1. かもめ食堂
《ネタバレ》 この3人で今まで数々のドラマや映画が作られているが、演技やセリフがどうも不自然に感じて好きになれないし、淡々とした作風の映画としての良さもそれほどの物とは思えない。固定カメラできちっとした安定感のある映像が、おにぎりの試食のときだけ手持ちになってぐらぐらと揺れているのはなぜだろう。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-08-15 12:55:49) |
2. カンフーハッスル
少林サッカーではサッカーと言う括りがベースにあって勝ち進むことで目指すテーマが分かりやすかったのに、この作品は同じようなハチャメチャ振りでもこんなことも出来るんだよーと言いたげなCGで遊びすぎてるようにしか感じられません。前作同様おふざけの中にもマジな部分を入れたいのだろうが期待した唖の娘との話も中途半端な感じで映画に深みを持たせる事もなく終わってしまっています。カンフーの修行もしていないのに突然最強の達人に生まれ変わる主役のチャウ・シンチーの自己中心で自己満足だけの映画でした。先ずもって殆どのギャグがぜんぜん笑えないのが痛い。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-12 22:14:14) |
3. ガタカ
偽装工作ばかりに一生懸命で何か努力をしていただろうか。頑張れば夢を実現できるという映画とは全く違うと思う。ビンセントの家まで調べに来たとき顔が違うのになぜ分からなかったのか。バレていたのにわざと黙っていたのだろうか。また「なんだ弟だったのかあ、気づかなかったよ」とは明らかにおかしい。物語にやや矛盾を感じるが、ワイド画面での凝った構図は最近の映画では群を抜いて美しい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-17 21:11:27)(良:1票) |
4. 過去のない男
台詞や演技よりも画面に映っている絵で物語を理解させる作りは好感が持てる。 みんなタバコ吸い過ぎです。空調の効かない金庫室の中で吸うのだけは遠慮して欲しかった。 過去のない男を何とか拘留しようとする警察に法律を空(そら)で唱えて言い負かす弁護人が一番かっこいい。そして、救世軍の淡谷のり子が毎夜夢に出てきてブルースを切なく歌う。思い出すとまた今夜も眠れない。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-05-15 08:27:55) |
5. 華氏451
映画、ラジオ、テレビ、コンピュータといろいろなメディアや情報源が進歩してきても何千年の間現在まですべての国の人々に手にされている本。本はそれだけで他に何の道具も必要とすることなく電車の中でもベッドの中もいつでも知識と情報を得られる素晴らしい道具。改めて感じることは多い。本が燃やされる場面の度にもったいないと感じた。もう二度と焼かれることが無いようにと口伝えで残していくラストに結びつくのだろうが、本という形で残す事こそこの映画の本意ではないのかと思う。 6点(2004-02-22 18:21:34) |