1. ガープの世界
ガープの母親への胸糞悪さが最後まで付いてまわり、ハナシの展開に付いてゆけない。「何でそうなるの?」 ロビン・ウィリアムズの持ち味が感じられない点も併せて観ていてグッタリさせられた作品。 [DVD(字幕)] 3点(2020-07-20 16:11:57) |
2. 喝采の陰で
アル中(アル・パチーノ中毒)の私が、こういう役のパチーノは観たくないとスルーしてきた本作。五人の子供達(内、四人は妻の連れ子(内、父親が三人))の父親役として違和感はないものの、妻のキャラが犬畜生にも劣る産むだけ女だったのが致命的な平板な脚本のせいでパチーノならではの迸るような喜怒哀楽が観られず物足りない。特筆すべきは子供達。それぞれが情感豊かでとりわけ実子であるイーゴルにはホロリとさせられた。 若い頃に観ていたら「つまらん」と感じたに違いなくスルーして正解だった作品。 [DVD(字幕)] 6点(2018-06-01 15:28:42) |
3. カリギュラ
《ネタバレ》 ジョン・ギールグッド、ピーター・オトゥール共演以外の知識なく鑑賞。カリギュラ即位から暴虐の限りを尽くした挙句惨殺される歴史モノに名を借りたAV。モザイクがかかっているもののハッキリと映っており、ありとあらゆる種類の行為を飽きる程見せられる。官能美のカケラもないゲテモノポルノはそっち目当てで鑑賞してもゲンナリすること請けあい。彼等が何故こんなクソ以下のシロモノに出演したのか? カリギュラとダブって見える大金持ちの色情狂に薄汚い手口で騙された無念さを思うとハラワタが煮えくり返る。「小人の饗宴」を遥かに上回る鑑賞歴中最低最悪の動画。 [DVD(字幕)] 0点(2017-12-08 02:14:46) |
4. ガンジー
非暴力不服従でのインド独立の過程は冗長で退屈でした。子供をムスリムに殺され報復にムスリムの子供を殺した男に「地獄から抜け出る方法は両親を殺されたムスリムの子を拾って育てよ」と説くガンジーから、人種や宗派が違ってもヒトはヒトである事が彼の不屈の精神の根底を成していると思えた部分に値打ちを感じた作品。 [DVD(吹替)] 7点(2014-02-11 18:18:52) |
5. カリフォルニア・ドールス
本作は、プロレスを楽しみたきゃプロレスを観ればいいというプロレスものとは一線を画す出来栄えです。決戦に到るまでの巧みな話の盛り上げ方、じっくり魅せてくれた決戦模様。三人組同様に観る者を楽しませる精神に満ち満ちた作品に大いに満足しました。 [映画館(字幕)] 8点(2010-09-23 17:58:30) |
6. ガラスの動物園(1987)
登場人物4人が織り成す密室劇。舞台を覆い尽くす何とも言えぬ重苦しい雰囲気が本当に辛かった。元凶のアマンダ。子供の幸せを一心に願いつつ自身の価値観以外は一切受け付けない、その言動に省みさせられるものがありました。親元を巣立つ動物のような親子の在り方がローラにとっての幸せであった気がします。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-11-14 01:45:19) |
7. 華麗なる女銀行家
階級社会かつ男性社会である当時のフランス金融界を、一介のユダヤ人帽子店の娘、エンマ・エケールがのし上がって行く。見応えあるドラマでした。多様な人間模様の中で彼女の気位の高さに終始圧倒されます。バニステールの最後の手段は彼女への敗北宣言にも見えました。演じる、お目当てトランティニャンの観る者を凍りつかせる酷薄さを堪能出来満足です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2009-10-23 17:27:26) |
8. カミーユ・クローデル
カミーユが実在していたとは知りませんでした。全て実話?ロダンが盗作した事も?だとしたらひどい話ですね。ロダンへの想いを断ち切れず壊れてゆく姿は痛々しいです。ひどい目にあったけど、いい事もあったのだからと前向きにはなかなか考えられないものなのでしょうか。道ならぬ恋は、何時終わりになっても本望、別れ際はきれいにという覚悟を持たずにするものではないと思います。カミーユもきれいに別れる事が出来れば、新たな恋にめぐり合う事も可能なはずです。素晴らしい作品を世に出す事も出来たはずです。 6点(2004-02-09 22:51:28) |