》 
サイコホラーとしての出来は悪くないと思います。罪悪感の意識に感染するという発想は面白い。キャストも豪華で、芸達者揃い。観ていて安心感がありました。ただ、面白いかと問われれば「普通」、好きかと聞かれれば「別に」と答えてしまいます。理解していない部分が結構あるのですが、そのままでもいいかなと。リンチや黒沢清監督作品の場合、難解でも「理解したい」と思います。“答え”を見つけたいと思う。それが作品の魅力。でも本作の場合、見つけても結果ガッカリする、あるいは答えが用意されていないような気がしてしまいます。何故そう思うのかは分かりません。なので、いつか急に本作を好きになる可能性もあります。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-10-07 18:14:00)
83.  ガラクタ通りのステイン~エピローグ~ディレクターズカット
「ガラクタ通り」は文字通り、不要なものや使えなくなったもの、値打ちの無いモノの吹き溜まりです。“モノ”は“物”であり、“者”でもあります。毎回、ステインが拾ったガラクタに端を発する物語は、いつも可笑しく、ときに哀しくほろ苦く、驚くほど“毒”を含んでいます。そして「生きる厳しさ」や「幸せの意味」を問いかけてきます。本作『ハーモニカ』は、レギュラーの短編13話に比べて異色の作品です。毒気の薄いラブファンタジー。かなり一般向けにアレンジされた印象です。シリーズファンからすると物足りない。しかし本作がエピローグであることの意味はとても大きい。あのステインが、“生きている人間”に恋をしています。これは作品の世界観を揺るがす大事件。ステインの住むのは人間社会から隔離された世界。貧しくても、人間関係の棘はありません。生暖かな心地よさがある。そこから踏み出し、社会と関わり合いを持ち始めたエンディングに意義を感じずにはいられません。シリーズ全体としてなら満点ですが、本作単独なら6~7点といったところ。でも思い入れの分、オマケさせてください。心優しきステインとガラクタ通りの住人たち。笑いながら、彼らから大切なことを学びました。
[DVD(邦画)] 9点(2006-09-28 18:58:28)
84.  彼女を信じないでください
ラストが簡単に想像できるストーリー。ひと昔前のテレビドラマであったようなベタな展開。そして笑って泣いて楽しめます。非常に手堅い印象を持ちました。こういうありきたりなラブコメを、観客の期待するように、注文どおりに提供されると“やるな”と思ってしまいます。主演のキム・ハヌルも上手い。とても魅力的な表情のできる女優さんですね。(ここ数ヶ月でチョン・ジヒョン、ペ・ドゥナ、ソン・ガンホ(!)…どんどん韓国の俳優さんの名前を覚えてしまっています。一般教養としてペ・ヨンジュンとチェ・ジウくらいしか知らなかったのに、ヤバイ。韓国映画の魅力にはまりそうでちょっとこわいです。)何はともあれ、安心して楽しめます。
[DVD(字幕)] 8点(2006-09-18 12:17:18)
85.  回路 《ネタバレ》 
頭が混乱してしまったので、自分なりの解釈をして整理します。本作の基本設定は武田真治が述べたこと。霊界はいまや飽和状態。死んだ魂の行き場所が無い。溢れ出る場所は現世しかない。霊界から現世に溢れ出るには“回路”が必要。その回路とは“開かずの間”。(タイトルロゴとガムテープを赤色で統一し、観客に説明。)幽霊(霊界に行き場所がなくなって困っている魂。だから“助けて”と繰り返す。)がインターネットを使い“開かずの間”を人間に作らせようとする。その誘い言葉は「幽霊に合いたいですか」。霊の誘いに乗り開かずの間を作った人、あるいは開かずの間に入った人は死ぬ。それは開かずの間が霊界(の入り口)だから。霊界にいるということは死んでいるということ。(最初は自殺という分かり易い方法で死んだが、次第にただ影を残して消えるという形式になる。これは霊界と現世の区別がだんだん無くなっていきているため?)最初、開かずの間は入り口のひとつでしかなかったが、それが増えると霊界と現世の境界が無くなってしまう。霊界=現世。よって現世は崩壊を迎える。言い方を変えれば、生と死の区別が無くなる。(実際、死者にも実体があった。)伝えたいメッセージはパブロン中毒さんのおっしゃるとおり。ラスト15分前までは、展開上の不合理やアラが目に付き、イマイチと思っていましたが、見終わった感想は“凄い”。ここまで話を大きくされると、かえって気持ちがいいです。個人的にCOCCOが大好きなので「羽根」を聴いて好感指数もアップ。ホラーであってホラーでなし。面白い作品だと思いました。でも自分は、本作の本当の姿を分かっていない気がします。一度観ただけでは厳しい。そのため点数は控えめです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-09-15 18:00:38)(良:1票)
86.  ガントレット 《ネタバレ》 
自分の中では、TVでやっていると何となく観てしまう作品四天王の1つです。(ちなみに他の作品は『コマンドー』『プレデター』『クロコダイルダンディー』)自分の好きなロードムービーであること、結構シリアスな内容のわりに気軽に観られることが、ついつい観てしまう理由かな。もちろん見所は皆さんご指摘のとおり、ラスト強化バスでの銃撃包囲網の突破。そこのみと言ってもいいくらい。戦車でもコンボイでもなく、身近なバスをチョイスしたところがニクイ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-09-09 19:45:19)
87.  カプリコン・1 《ネタバレ》 
家族が人質にされるという状況、国家権力を相手にしていること、さらに自分達が生きていてはまずい状況に追い込まれたこと、蜘蛛の巣に絡み取られたような危機的状況であるはずなのに、3人の宇宙飛行士からはイマイチ緊張感が伝わってきません。これは、3人が当局側に少なからず仲間意識を持っていたこと、また当局の対応に詰めの甘さがあることに起因していると思います。(もっとも当局に用意周到さがあれば、こんな事態にはなっていないとも言えますが。)また、見せ場である逃走劇の部分に工夫が見られず、やや淡白に感じてしまいました。ひとひねり欲しかったところです。(でもドッグファイトは見ごたえあり。)つまり全体的なつくりにやや粗さを感じるのです。でも、設定の良さ、音楽の素晴らしさの印象の方がずっと強い。当局の隠ぺい体質にはリアリティがあり、まんざら荒唐無稽とも言い切れない設定が絶妙です。さらに秀逸な音楽が、緊張感を煽ります。短所を長所が打ち消すため、鑑賞後には満足感が残ります。多分本サイトでの高評価がなければ、自分は出会わなかっただろうと思う良作です。本サイトとレビュワーの皆様に感謝。
[DVD(字幕)] 7点(2006-08-04 21:52:34)
88.  亀は意外と速く泳ぐ 《ネタバレ》 
日がな1日ぼーと暮らしている(ように見える)亀、水槽の中で自由を奪われて生きている亀は、主人公そのものであり、平凡な普通の人の象徴でもあります。“亀は意外と速く泳ぐ”は、文字どおり主人公の人命救助のエピソードを表していると同時に、私たち普通の人へ向けたメッセージでもあります。“あなたは自分が思っている以上にやれるんじゃないの?”これはラーメン屋のエピソードからも見てとれます。エンディングでクジャクを救うべく旅立つズズメ。センスのないシールを貼ったトラベルケースを引っ張る主人公の表情は晴れやかです。今の環境を抜け出してちょっとだけ冒険してみようか。“亀は意外と速く泳ぐ”んだから。平凡な毎日を送る人たちへの応援に感じました。(もちろん平凡であること、普通であることを否定している訳ではありません。コレ重要。)正直言うと、作品の空気を掴むのにとても手間取りました。しかし観終わってみるとこの作品を大好きな自分がいました。一旦、好きだと認識してしまうと、すべてのシーン、台詞が可笑しく、愛おしく思えてきます。観る度に愛情が深まっていくタイプの作品だと思いました。脇役が抜群に上手く、上野樹里の魅力が全開の脱力系ファンタジーコメディ。今よりもちょっとだけ楽しく、心豊かに生きていくためのヒントが本作にはあります。本当はもっと高い点数なのですが、この作品には敬意と愛を込めて“そこそこ”の点数を付けたいと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2006-06-29 18:08:57)(良:6票)
89.  カンバセーション・・・盗聴・・・ 《ネタバレ》 
盗聴を仕事にする男。しかし他人のプライバシーを盗み聞きすることに罪悪感を抱き、自分の盗聴が原因で殺人が起きた過去も心の傷になっている。そして今度の仕事も…。凄腕の仕事人でありながら、盗聴=仕事と割り切れない男の苦悩が伝わってきます。教会で懺悔する姿。恋人に自分の住まいさえ教えられない生き方。自分の仕事が原因で死者が出ることへの不安。そして自分が盗聴されているのではという恐怖心。実に丁寧に描かれていています。そして行き着いたのは…。地味ではありますが、味わい深い作品です。ただ、テレビの特番等で取り上げられることにより、盗聴自体ポピュラーになった感があり、作品が与えるインパクトも公開当時より弱まっている気がします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-10 19:51:44)
90.  風の谷のナウシカ
この作品、子供のとき大好きでした。今に至るまで何度も何度も観てきました。根底に流れる「自然保護」というテーマは、以降の宮崎作品でも一環して主張されているものです。これを「説教くさい」と取るか「素晴らしい」と取るかで作品の感じ方が大きく変わってくると思います。自分の場合、子供時代の感じ方は後者で、今観ると前者の割合が大きいかなといったところです。また「宮崎アニメ=最高のエンターテイメント」という想いが強いため、その部分で物足りなさを感じます。それでも「子供のアニメ」を「一般大衆のアニメ」に押し上げたのは紛れも無くこの作品だと思います。純粋にこの作品を楽しめるのは素敵なことなのかもしれません。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-24 01:34:10)(良:1票)
91.  ガタカ
この作品を「スタイリッシュな映像」という言葉で表現をすることがよくあります。確かにその通りなのですが、これだと単なるオシャレ系の作品と思ってしまい、敬遠される方がいるかもしれません(実際自分がそうでした)。また、SF作品としては突っ込みどころが満載です。時代とテクノロジーの設定に関しては、かなり粗さが目立ちます。しかし、これは些細なことです。この作品の持つ真の魅力は、「人は何のために生まれてくるのか」という人間が持つ根源的なテーマを、美しい映像と深みのある音楽、そして何より緊張感あるドラマで描いている点にあると思うからです。鑑賞後、切なさを含んだ複雑な感情を呼び起こす、素直に観て良かったと思える名作です。
[DVD(字幕)] 9点(2006-04-17 17:35:23)
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