1. カンフーハッスル
う~んヤバイ。いい歳こいて、こんなハチャメチャで内容の無い作品が面白い・・・いや、やっぱり言い直す、凄く面白い。幼い少年(わたし)の心を掴んで止まなかった70年代の胡散臭いカンフー映画とスターたち。それがこの自動車が空中を飛び交う時代・・・いや、世の中そこまでは発展しておりませんが、まさかこの2005年の劇場1発目として、こんなアフォな、本物のカンフー映画を見れるなんて。今更カンフー映画?と思われる方も居りましょう。しかし、わたしは今このような映画を撮ってくれたチャウ・シンチー監督に心から感謝したいです。バレバレのCG?良いじゃないですか、あまりにも大げさでありえないCGはリアルな達人たちの生のカンフーアクションと、コンピューターの中で作り出されたアクションを見分けやすくしてみました・・・そんなふうにわたしは勝手に解釈しています。主演のチャウ・シンチーの活躍が少ない?それはきっと他の達人たちの活躍を増やす為、自分は活躍の場を減らしたんだと、チャウ・シンチーのカンフーマスターたちへの愛をまた勝手に感じてなりません。なんでアイツはいつも半ケツを出しているかって?良いじゃないですか、広い世の中、そして中国の長い歴史の中でそんなヤツが1人くらいいても。笑いという面ではこの作品はやや控えめです、と言いますか個人的には笑いはおまけ程度の本格的カンフー映画だと言いたいくらいです。「少林サッカー」を見て香港映画に目覚めた人やチャウ・シンチーに変な期待を持っている貴方、もしかすると痛い目を見るかもしれませんので心して見てください。 10点(2005-01-07 01:05:54)(良:3票) |
2. 怪獣総進撃
《ネタバレ》 子供の頃は怪獣がいっぱい出てくるってだけで喜んで見ていた。30過ぎて子を持つ親の立場になっても、「ゴジラ×メカゴジラ」(2002)より「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ東京SOS」( 2003)の方がモスラが出ている分、何か得した気分になって見ているオレはアホだ。しかし、さすがにこの作品は皆さんが仰るとおり「出しゃ~いーってもんじゃないよ」といった感じですね。バランなんか何処か活躍してるとこありましたっけ?しかもキラアク星人のセリフ「キングギドラは宇宙怪獣です。地球の怪獣たちが束になってかかろうと勝ち目はありません」(うろ覚え)って言ってますけど、全シリーズ見ているおいらには説得力無いんだよね。しかも地球怪獣連合に袋叩きになったあげく、とどめをミニラに刺されちゃって。シリーズココまで重ねておいて、ギドラ一匹にみんなの相手させるなんてちょっと可愛そうだよ。 5点(2004-12-06 14:29:09) |
3. 片腕カンフー対空とぶギロチン(93分版)
「片腕ドラゴン」(以下”片ドラ”)に続いて書いてしまいますが、わたしのこの作品に対する評価は、一般的に見て過剰ですね。だって恐ろしくB級なんですもん(笑)まずこの作品「片ドラ」の続編なんですけど繋がり具合が強引なんですよねェ~。劇中”片腕ドラゴン”ことチェン・ルンが敵討ちが来ることがわかっていたようなことを言いますが”うそ~ん”って感じですよ、まったく。で、その片腕ドラゴンは今回道場を開いているのですが前作を見ているわたしとしてはその道場の門下生に言いたい。「いくら普通の練習したって師匠を超えられないぞ」とね。「”壁歩き”を見せよう」と言って天井逆さに歩いちゃうような師匠だよ!一生超えられないって。しかも!↓あにやん様も申しておられるがこの片腕ドラゴンが主役のくせに卑怯極まりない!前作ではあんなに鍛錬して実力で勝利を掴んだってのに今回はまったくそんな気なし。罠を仕掛ける事ばっかり考えている。クライマックスのタイのムエタイ戦士(ムエタイ使いと言いつつも技はほとんどカンフー。踊りでムエタイらしさをアピール)と空飛ぶギロチン使い(ギロチンの後はやたら爆弾?を投げまくる危ない爺さん)との死闘は間違いなく映画史に残る卑怯な主役でしょう。そんな卑怯な師匠に「ハイ、ハイ」従う門下生どももまともじゃないです。他にも”寂し~天下一武道会”(またの名を万国ビックリショー)や数え切れないほどのツッコミどころなどがあるのだが、とてもとてもココには書き切れない。ぜひとも”騙された”と思って一度見て頂きたい。多分”騙された”と思うでしょう。 ちなみにわたしはDVD購入しましたけどね。 9点(2004-02-22 00:17:07) |
4. カランバ
当時はCMで「カランバ」が良く流れていた。中学校でもちょっとした「カランバ」ブームになった。一時期話題になったモンド・ムービー(「グレートハンティング」や「残酷大陸」)の久々の劇場公開だったからだ。当時はレンタルビデオもさほど普及しておらず、モンドムービーなどTVの放送でしか見れなかったし、それだって滅多に放映されなかったので、みんな「カランバ」に飛びついたのだ。とにかくCMがショッキングだったので、みんなそれが本物なのかどうか確かめたかったのもあったかな。で、みんなで劇場まで見に行きましたよ。確かにCMどうりでした。で、見所もCMどうりでした。と言うよりそれだけでした。CMがすべてで後はどうしようもないというか・・・エロもかなりあったなァ。 3点(2004-01-02 06:55:57) |
5. 唐獅子株式会社
この作品を観たのは20年も前のこと、「ドラゴン特攻隊」の同時上映として劇場で見た。たしかそれ以来観ていないので正直忘れているところの方が多い。コレを書き始める前に思い出そうとパンフレットを読み直しているが、たいしてやくに立たないし・・・。しかしコレだけはシッカリおぼえている。それは横山やすしの演技である。たしかコレがやすしの初主演映画だと思うのだが、その演技はメチャ素人っぽかった。話がヤクザモノ?だけに安岡力也や伊東四郎、成瀬正、そして丹波哲郎とヤクザ役常連の俳優に囲まれたやすしの演技はまさしく素人だった。しかし、その素人っぽさが当時幼かったわたしには妙にリアルに感じて逆にインパクトがあった。たしか息子の木村一八とも初の共演作だったと思う。最近無性に見直したい1本である。 6点(2003-12-20 03:07:03) |
6. カリフォルニア・ドールス
うん、そうそう。コレって「ロッキー3」の同時上映で見たんだ。アメリカの女子プロレスって日本の女子プロとちがって”男性向けのエロい見せ物”ってイメージがあって劇場で見た時はおバカ映画だと思ってた。それからしばらくしてTVで見たら、これがなかなかどうしてよく出来た映画でした。レビューの少なさといい、隠れた名作?いや佳作かな。P・フォークの演技はもちろんのこと、ドールスの2人もとても良い感じでした。そして監督がロバート・アルドリッチって!ぜんぜん気が付かなかった。と言いますか当時は小学生だったからそんなことどうでも良かったんですけど。しかしコレがアルドリッチの遺作になったんだ・・・でもそれでもおかしくない位の出来の作品だと思います。 7点(2003-12-19 12:55:57) |
7. 片腕ドラゴン
まず最初に言っておきます。自分で付けておきながら何ですが、一般的に見てこの作品に対してのわたしの点数は過剰ですね。コレを始めて見たのは20年以上前。この映画の記憶と言えば主人公が片腕ってことくらいでした。そしてこの度DVDを購入して観たのですが・・・この十数年間、この「片腕ドラゴン」を無視してカンフー映画のことを語っていたことを恥ずかしく思いました。とにかくカンフー!カンフー!カンフー?カンフー・・・。この手の映画になれている方でも”お腹いっぱい”の格闘地獄!韓国代表はテコンドーのキム、タイからはムエタイの鉄脚銅脚兄弟、インドからはヨガの達人、気功?の使い手ラマ僧、そして日本からは柔道家と沖縄流?(空手のことかな)の3人と、まあ万国びっくりショー並の荒唐無稽な奴らが襲いかかるんだから面白くないわけが無い!こいつら見たらそうそう忘れられません!そしてそんな奴らを相手にする主演ジミー先生演じるわれらの片腕ドラゴンがまた凄い!片腕もがれてから残った片腕を鍛えるわけですが、これがまたどう見ても破壊しているとしか見えない。こんな修行したら腕が使いモノにならなくなること間違い無し!しかも修行期間も短すぎるぞ。「コレこそカンフー映画なんだ!」とは言いません。しかし70年代ブルース・リーに続けとばかりに撮られた、どうしようもないカンフー映画。それにまみれて育ち、ドップリ漬かってしまったわたしのような人間には、この映画を否定することは今までの人生を否定することに等しいのです。と、自分で言ってて良くわからなくなってきましたが、とにかくわたしにとっては、この先どんな形であれ、永遠に語り継がれることを望む不滅の名作です。これを読んで興味をお持ちになった方は続編「片腕カンフー対空とぶギロチン」の評価へ行こう! [DVD(字幕)] 9点(2003-12-14 03:24:42)(良:2票) |
8. カリギュラ
コレ、アメリカの無修正版で観ましたよ。普通これ見たら一流のスタッフ、キャストで贈るポルノってなるよね。エロいってよりキモい、グロいって感じかな。で日本の修正版見たこと無いんだけど、どうなの?コレ修正したらボカシだらけで面白さも半減するのでは?まあ、話を追うだけだったら日本版でもいいんだろうけど。あと上映時間長く感じたな。 5点(2003-12-07 04:52:44) |
9. 案山子男(OV)
あなたはレンタル店で観たい映画をお探しの時、他のお客さまの会話を聞いてしまうことってありませんか?それはわたしがレンタル店でいつものように「なんか変なのないかなァ~」とDVDを物色中の時、同じく横でDVDを観ていたカップルがこんな恐ろしい会話をしたのです!彼女「アンザンシって何?」彼氏「え~、しらね。それよりコレ観ね?」。・・・「アンザンシ!」わたしはそれを聞いた時すぐにピンときました。「カカシだろ!」思わずツッコミそうになりましたが、彼氏がちょっと”無茶なことしそうなお方”だったので、心の中でのみのツッコミでカンベンしてやりましたが。あ、で中身の方なんですが、まあ簡単に言えば”ツマラネ”ですね。見所なし!どこを見れば良いか解らないですよ。話はダメ。アンザンシは・・・いやいや案山子男は思いっきり人だし。じゃー肝心の殺しは・・・ショボ!って言うかすべてにおいてショボ!まったく観終わった後、なんでコレを観たかったのか自分が解らなくなりました。だってパッケージの絵はショボイし、アルバトロスだし、解ってたんですよね、ツマラナイの。なのに借りて観て「ツマラナー!」って後悔してるんですもの。で、わたしがなぜ「アンザンシ」と聞いて「カカシ」ってすぐピンと来たかって?それは過去わたしが「アンザンシ」って読んだことあるからですよ。あーあるさ、どーせオレは漢字苦手さ!それから↓へちょちょ星人さんはなんでも観てるんですね・・・頭が下がります。 2点(2003-12-07 04:25:11)(笑:10票) |
10. 学校
↓のコダマさんも書いておりますがわたしもテーマが良かったと思いますね。確かに気になる演出や演技など探せばあるんですけど、そう言ったことよりも、もっと大切なものがこの作品にはあると思います。少なくともわたしはそれを感じられました。こういった作品がソコソコヒットして続編が3本もあるというのが嬉しく感じます。それにしても田中邦衛の演技は悲しくなるほど良かったなァ。 7点(2003-12-05 03:01:34) |
11. 帰ってきたドラゴン
倉田保昭出演の「武道大連合・復讐のドラゴン」と並ぶカンフー映画代表作!この映画の見所は主演のブルース・リャンと倉田保昭の素晴らしいカラテに尽きる!特にブルース・リャンは名前のせいか、どうも日本ではブルース・リーのパチモンだと思っている方も多い。実はもともとリャンはショウブラザースの武術指導でテコンドーの達人。香港でも数少ない本物の武術スターなのである。その華麗な脚技は見事と言うほか無い。それを相手に引けを取らないカラテを見せる倉田も言うまでも無く本物。圧巻はこの2人によるラスト30分ほどにも及ぶで対決シーンだろう。殴って、走って、蹴って、走って、蹴って、走って、殴って蹴って・・・。とにかく永遠に続くのでは?と思ってしまうようなアクションが展開されるのです。 7点(2003-11-18 01:28:10) |
12. 火宅の人
深作監督作品の中でははっきり言って嫌いな方だ。それは壇一雄の自伝的同名小説が原作だからかもしれないが、わたしが深作監督に求めているものがこの作品にはあまり無かったからだ。しかし、太宰治役の岡田裕介の演技がなんとなく好きだし、当時は原田美枝子のファンだったので点数はやや高め。これでも。 4点(2003-11-17 12:09:07) |
13. カリスマ
黒沢監督&脚本作品の中でも特に難解な映画だった。森とそこに生える木(カリスマ)の関係を使って人間ドラマを描いたところは良いのだが如何せん難しすぎる。わたしはほとんど予備知識無く1度見てから、この作品の関連サイトやいろいろな人の評価を読み、それからもう一度見てやっと自分なりの解釈はしたが素直には楽しめなかった気がする。黒沢作品を見たことが無い方にはあまりお勧めはできないですね。 5点(2003-09-30 11:52:54) |
14. 回路
そこそこ見れたし、なかなか怖いシーンもあったがちょっと話は大風呂敷広げすぎって感じもありました。それにいろいろ考えるところ(説明不足?)も多いので、訳分からないと思われる方も多いと思う。わたしは強引に理解はしているつもりだが。それと加藤晴彦や小雪の役があんまり良くなかった。なんかセリフもクサイというかリアリティがなかった。黒沢監督って「降霊」みたいな中年夫婦だと淡々とうまく撮るんだけど、若いカップルを撮るのが下手なのかキャスティングミスなのか今回はあまり良くない。しかし黒沢監督作品は期待させられるモノが多いので、これからもどんどん撮っていってほしい。最後にこの作品もかなり意見の分かれる映画だと思うので多くの方に見て頂き意見を見てみたいです。 5点(2003-09-16 11:40:16) |
15. カスケーダー
”おいおい”と突っ込みたくなるようなアクションの連続。”またかよ”と思わず叫んでしまうような脱出シーン。ドイツ語に何となく抵抗がありましたが、お暇な方はどうぞ(^^; 5点(2003-06-18 13:18:46) |
16. 火山高
点数分はアクションシーンだけ、後は0点。アクションやCGもがんばってはいるが、どこかで見たような動きばかりで個性が感じられない。内容はうわさどうり、本当にないに等しい。香港のこの手映画が好きなわたしでも2度(日本公開版、韓国公開版)見るのは辛かった。よく時期的に「小林サッカー」と比較されたり、パクリと言われるが全くの別物。作品の完成度では「小林サッカー」の方が数倍上だし、どちらかと言ったら「マトリックス」のパクリだと思うけど。しかしこの手の映画にチャレンジするパワーには感心するので、この先に期待したい。どこかカッコつけてる日本映画界にもその辺は見習ってほしい。 3点(2003-06-03 11:48:37) |