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1.  KANO 1931海の向こうの甲子園 《ネタバレ》 
これはバカ丁寧につくられた「ROOKIES」だった 日本語だが日本映画では全然無い シナリオにはおかしな所がたくさんあった 思考の方向が日本的じゃないし、甲子園のアナウンサーが完全に嘉農よりで笑えた 途中でチーム監督のセンチメンタルな説教が始まると、相手選手だけじゃなく、観客までもじっと待つのはやはりROOKIES風(笑) しかしカメラワークやら、台湾の美しい景色やらに手抜きがなく、非常に丁寧に撮られている 観客で埋まった甲子園の景色や、試合中も選手の背景に超満員の観客が描かれていて臨場感はハンパ無い エンディングの大型客船のCGなども、非常に丁寧で好感がもてる しかしメインの選手達のキャラクター一人一人にさほど特徴が無いうえに、登場人物の存在が唐突すぎる 甲子園で負けた北海道の高校の投手が印象的に登場するが、実際には試合中に打たれて自らマウンドを降りた根性無しにしか見えなかった その辺は台湾人の勝負に対する意識の違いだろうか 台湾の灌漑事業を成し遂げた大沢たかおとかも、映画としての存在意義が全く無いのに驚かされる 唐突に結婚して妊娠するヒロインぽい娘ですらもストーリーには関わってこない この映画は、居なくても話にまったく影響しない人物達が溢れている この辺を整理すればこの映画2時間ぐらいに収まるんじゃなかろうか 驚く程丁寧に作られているので、そこはむしろ驚嘆に値するが、日本映画のセオリーからはかなり外れていると言わざるを得ない そこははっきりいってまったく楽しめなかった 台湾映画のお約束は日本映画以上にクドいと言う発見があった一本だった
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-05-10 12:35:26)
2.  渇き。(2014) 《ネタバレ》 
陰鬱で救い難い主人公の原作をさらに最悪なキャラクターに変身させた中島哲也の手腕はさすがだ 原作のイメージを残しながら、後半は大幅なアレンジを加えたにもかかわらず、陰惨なイメージを色濃く残す 原作をさほど面白いと思わなかったせいか、出来としては原作を凌駕していると思った 中島哲也のスタイリッシュな映像はむしろ編集の技に特化されていて、特別に変わったカメラワークとかは無いにもかかわらず、出来上がりはいかにも中島哲也なのは凄い とにかく主人公のクズ振りは特筆もの 冒頭から狂い回って、見ている人間に徹底的にストレスを与える 場合によっては見ていられないぐらいのストレスを感じて、見るのを止める人もいるのではなかろうか 以外に世間の評価が低いのはこの圧倒的なストレスのせいだと思われる かなりゲンナリさせられること請け合いだ 女はとにかくレ○プされるし、カワイイにーちゃんもやっぱりレ○プ(笑) パートナーと一緒に見ると言葉を失う事請け合いだろう デートムービーには最悪 これを見る時は一人で見た方がちゃんと見ていられると思う ヒロインの加奈子も巧いキャスティングだと思うが、最悪刑事浅井の妻夫木聡の使い方とか、「ボク」の清水尋也などもナイスキャスティング 話は原作を読んでないと掴みきれない部分も多い 冒頭、不良グループのミニバンがヤクザの車に襲われるシーンは原作未読だとなんのこっちゃ?だろう こちらが想像しなければ理解出来ないヤクザと不良グループの関係とか、描かれていない警察の隠蔽構造とかがあるが、自分的には問題無いと感じた しかし原作では、主人公が娘の加奈子を中学時代に犯したサイテーな奴だったが、映画では首を絞めただけになってるのは不可解だ なぜ最低最悪な奴に描かなかったのだろうか? しかし劇中の古いグロリアがどんだけ頑丈なんだって思ったが、持ち主の主人公の方がもっと頑丈だってことに気付いた(笑)
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2016-05-10 12:31:07)
3.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 
竹取物語の基本ストーリーを一歩も離れずに、137分の長い上映時間を飽きずに見せる演出は見事 これだけ長いのだから翁が突然貴族に目覚める所とか、貴族達がかぐやを求める理由を描いて欲しかった おとぎ話なのだから美しい姫が欲しいの一言なのだろうが2時間を越える映画なのだからそこは設定して欲しい 映画全体から漂う居心地の悪さというか、はっきりと気持ち悪さが漂う 途中唐突に逃げ出したかぐやが屋敷に戻るとか、捨丸との邂逅シーンとか、作り過ぎな所もちょっとチグハグな様にも思えた 捨丸が家族を捨ててまでかぐやと逃げようとした所などはちょっと狙い過ぎであざとい感じがしてしまう 屋敷から逃げ出したかぐやのシーンのインパクトが強くて映画のイメージのほとんどをあのシーンに持って行かれたのは良かったのか悪かったのか しかしまぁ、名シーンだとは思うが エンディングも思い切り作為が有りすぎてあの舐めた音楽といい、狙い過ぎ しかし初めて見るイメージのアニメであることに間違いない キャッチコピーのかぐや姫の罪と罰とは、かぐやが言い出した無理難題のために求婚者達に降り掛かった不幸の事を言ってるのだろうが、テーマとしては非常に浅い感が拭えない 捨丸やその家族まで不幸にしてしまう存在がかぐや姫ということなのだろうが、その罰が羽衣を着て地球での事をすべて忘れて月に帰るというならばやっぱりなんか浅い 本来神様ってそういう残酷な存在でもあるが、この辺は違う解釈で話を終わらせても良かったんじゃなかろうか
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-07-05 13:43:14)
4.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
テーマは戦闘機の開発秘話だがヒューマニズムとはかけ離れている あえてその辺のおりこうな演出を避けたと思われる ただただ飛行機に惚れ込んで最高の小型機を開発する為だけにすべての情熱を注ぐ主人公の物語だ 開発された戦闘機は戦争で使われるが、「戦争は嫌だが戦闘機はやっぱり凄い」的な宮崎愛に溢れていて、戦闘機=戦争の道具からははっきりと乖離している ある意味いさぎよい 今までと違ってあえて手書き風の背景とか風景 雲を突き破って出て来る飛行機もいつものダイナミズムは無い スタッフロールも手書きなのは、一途だが稚拙な主人公を表した表現なのかと思ったのは考えすぎかな 開発者の情熱はある意味幼稚でその恋愛においても身勝手な稚拙さに溢れている 庶民の生活苦の様子もちらりと出て来るが、あえてブルジョワな主人公とヒロインの生活ぶりが描かれていて「今回は安っぽいヒューマニズムは抜きだ」と監督の方向がはっきりとわかる ここが気に入らない人はこの映画はまず駄目だろうな あるいはそこまでもこぎ着けなかった人も多いだろう ヒューマニズムやら優等生的な事は、はっきりいってどーだっていいや的な研究者だ たびたび出て来る喫煙シーンはそのへんのメタファーなのか 感情的で幼くて稚拙な恋愛も一途な開発者の主人公に合っていると思った これまで一貫してエンターテイメントと自然崇拝に溢れた作品を作り続けた宮崎駿が、最後の最後に作りたかった映画が今までと丸反対なテーマだった事は正直に潔いと思った しかしこれを万人が見て面白いのだろうか 少なくともこの作品の描きたかったテーマがわかった人は正味半分ぐらいじゃなかろうか 最後の最後に宮崎駿らしい花を咲かせたと思う
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-07-29 00:03:38)
5.  かしこい狗は、吠えずに笑う 《ネタバレ》 
自主映画らしい なのでカメラワーク等に難があり、映り込みにフリッカー等があってちょっと気になった しかしシナリオは良く出来ている とりあえず演出にさほどうまい所があるわけじゃ無いが、普通におもしろかった 事前情報無しに見た方がおもしろいのでこの先は見た人のみ読んで下さい 女子高生の友情物語かと思ったら、中盤から不穏な雰囲気になってラストはゴアゴア ちょっとびっくりした しかし事前情報無しに見たせいであって、これでオチがわかって見て面白いかと言えば、否としか言えない 青春映画からホラーにチェンジするあたりもいきなりテイストが変わりすぎる もう少しチェンジする部分がグレーだと良かったのに 何よりも事件に巻込まれたブスなヒロインに肩入れ出来ないことがままあり、自身が引き起こした惨劇と言えなくも無い しかも、すべてが終わった後で、また同じ事が繰り返される的なエンディングはあまりにも安易で定番ホラーのお約束なのがしらけた あるいはすべてがヒロインのウソで犯人のいずみは本当の親友だったというオチにもとれるが、そうすると映画で起こったすべての事象が観客を騙す薄っぺらい迷彩と言う事になってしまって、この映画そのものの存在価値を問う インコが生きていたので監督はそのつもりでつくったのかもしれないな だとしたらこの映画を最後まで見た人をバカにしてると思うのだが いずみの心理描写もかなりあったし、リードからはずれた犬のエピソードとか、なんのこっちゃになってしまう むしろたちが悪い このエンディングにはまったく乗れなかった このラストになるとこの映画のテーマがぼやけてしまって、前半の青臭い展開が無駄に思えた 殺人鬼がヒロインのブス女だとしたら前半のシークエンスすべてが無駄だ 改めて、「蓋を開ければただのホラー映画だった」的ながっかり感がある 前半の青春映画ぽい期待が最後に見事に裏切られる この映画は青春映画なのかホラーなのかはっきりとしない程度に曖昧にするべきだ この映画でヒロインが一歩でも成長する話になっていたら秀作だった ちなみにクライマックスで登場人物が鍋を囲むシーンで、ヒロインが鍋をめちゃめちゃにしてゴミ教師をぼこぼこにしたらカタルシス爆発だったのにそこが残念でならない
[映画館(邦画)] 7点(2014-07-28 23:31:59)(良:2票)
6.  カルト 《ネタバレ》 
毎度のことながら、なんかチープだなぁと思いながらも必ず見てしまう白石晃士作品 どれも凄いと思う物は無いのだけども、くせになる監督でもある モキュメンタリーは好きだがこの監督の物はモキュメンタリーとは言い難い作為感が満載 ハナっからドキュメンタリーと見まがう様に作ろうとは思っていない CGとか相変わらずのチープさでもうちょっとマシにもできるはずなのにあえてチープに作ってるふしが有る 必要以上に揺れるカメラとかもいつもの白石スタイルだ 最近の白石作品に必ず出て来るインパクトのみのチャラいヒーローが相変わらずいい味を出している 主人公のネロはチャラい俺様だけどやたら強い、みたいなクローズ風ヒーロー めちゃ怪しいがとにかくかっこいい ネロブラボー! 映画に怖さは微塵も無かったが得体の知れない面白さを感じる この辺の癖になる感じが白石作品の魅力だろう 登場人物のアイドル達もひと山いくらのチャチさで、お世辞にもうまい芝居をしてるとは言い難いが、特に不満も無いのは白石作品ならではだ ラストもテキトーなエンディングで「お前はGANTZかよ」って思った でも続編が出たらまた見るんだろうな(笑)
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-03-24 23:13:12)
7.  カラスの親指 《ネタバレ》 
チームが揃って仕事を始めるまでが長い 最初の1時間半ぐらいが正味半分でいいんじゃなかろうか 最後まで見るとホームドラマ的な仲間との交流に必然性があるのがわかるが 途中では必要を感じないので「ここ、なんでこんなに長いの?」みたいな違和感があった ここがこの映画の弱点な気がする 実は仲間の関係を必要以上にまったり描くことでオーディエンスを騙す伏線のアウトラインとなっている ヤクザをハメる過程でまったく意外性が無いのがかえって意外な展開 はっきりいってサスペンスは皆無 エンディングでヒロインのまひろが主人公のテツの秘密を知っていたというサプライズがあってなるほどと思わせたが物語はここで終わらず、さらに驚きのエピローグがあった このエピローグで途中違和感があった伏線がほぼ回収されるのは見事 この映画もっと短くしてもう少しサスペンス部分を盛り上げてくれたら傑作になったに違いない おしいなー
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-27 17:55:01)
8.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 
主人公が入れ替わる過程を描く前半は結構おもしろい いきなり香川照之扮する殺し屋の仕事のシーンで始まるのは衝撃的 その後も殺し屋がだんだんと役者になろうと奮闘するあたりまではかなりおもしろかった その後不可解な展開もあり失速 広末を含め役者陣はいいのに盛り上がらず 伝説の殺し屋が実は便利屋だったところまでいくとかなり設定が不満だ その時点でカタルシスがた落ち 殺し屋の香川照之が何故、殺し屋のままじゃいけなかったのか?アウトサイダーが普通の人になる話はアウトサイダーの職業が普通の人とのギャップが有れば有る程面白いはずだ 金の在処も超レアグッズだと言うならば見せ方が悪い 広末の一言で語られてもまったくピンとこない たとえば偶然にクリスティーズのカタログを見て驚くとかなっとくできるオチにするべきだ スピード感を重視したのかもしれないが説明的すぎる やっつけで終わらせた感がある 日本アカデミーの最優秀脚本賞とかありえない ラストも急に車に落ちていた写真を見て広末の元に駆けつけるなど不可解だ しかも堺雅人にも恋の予感とかめちゃ安易 あのまま香川は本物の役者で成功して酒井はたとえば伝説の詐欺師になるとか思いつかなかったのか? アカデミーが絡むとハラが立つ事が多い事を確認した一本だった
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-20 23:04:17)
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