1. 風立ちぬ(2013)
《ネタバレ》 新しい飛行機を作るという一途な思いは、男としては学ばねばならないところとは思いました。絵もさすがに手慣れており綺麗でした。しかし「風の谷のナウシカ」のような感動は得られませんでした。また、喀血したような重篤な結核患者の横で、タバコを吸うような配慮のなさには唖然とすると同時に、一挙に興ざめとなりました。 [DVD(邦画)] 2点(2014-06-25 00:58:10) |
2. 完全なる報復
《ネタバレ》 米国の司法制度が分からないので、どうして殺人者の1人が死刑(米国の薬物による死刑の場面は初めて見ました。心停止を起こす薬物も使用していたみたいでした)になり、実際の殺人者が懲役3年なのかが理解できませんでした。その為か、単なる手の込んだ復讐劇としてしか捉えられませんでした。しかし、同じ復讐劇でも「ブラック・サイト」のような厭らしさはなく、むしろ頭脳明晰なハイテク機器を駆使した殺しのオンパレードで、ある意味でのそう快感(?)もありました。最後のジェラルド・バトラーがナパームの炎を背負った姿は、地獄での仁王様を観ているようで、初めての感覚でした。 [DVD(字幕)] 7点(2011-10-24 01:09:44) |
3. 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS
《ネタバレ》 火祭りの前に「武蔵!おめぇ~、ベッピンの嫁さん連れてどこ行くだぁ?」と言われた 台詞に全てが表されていました。我々世代には其れこそ衝撃的とも言えるデビュー を果たした「上原美佐」さんの近寄りがたい美貌とはまったく異なった庶民的 美貌の雪姫様でした。あの「裏切り御免!」のきめ台詞を何処で使うのかなと 思っていたら、案の定あんな別れに「使いやがって!」とそれこそ思いました。 話はかなりぶっ飛んでいて、ホモの代官が出てきたり、金の延べ棒と思っていたのは 鉛だったり、山名側住民も殺される殺される!黒澤作品も青少年向き、いにしえの東映時代劇と似たものに成り下がっていました。それにしても主人公達は汚すぎです。画面から埃+黴の臭いがしてくるような衣装で、うんざりしてしまいました。ただ、刑部役の椎名さんという役者さんには注目しました。もう少し冷酷無比で凄みをきかせれば 語り継がれる極悪役になれたかも・・・? [映画館(邦画)] 5点(2008-05-12 17:44:39) |
4. 華麗なる一族
《ネタバレ》 山本薩夫監督の映画はいつも重く、迫力が凄いですが、本映画では特に大介の迫力が凄かったです。何方かも仰っていらっしゃいましたが、この続きの、銀行局局長との勝負も見たかったです。壮絶な勝負になったと思います。しかし、鉄平が自殺するとは、予測していませんでした。自殺するとさらに敗北者として惨めになってしまうことが分からなかったのでしょうか?復讐の方法は幾らでもあったと思うのに!家族の事を思いやることのできなかった敗残者と感じてしまったのは私だけだったのでしょうか? [DVD(邦画)] 7点(2008-04-13 20:00:31) |
5. カーツーム
《ネタバレ》 2大俳優の激突とも言える映画でした。戦斗場面はかなり迫力はありました。しかし、英国政治家に体よく利用された感じが強く、後味はスッキリとしませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2007-12-31 18:26:36) |
6. 輝く夜明けに向かって
《ネタバレ》 アパルトヘイトを突き崩す為の戦いを描いたという、うたい文句にやや騙された感じがしました。全然緊張感がないし、権力側の弾圧なども描かれておらず、厳しい拷問もなく、肩透かしをくった感じでした。IRAの戦いを描いた映画の幾つかのほうが迫力がありました。 [DVD(字幕)] 3点(2007-12-05 00:09:21) |
7. 合衆国壊滅 II/再襲来!M10.5 (TVM)
《ネタバレ》 あまりご覧になっている方がいらっしらないみたいですが、私はこのCG構成と基本的姿勢は絶対に今の日本の治世者には欠けているものと、改めて米国の大きさを感じました。「てめら!爪の垢でも煎じて飲んでみゃがれい!」ということで・・・・。お後が宜しいようで・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2007-11-08 00:09:02) |
8. ガンヒルの決斗
《ネタバレ》 昔、学校をサボって観に行った記憶があります。それまでに無かったタイプ(強いて云えば「真昼の決闘」と一人で戦わねばならない状況が似ていたかもしれませんが)だったので印象が強かったです。改めて見直して気づいたことなど。▼アンソニー・クインの経営する牧場の雄大さは、これぞ西部劇!!!といった美しさでした。奥さんあるいは母親を早世させてしまった父子の悲劇と考えると最後のセリフ「立派な息子にそだてろ!」と言った意味がさらに理解出来ました。自分と比較するほど世間ずれしていなかった自分を思い出しました。▼やはり、息子が死んでしまった悲嘆と怒りの状況での決闘では、精神的に負けてしまうのは当然と、少し同情しました。息子の悪友の俳優さんが、結構腰ぎんちゃくでありながら、みぇっぱりといった風情を出していたのが印象的でした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-10-27 15:51:16) |