1. カムイの剣
トンデモ映画。センスがカイム。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-05-30 11:27:47) |
2. カンニング・モンキー/天中拳
ジャッキー映画の中では一番お笑いの要素が高い作品。“アッチ向いてホイ”“ハッスル”“愛情一本”とか変な名前の技を名前を物乞いから教わったり(全て空回り)、カツラをヌンチャク代わりにしてブルース・リーのマネをしてみたり、間抜けな悪党が総登場して3つ巴の争いになったり・・・。その悪党達との闘いもコミカルな動きが中心で、娯楽カンフーとしてのテーストを徹底して貫いています。 それにしてもジャッキーの髪型がマッシュルームみたいで面白い。 5点(2004-10-11 08:29:04) |
3. 火山高
俺達にも「マトリックス」やれるんだぜ! っていう下らないアジア人の意地というものが根底に見え隠れする浅ましい作品。特にレボリューションズに影響を受けたように見受けられますね(ラストの雨のシーン)。でも、ハッキリ言って足下にも及ばない。マトリックスが特に優れているとは思わないが、レイアウトセンス・視覚の角度・コマの面白さ、と全てにおいて大きく劣っています。 この作品は『お馬鹿映画』+『トンデモ映画』の要素を有しており、笑いがとれなければ全てがパーといったジャンルである。果たして笑えるシーンがいくつあっただろうか? 個人的には一つも無かった。 あと、テレビでの視聴にあたり、番組冒頭でこの作品を紹介していたカマヤツみたいな顔した不細工なオバハン! 言ってることが支離滅裂でとてもムカツイタ。 1点(2004-10-04 14:19:22)(笑:2票) |
4. カクテル
オシャレでポジティブで軽薄なノリ。ヘナヘナ系の男がアバズレ女性から重宝がられた『トレンディードラマ』世代(80年代後半)の雰囲気が色濃く出ている作品です。このジャンルの映画が好きな人は「プリティーウーマン」「ゴースト」なども大好きで、いまでは「冬のソナタ」にハマッてます。 以外とハードな交友関係の縺れがあって、オシャレな雰囲気な作風とは逆に中身はドロドロです。80年代はトム・クルーズにとって黄金期なので、「ハスラー2」「トップ・ガン」と共にこの作品も彼にとっての代表作に当たると思います。私自身はこの手の『軟弱系』の恋愛ものは超苦手な部類に入るので、テレビ放送でないと見る気になれませんが、ミーハー系の方にはかなり喜ばれると思います。 3点(2004-09-15 17:52:54) |
5. カンフーキッド/好小子
特に子供にはたいへん喜ばれる作品だと思います。一見単純な『ちびっ子3人の冒険活劇』なのですが、テンポの良いストーリー展開やアクションシーンのスピード感は見ていて本当に気持ち良い。子供たちも動きが巧みで、コミカルな演技が面白い。 下の方々のレビューを見ていて知ったのですが、この作品ってシリーズ化されてるんですね。やはり面白い作品だったという証拠ですね。 7点(2004-08-24 08:44:44) |
6. 家族ゲーム
松田優作と宮川一郎太・・・、2人とも本当にホモっぽい。 松田優作ってそんなに演技うまいかなぁ・・・、個人的には気味が悪としか言いようがない。 日本の映画ってこういうシュールな作りで逃げる作品が多いけど、これは正にその典型ですね。皮肉めいたメッセージを強く押し出そうとしているのですが、それを押しつけがましく下品に表現するやり方はあまり好きになれない。異質だったら良いというものでは決して無いと思います。一言でいうと“不快”。 4点(2004-05-26 16:37:20) |
7. 顔のない天使
教え子を亡くした上、性的行為を犯したという不当なレッテルを貼られたジャスティン。彼は顔に受けた火傷など問題にならないほど、教え子の死に対して自責の念に駆られていたのだろう。一度はられたレッテルは何年たとうが人々の心に残ってしまう。ジャスティンはチャックを泊めたことにより、またもや性的行為と見なされてしまう。個人が他人に抱く印象というのは恐ろしいものである。それだけに「真実は自分の信じる中に有る」という言葉が重いメッセージとして響く。 ジャスティンと父親を亡くしたチャックの関係(友情)は親子の信頼関係と似ていたのでしょう。ジャスティンはチャックのことを忘れることなく卒業式に姿を見せる。後ろ向きで手を振るシーンに心を打たれた。 7点(2004-05-26 16:36:18)(良:1票) |
8. カンパニー・マン
《ネタバレ》 この作品は絶対にネタバレ厳禁なので、見てない人は読まないでください。 2重スパイの上をいく3重スパイといったところが作品のミソとなっているのですが、あまり衝撃度は少なかったです(この手の作品に慣れてしまったののが原因でしょう)。 それにしても「ユージュアル・サスペクツ」にそっくりなオチなんですよね。その辺もマズかったよに思えます。 5点(2004-02-15 13:20:22) |
9. 眼下の敵
《ネタバレ》 アメリカの駆逐艦とUボートの闘いを描いた戦争映画です。第二次世界大戦を舞台にしたハリウッド映画の場合は「ドイツ=悪」として表現されることが多いのですが、この作品は従来の戦争映画とは異なり、ドイツ兵を悪役とは見なしていません。 アメリカ・ドイツ双方の艦長は互いに非常に優秀な人材で、人物像としても誇れる感性を持ち、部下からも慕われている。壮絶な戦闘を繰り広げるうちに、敵ながらお互い尊敬に値する気持ちが沸いてきます。結果として闘いは痛み分けとなり、アメリカ側の艦長がドイツ側の艦長を救助します。もし、立場が逆の場合でもドイツ側の艦長は同じことをしていたでしょう。 意見の相違や文化の違いなどにより双方の不満が蓄積し「怒り」が生まれ「殺し合い」に及ぶ。世界から戦争や紛争が完全に無くなることは絶対に無いだろう。しかし、それにより本来は争う必要のない者同士が殺し合うという愚行を繰り返すことになる。この作品が語る「悪」とは戦争という行為そのものであり、人間の「心の闇」を指している。 7点(2004-01-07 16:10:50) |
10. 壁の中に誰かがいる
奇抜なアイデアの異色サイコホラー。 黒人の強盗グループが館に進入する。すると地下室の向こう側にはゾンビのように退化した人間たちがゾロゾロ住んでいた。館の主人であるイカれた夫妻は強盗たちの気配に気付いて次々に彼らを殺していくが、少年のみが辛うじて生き残る。少年は館の中で知り合った少女と一緒に何とか脱出を試みようとするが・・・。といった内容です。 何とも言い難い設定はホラーだから許すとしても、「怖さ」というものが全然なくて気持ち悪くなるだけです。サイコな夫婦のドジなやり取りなど、コメディーっぽいとこも有るんだけど笑えないんです。 怖さと笑いの「両面共倒れ」といった感想です。 3点(2003-12-25 19:28:13) |
11. カッコーの巣の上で
普通にしていてもイッているように見えるニコルソンにとって適役だったと思う。 完全にシステム化された病院。プログラマーは婦長である。チーフはアノマリーで・・・、あ、マトリックじゃなかった! もとい、そのシステムにより世間に出ることを恐れるようになって自閉ぎみになっている患者たち。彼らは外の世界に居るよりも、院内の世界の方が気楽にすごせるようになってしまう。異端物資であるチーフは自由という喜びを仲間(患者)に思い出させるように行動を始める。自分で選択する人生、楽しい人生は自分でつかみにいくものだということを、身をもって教えるのである。 患者の心を解放したチーフは、皮肉にも「死ぬ」ことで自分の心を解放することとなった。 婦長の「管理主義」とチーフの「自由主義」。双方の感性のぶつかり合いが見事に演出された見応え有る秀作でした。 7点(2003-12-18 17:13:39) |
12. 風と共に去りぬ
主人公であるスカーレットは非常に個性的な女性。破天荒で自己中心的、わがままで計算高い。一見どうしようもない女性のようだが、彼女は「強いハート」を持っていた。その強さこそが最大の魅力で有り、人を寄せ付ける力を持っている。一方メラニーは正反対の女性で、やさしくつつましく穏やかな性格。人の「良いところ」を見ることのできる女性で、スカーレットの「良い部分」を見つける。お互い自分にないものを持っている者同士が馬が合うのも分かるような気がする。 もっと沢山レビューを書きたいが、疲れてきました。あとは「明日考えよう」。 7点(2003-12-05 18:02:41)(良:1票) |
13. 風の谷のナウシカ
アニメとは言え、現代の自然環境の問題に鋭くメッセージを発した作品です。人間の自然に対する自分勝手な行動を浮き彫りにしていると言っても過言では無い。 結局、人間は自然の猛威には勝てない。自然と上手く調和していかないと暮らしていけない。分かっているようでも、つい忘れがちになる。この作品はそれを思い出させてくれます。 一概には言えないだろうが、こういう作品を見て育った子供は優しく良識を持った子に育つのではないだろうか・・・。 7点(2003-11-17 16:25:07) |