1. 家族の肖像
感情移入ができない映画でした。 ヴィスコンティの映画と相性がわるいだけかもしれないけど、彼の描く退廃には映像的にはいいかもしれなけれどストーリー的にはほとんど魅力を感じられません。 主役にバート・ランカスター、加えてドミニク・サンダ、クラウディア・カルディナーレ、シルヴァーナ・マンガーノとすごい女優を3人も起用していているのに楽しめなかったです。 [DVD(字幕)] 4点(2019-10-20 05:14:54) |
2. 快盗ルビイ
吉田日出子はじめチラッと顔出しする脇役が楽しかったのと、懐かしいレトロな音楽や、ときどき垣間見せる大林的映像が良かったです。作り物っぽい安っぽさもいい感じで和田誠のイラストのようにかわいい映画でした。 ただ、がんばってだめ男を演じている真田広之は、がんばって演じているなあと思わせてしまった時点でアウトです。この人本当はだめ男なのかもと思わせてくれないとだめな気がします。ミスキャストです。 [映画館(邦画)] 5点(2010-10-24 10:57:05) |
3. 輝く夜明けに向かって
緊張感のないだらけた映画でした。アパルトヘイト時代、もしくはアパルトヘイト廃止直後の映画だとしたら感銘を受けたのかも知れません。アパルトヘイト廃止後の殺人、強盗、凶悪犯罪だらけの現在の南アフリカを思うと素直に良かったねと見られません。差別を受けていた黒人の中にさえ今の方がアパルトヘイト時代より状況が悪いというのが現実です。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-05-29 04:32:34) |
4. カポーティ
《ネタバレ》 フィリップ・シーモア・ホフマンのカポーティは「おおっ!」という感じで面白かったけど、それに慣れてくると凡庸な作品なので辛いものがある。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-16 03:32:35) |
5. カーズ
《ネタバレ》 「フール・フォア・ラブ」を見たあとに、この映画を見ました。2本とも時に忘れ去られた場所で生きている人(車)たちがでてきますが、ともにやけにリアリティがありました。こちらの映画は、何度も使われてきた王道のストーリーとキャラクターですが、きちんと描かれているので楽しんで見ていられました。見終った後に面白かったといえる映画です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-01-20 06:16:53) |
6. 母べえ
《ネタバレ》 気丈に生きてきた母べえ(吉永小百合)が死の床で娘(戸田恵子)に「死んでから夫に会いたくない」というシーンで母べえのイメージを壊してしまっています。それを聞いて娘が泣くシーンで作り物感がでてきて映画を見ている気になりました。残念です。 [試写会(邦画)] 5点(2008-01-10 17:58:33) |
7. 河童のクゥと夏休み
《ネタバレ》 試写会で見ました。子供が多く色々なシーンで声を上げたり連れの人に分からないシーンを「どうして」と聞いたりしているみたいでした。しばらくして前の方の席の男性が後ろを振り向いて「声を出さないで」と誰に出もなく大きな声で注意していました。それ以降、会場は静かになりました。ご自身も子どもさんを二人つれていましたが、映画を見て子供が興奮するのは映画を楽しんでいるから、それも子供向けの映画ならなおさらです。たぶん、この方も映画を楽しんでいたので子供の声がうるさかったんだと思いますが、大人げのない人もいるなあと思いました。映画は分かりやすいストーリーで子供でも大人でも楽しめると思います。後半、仲良しの犬が死んだときに死肉を狙ったカラスをクゥが能力を発揮してバラバラにするのですが、能力の使い方が違うだろうと思いました。評価が低いのは前出の男性の声で映画が楽しめなかったせいと、この人が楽しんでいる映画を一緒に楽しみたくないと思ってしまったせいもあるかもしれません。映画を見ていて前の人の頭が邪魔で映画に入り込めないことがあるように、こういうこともあります。残念です。 [試写会(邦画)] 4点(2007-08-01 07:28:16) |
8. かもめ食堂
《ネタバレ》 とても面白かったです。小林聡美のなるようになるさと、何でも受け入れてしまうキャラは大好きです。もたいまさこも何気なく会話を締めていていい感じでした。片桐はいりが地図を開いて指を指したところに旅しようとしてフィンランドに来たという言葉、生活に疲れた人ならやったことがあるのではないかなとシンクロしました。(以前、同じことをして指した場所がアフリカで,行ったのはいいけどナイフを突きつけられたり、バスに乗り間違えて知らない場所で降ろされたり大変でした)お互いがお互いのことを深く詮索せず、さらりとかわす関係。お茶の世界で言うと淡交の世界です。料理のシーンやコーヒーを入れるシーン、食器を拭くシーンなど些細なシーンも好きで、気がつくと映画を一時停止して、コーヒーを入れたり、光っていないグラスを持ち出しては磨いたりしながら見ていました。楽しい時間を映画にもらった気がしました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-06-24 03:05:11) |
9. 片腕カンフー対空とぶギロチン(93分版)
《ネタバレ》 オールナイト4本立てを見に行ったときの1本目でした。片腕を服の下の方に隠してる人と上の方に隠している人がいるのはなんでだろうとか、ムエタイとたたかうときに何故、こんな面倒なことをするんだろうとか、棺桶屋を借りたのは意味があったのだろうか、とか真面目に見てしまったのが楽しめなかった敗因でした。この後に「死霊の盆踊り」「MAY-メイ-」「八仙飯店之人肉饅頭」と続けてみたのですが、この映画を見終ったときは、4本の中でこの映画が一番あと味がいい映画だったとは思いもしなかったです。 [映画館(字幕)] 2点(2006-10-29 09:27:05) |
10. カサノバ(2005)
《ネタバレ》 映像がきれいでしたが、ディズニーシーにある作り物の運河を思い出してしまいました。映画の内容も似た感じでした。複線のストーリーにきちんと複線が張られていたので無理なく見ることが出来ましたが、肝心の主ストーリーが面白くなかったので残念でした。ヒース・レジャーはカサノバの悲哀も傲慢さも半端に演じている気がして、わがままで心のない人形を演じているみたいでした。レナ・オリンが味があってわかりやすく楽しかったです。豚がかわいかったので+1。 [映画館(字幕)] 5点(2006-06-25 09:54:05)(良:1票) |
11. 神々の深き欲望
《ネタバレ》 土着信仰がわかりづらく、かといって神秘的な魅力も感じませんでした。沖山秀子が、それこそ文字通りの体当たり演技をしていますが、今村監督の描く他の女性に比べて今ひとつ魅力薄でした。しかめっ面ばかりの北村和夫が、後半になってなんともいい味を出しているなあと感じました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-18 15:21:49) |
12. 過去のない男
言葉の無いラブストーリーがたんたんと流れていく。イルマの流す涙も音を立てずに流れ落ちる。そっと後押ししたくなるようなほのぼのさ。好き嫌いが分かれる映画だと思う。もちろん大好き。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-06-09 08:34:54) |
13. 歓楽通り
《ネタバレ》 パトリス・ルコントの映画と相性が悪いみたいです。この映画も好きになれませんでした。大島弓子の漫画で主人公を太った女の子に変えたようなシチュエーションのものがあって 案外好きなのですが、ルコントの方は入り込めません。気のいい娼婦達が大金をカンパしてくれるあたり、こういうストーリーは勘弁して欲しいって感じでした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-03-27 03:22:26) |
14. 喝采(1954)
ビングクロスビーとグレースケリーの少し疲れた演技が光ってます。いま見ても古さを感じさせないストーリーはこびもさすがです。ラストもホッとしました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-01 23:07:39) |
15. カーサ・エスペランサ ~赤ちゃんたちの家~
《ネタバレ》 養子縁組を求めて南米に来て、自分の番が来るのを待ち続けながら過ごす6人の女性たちの話です。ラストで2人の女性に待望の赤ちゃんがくるのですが、何故この2人に養子縁組が来たのか?そのうちひとりはなんとなくうるさいから帰ってもらおうという感じなのか?もしかして養子縁組を待たされて時間を伸ばすのは裕福なアメリカ人からお金を落としてもらうための口実なのか?分からないことが多かったです。出てくる女性たち、ホテルの女将、ストリートチルドレン、アメリカに渡りたい男性、15歳なのに妊娠して子供を里子に出す少女、子供を里子に出したホテルのメイド(仲間の遊びに入れずにぽつんとたたずむ少女を窓から見ているシーン好きです)、みんな魅力的でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-19 13:06:14) |
16. カルマ
レスリー・チャンの遺作だと思いながら見ていると、ビルの上から飛び降りようとするシーンに色々な思いが入り込んでしまいます。映画はよくある心理描写を交えたゴーストストーリーだけど、前記の理由が頭から離れませんでした。ちょっと人を小馬鹿にしたような自信のありげなレスリーの表情が好きでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-22 03:02:20) |
17. 家庭
面白いキャラクターの楽しく気のいい人たち、愉快なエピソード、テンポのあるストーリー。下町人情風の風俗と会話。どれも面白いはずなのに余り面白く感じられませんでした。登場人物に対する感情が伝わってこなかったからかも知れないです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-19 10:00:02) |
18. 家族ゲーム
面白かったです。宮川一郎太もよかったけど、由紀さおりもいいじゃないですか?キムタクと出ていた富士通のCMも良い味を出しているし、再評価されていいと思います。CDも童謡以外のものをコンプリで出してほしい。映画ネタからはずれてしまいました。 6点(2003-09-29 12:43:08) |
19. 学校Ⅲ
1作目と3作目は、なんとなくイメージがダブります。黒田勇樹うまいなあと思いました。いるいるこういう人(変な意味じゃなくです)と思いながら見ました。「ああ野麦峠」あたりの大竹しのぶなら別として、この時期にこの役はミスキャストみたいです。上手ですが。 4点(2003-09-23 23:45:20) |
20. 学校
昔の吉永小百合の映画を暗く現実的にした感じです。ストーリー展開がいまひとつ好きになれませんでした。感動ものなのでしょうが。 4点(2003-09-23 23:40:52) |