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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  雁(1953) 《ネタバレ》 
ある娘が、金貸しの妾になりました、というそれだけの設定。突飛な大事件が起こるわけでもないし、世界は自宅周辺と実家と店いくつか、というくらいの狭さ。その中にどこまでも、陽炎のように情念がゆらめいています。蛇と小鳥のくだりはもはや隠喩ではないくらいのストレートな描写になっていて、そこで主人公は、自分が籠の鳥であることを実感し、蛇(金貸し)を排除してくれる救世主の到来を期待するわけです。一方で浦辺粂子さんの、ただ路上に立っているだけで吹き荒れる怖さも忘れてはいけません。●そうした中で展開される傘返しからの一連のシーン、主人公は色気作戦で窮地を脱するという初めての戦法を編み出すも、金貸しは、「これをお父さんに」の一言でそれを容赦なく吹き飛ばす。「お前も父親も、結局はこれがないとどうしようもないんだろ」というスーパー俗物根性が勝利してしまうわけです。そのぶつかり合いの中に、さらにデコちゃんの両肩出し&胸の谷間(!!!!)をぶち込んでくる(しかも結構長い)という、まさに驚愕の演出。●ただ、着地部分はややゴタゴタしていて、夕食を準備した後はすれ違い(会わない)が一番良かったと思いますし、対面しても男が立ち去ったところで終わらせるべきでしたし、百歩譲って本返却のところで終わらせるべきでした。終幕付近の主人公と金貸しのやりとりは、単なる衝突か説明になっていて、それまでの面白みがありません。結局主人公は男とは何も起こらず(起こすことができず)、そして元通りになった主人公を金貸しが当然のように受け入れる(そうなるのは分かっていたから)、とかだったら良かったのになあ。
[映画館(邦画)] 6点(2024-04-17 22:44:47)(良:1票)
2.  カラミティ・ジェーン 《ネタバレ》 
前半は、「大スターをどうやってこの田舎町に連れてくるか」というワンイシューコメディの雰囲気で進んでいくのですが、中盤で上手くそれをこなしてからは、今度は反転して2×2ラブコメの方に展開していく。この構築力はなかなかでした。それでもちょっと何かアンバランスなものを感じてしまったのは、この構成だったら、「美しいレディーに主人公が生まれ変わってみんなが驚嘆する」の部分をもうちょっと引っ張るべきだったのではないかな、と思ったからです。そうでないと、その後の惚れた腫れたのパワーが落ちてしまうのです。歌の中では、可愛いアクションを職人的に詰め込んで、しかも映像で変化まで表現した"A Woman's Touch"が一番でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-10 00:51:07)(良:1票)
3.  蟹工船(1953) 《ネタバレ》 
原作が原作なので、ひたすら労働者が理不尽な扱いを受ける光景が延々と展開されるわけです。そこは覚悟の上なので良いのですが、肝心のラストが、原作とはむしろ正反対になってるなー。まあ、あれを映像化しようとしたら二度手間になるのは分かりますが、字幕だけでも何とかならなかったのか?でないと、多喜二がそもそも伝えようとした、労働運動の明日への希望という主題も消えてしまうでしょうに。●ただ、原作発表からまだ25年も経ってないという、まだその空気感が残っていたであろう時代に、それを封じ込めて作品化した歴史的意義は、やはり大きい。
[DVD(邦画)] 6点(2021-05-06 00:11:41)
4.  ガンヒルの決斗 《ネタバレ》 
導入部では手際よくサクサク前置きを片付け、さて町に乗り込んで一大対決、かと思いきや、そのままホテルの一室に籠城という意表を突く展開。しかも、9時に列車が出発という前提条件をフル活用して、ここからはラストまでじっくり心理戦が繰り広げられるという楽しみな予想もさせてくれる。また、町の雰囲気は真昼の決闘のバージョンアップ版みたいで、住民のヘタレな対応がいい感じに課題解決意欲を奮い立たせてくれる。と、この辺までは高度なスリルを提供してくれていたのですが、籠城開始後の心理的なやりとりは周辺キャラも含めてもうちょっと何かあったんじゃないかと思うし、ラストのあっけなさにはややコケてしまいました。あと、振り返ってみれば、アンソニー・クインの役も結局息子が息子がとおろおろしていただけで、キャラの深みがなかったような。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-25 00:25:17)
5.  怪物の花嫁 《ネタバレ》 
例のタコのインパクトがあまりにも強烈なのですが、それ以外は普通の映画の範疇内なのではないでしょうか?いえ、その上でどうかと言われれば、やはりつまらないのですが。終盤の救出シークエンスなど、変に映画の王道風に作ろうとしているため、かえってつまらなさが強調されています。
[DVD(字幕)] 3点(2019-07-31 00:41:17)
6.  隠し砦の三悪人 《ネタバレ》 
特に序盤に顕著なのですが、各シーンがいずれもつなぎ、つなぎ、つなぎ。なので、深みがありません。唯一の例外はお姫様の「この数日は本当に楽しかった」であり、ああそれなら、逆にお姫様視点ベースで(とはいわぬまでも、もう少し軸として絡ませた上で)構築していけばよかったんじゃないかと。その関係でも、途中で救出する百姓娘なんかは、物語に濁流を生じさせるほどのパワーを秘めていたはずなのに、そのあたりも計算を外れることを許されず封じられているのが、何とも惜しい。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2018-10-14 01:56:51)
7.  眼下の敵 《ネタバレ》 
偶然遭遇した駆逐艦と潜水艦の対決という、そのたった1つのシチュエーションだけで最後まで押し切る、職人芸的好作品。勝因は、最低限の簡潔な判断と指示だけで、しかも専門用語の駆使を恐れずに脚本を通していること。そのことが、作品に1本の鋼線のような緊張感を通し、ラストの奇跡も現実にありうると信じさせる説得力を発生させている。その上で、錯乱する乗組員をたった3つの台詞で静まらせる艦長、1曲のレコードが魚雷にも勝るインパクトを起こす構造的逆転劇、ここぞというときには躊躇なく退艦命令が出て、しかも即座にそれに従う隊員、などなど、丁寧な忘れがたいシーンも随所に織り交ぜられている。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-25 05:16:02)
8.  海底二万哩
いろいろ冒険してるはずの割には、何か全体的な雰囲気がのんびりしていて、迫力を感じないんですよね・・・。やたら長く感じました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-03-10 23:16:37)
9.  カビリアの夜 《ネタバレ》 
前半は、話自体が好き勝手な方向に動いていて、焦点がよく分からなかったのですが・・・催眠ショーのシーン以降は、ほとんど必然のラストへ向けて、騎虎の勢いでした。ラストシーンも的確に決まっていました。
[DVD(字幕)] 5点(2016-08-04 01:34:36)
10.  カウボーイ
何というか、何とものどかで平和な世界というか、牧歌的というか・・・。真剣にカウボーイをめざそうとする初心者が、いろいろ経験を積んでいって、いつしか1人前に成長していくという、至って真面目な成長譚。しかし、この全体に漂う頑張ろう感というかほのぼの感みたいなものが、作品世界と対応していなくて、どうにも居心地が悪いのです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-12-03 23:49:35)
11.  鍵(1959) 《ネタバレ》 
もうちょっと背徳感とか逸脱感があるべき設定だと思いますが、意外にあっさりした描写でした。剣持がいまわの際に郁子を「目だけで脱がせる」ような、心理的なやりとりも加えた官能性をもっと見たかったんですけどね。それと、京マチ子はえらく堂々と落ち着いていて、何をやっても最後には勝ちそうなので、剣持の行動が無茶に見えません。ここはもう少し弱々しそうな幸薄そうな人を起用してほしいところでした。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2015-11-30 00:22:50)
12.  限りなき追跡
とりあえず追跡の体はとっているのですが、主人公側も特段技量もなければ作戦もなく、悪役側も別に大して悪くなさそうな感じ。つまり、終始予定調和的な緩い雰囲気だけが漂っています。「何でそこでそうするの?」と双方に突っ込みたくなる場面が満載です。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-08-03 00:14:02)
13.  狩人の夜 《ネタバレ》 
あの前半に出てくるオバハンと母親は、映画史上に残るバカなんじゃないだろうか。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-05-28 00:48:14)
14.  風花(1959) 《ネタバレ》 
単純メロドラマと見せかけておいて、時系列操作、同一シーンの角度を変えての繰り返し、同一アングルによる時制飛ばしなど、結構実験的なこともやっているのですね。一番インパクトがあったのは、当たり前のように家の人間とは別に台所の一隅のようなところで食事をしている母子の姿、そして、粗末な納屋のような別棟で淡々と生活を送る母子の姿。この辺を強調せずに自然に出しているからこそ、その背後にある、背筋が寒くなるような理不尽さが際立っている。そして、縁談が決まって祖母が内心を吐露するシーンでは、頑強に家を守ろうとしていた権化であるかのような祖母が、一気に家全体を放逐するかのような逆転が起こり、ラストの嫁入りを単なる愁嘆の場ではなく、必然性と重みを持った場とすることに貢献している。写生のやりとりも後で回収するなど、脚本も丁寧。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-12-15 01:29:39)
15.  カルメン故郷に帰る
せっかくのストリッパーの田舎への帰省という何かの枠を超えそうな魅力的な設定なのに、何も逸脱したところがなく、ほのぼのと上品にまとまってしまっているのです。これでは面白くありません。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-12-21 04:59:06)
16.  帰らざる河
モンローの新鮮味は十分に価値があるが、それ以外の見所があまりないのです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-02-18 02:15:44)
17.  悲しみよこんにちは
原作はいろいろなことが割とさらっと書かれているので、映像化しようと思ったら、かなり細かく作り込む必要があるのですが、結局は台詞を順番になぞっていっただけでした。中心4人の存在感でもっているような感じです。終始誰かが喋りっぱなしの落ち着きのない描写もマイナス。
[DVD(字幕)] 5点(2012-01-30 01:33:44)
18.  悲しみは空の彼方に 《ネタバレ》 
筋書はなかなか魅力的なのですが、出発点のところが設定ありきというか、何でこの登場人物が出揃うのかという描出がなされていないため、説得力に欠ける。途中で年月は大分経過しているはずですが、それによる空気の変化も感じなかったしな・・・。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-02-22 03:02:15)
19.  勝手にしやがれ
どうでもいいような話をただ引き延ばしているだけにしか見えませんでした。雰囲気だけで延々と押し進められても、中身がなければ意味はないです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2010-08-03 23:49:35)
20.  革命児サパタ
タイトルでまで「革命児」と言い切っちゃってるわけだから、どれだけ痛快でドラマチックな生涯が描出されるのかと思っていたら、単なる英雄一代記みたいな内容でした。革命家ならではの緊張感や切迫感も感じられず、伝えられていることをそのまま映像化しただけのような感じです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-09-21 01:25:02)
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