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1.  ガガーリン 世界を変えた108分
宇宙ものはいろいろ見たが、本作は人類史上初めて宇宙に飛び出した男の物語で、特別な思いで視聴した。死後の世界は、人は生存中には誰1人確かめようがないが、宇宙は違う。帰還さえすれば、地球以外で生存可能な世界を語り、証明できる。「宇宙に出て、本当に神の声を聞いたらどうする?」というガガーリンの言葉にぞくぞくした。これまで誰も神の声を聞いていないが、宇宙にはこれまで人類が愛してやまなかった神が、本当におわすのではないか。命を賭けなければ見てこれない異世界を、1人の人間が世界で初めて目撃する。当時の人々は現実にありえるかもしれない奇跡を想像するだけで、どれほど心躍ったろうかと思う。本(知識)でしか知らなかったガガーリンの偉業を、本作で初めて理解し、実感できた。当時の彼の手記があれば、読んでみたい。
[インターネット(吹替)] 8点(2019-02-12 23:52:55)
2.  海難1890 《ネタバレ》 
NHKをはじめとする様々なドキュメント番組、書籍などを通して、ある程度知識の底入れがあった。串本の人々が生活に余裕のない状況も顧みず献身的にトルコの遭難者を救助したこと、また、イラクの戦場の地で、トルコの人々が日本人のために危険を承知で陸路を選んだこと、この2点が事実であるなら、どう描いてもこてこての美談になるだろうという予感があった。つまり、映画で表現すれば 「やりすぎだ」 と言われても不思議ではない話が現実に起きていて、感動が偽物に感じかねないほどの美談だった、ということ。初めからそういう思いで鑑賞した。トルコ海兵たちを見送るために、浜の人々が総出でずらっと並んだ光景が出たときは、鳥肌が立つほどの感動がきた。(ここ、思い切りネタバレですが → ) エンドロールが終わって席を立とうとしたとき、トルコの現首相が大きく映し出され、私たち観客に向かってあいさつの言葉を述べられた。この映画は、単なる安っぽいプロパガンダ作品ではなく、日本とトルコ両国の絆を深めるための、尊い記録映画でもあるのだと思う。ちなみに、安倍首相は映らなかった。トルコで上映される場合は、日本の首相があいさつしていて欲しいと切に思う。
[映画館(邦画)] 10点(2015-12-16 23:36:05)
3.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
もし10代20代の頃にこの映画を見ていたら、きっとあれこれと物足らなくて消化不良に終わっていたかもしれない。思った以上に深かった。次郎が心血を注いで作り上げた飛行機は、機関銃を載せざるを得ず、強くて勇ましいが、防御力は弱く砲を浴びればひとたまりもない。愛妻は他者に感染する病気を患い一見弱々しいが、気持ちは最期まで凛とし、決して折れない。どちらもただ美しいでは済まない存在であり、のちに夢のようにはかなく消えていく。次郎の愛するこの二者が美しい協和音のように響いているように見える。そういう意味で、堀越二郎と堀辰雄を融合させたキャラは成功していると思う。  個人が自由に生きることが難しい戦時中に病身の妻を支える暮らしは、どれほど大変なことかと思う。しかし二郎は不平をこぼさず、その時々の条件下で自分にできることのみ集中し、黙々と努力を続けていく。心の声に驚くほどスピーディに反応して、リスクを恐れず迷わず行動に移す。生きることの集中力とでもいうか、侍スピリッツにあふれる二郎を見ていると、今自分が抱えている問題ごとなどやる気次第で案外何とかなりそうな気力が湧いてくる。夢破れても、亡き愛する人へ「ありがとう」という言葉でしめくくるラストも爽やかだ。
[DVD(邦画)] 9点(2015-03-04 00:44:12)(良:3票)
4.  鑑定士と顔のない依頼人 《ネタバレ》 
鑑賞し終わった後、DVDを再度再生してあちこちを「飛び見」してみた。鑑定士をとりまく登場人物たちのセリフが再び耳に入ってくる。・・・・・・はっきり言って聞くに堪えない。裏切り者たちの言葉は何一つ真実がこもっていない。そう考えると、この手のサスペンスは「一度見たらたくさんだ」という思いにどうしてもかられる。しかも、壁の中の女性のぺらぺらしゃべるセリフが軽すぎてミステリアスに聞こえず、最初からかなりの違和感があった。姿が見えないという特異な条件を活かしていない脚本だった気がする。壁の向こう側とこちら側を行き来する彼女のオーラが全く同じだから、観ているこちらは次第にその味気なさに退屈してくる。存在感のある女優さんだったら、姿を消したり現わすたびに、その場の空気が一変すると思うのだが。それでも、怒りにまかせて書類を派手に放り投げるジェフリーのかっこいい演技にはほれぼれした。願わくば哀れな鑑定士のために、忠実な秘書の存在に彼があらためて気づくことと、年若い技術者との友情が本物であるようにと祈っていたが、叶わず、視聴後は寂しさと虚しさが残る苦み走った思いが残った。  (後日、再び書き込んでます→)初めて視聴してからかなり経ったが、やはりこのストーリーは許せない。生理的にどうしても受け付けない理由が今頃やっとわかった。高齢者をターゲットにする日本の劇場型オレオレ詐欺が、この犯罪の本質だからだ。
[DVD(吹替)] 6点(2014-12-05 01:13:30)(良:1票)
5.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 
映像はとても美しいし、内容も惹きつけられたが、「借りぐらし」という言葉に最後まで引っかかった。借りてくるだけとはいいながら、あまりにも用意周到なお父さんの装備や、人間に見られないようにこそこそ動く彼らを見ていると、たとえ目当ては些細な物であっても悪質な窃盗にしか見えず、かなり不愉快だった。ジェリーがトムのチーズを狙うような茶目っ気や、ルパンがカリオストロの城壁を登っていくようなわくわく感もなく、ただただ大真面目に、冷静に、慎重に「ブツ」を持っていこうとするお父さんには、幻滅。黙って持ち出すことはしても、与えられたものには手をつけないという彼らのかわいげのない用心深さや、返すあてもなく寄りかかりっぱなしでありながら、感謝もせず人間を災いの種とし、果ては勝手に住み込んでいながら引っ越しせざるを得ないことまで人間のせいにする。何もかもがカチンときて仕方がない。一方動物は、理性がないゆえに食欲だけのつながりとして純粋に人と共生する分、よほどすがすがしい。リスクを背負ってまで人間界とつながっていたいなら、ひとかけらでも人への愛情くらい持ち合わせてほしかった。あれでは物質だけでしかつながっていない。だから素直に感動できなかった。
[DVD(邦画)] 4点(2011-11-01 22:39:11)(良:7票)
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