1. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 何がいいって、登場人物の造形がすばらしい。血肉の通った人間のにおいがします。不倫相手のあの奥さんさえね。監督の、人間に対する愛を感じます。ペッキーが自立したミューズであるとこもいいなあ。ところで、最後のシーン、あれは旅立ちだったんですね。私は違うと思っていました。ボカしていると。でも「もしや」とムスコに本日あえて尋ねてみたところ、「今まで何見てたの?」と呆れられてしまいました(笑)。ま、いいや。映画には色んな見方がありますよね。ヘヘ。 [映画館(字幕)] 10点(2011-06-05 19:33:42) |
2. きれいなおかあさん
同監督の作品「心の香り」がお気に入りだったので、加えてコン・リー主演ならさぞ素晴らしいだろうと思ってしまったのが敗因だったかもしれません。胸を打つものはあるのですが、「心・・」のような抑制が乏しく、肩に力が入りすぎてしまった感じ。 [映画館(字幕)] 5点(2006-05-14 23:59:10) |
3. 危険な動物たち
「ワンダ・・」があまりに面白いので、あっちを見た人はこっちは見ないほうがシアワセかも。どっちも見てなくて、両方見てみようと思う人には、こちらを先に見ることをお勧めします。そうすれば、そこそこ楽しめるかもしれません。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-05-14 23:54:21) |
4. Kids Return キッズ・リターン
「既視感」があって、つまらなかった。この種のストーリーは定番ですよ。 [映画館(字幕)] 5点(2006-05-14 23:45:19) |
5. ギター弾きの恋
ウディ・アレンとショーン・ペンは二人とも苦手なのに、手を出してしまった私がわるいのよねっ、どうせ(;_;)・・。ろくでなしだけど天才的で繊細・・そんな男、いらん。 4点(2004-07-12 00:15:52) |
6. 岸和田少年愚連隊
ストーリーじゃないんですよ、確実に。 大阪に一度も住んだことないし、ヒヤリング能力も高くない私にとっては、聞き取れない言葉、意味の分からない言葉のオンパレード。 ケンカが好きなわけじゃないし、第一、ナイナイが好きなわけじゃもちろん(?)ない。 そもそもストーリーをちゃんと追おうという気にもならないから、(この作品、3回くらい見てるんだけど)いつ見ても何が起こっているのか、よくわからない(^_^;)。 でも好きなんです。 なぜか、この空間が心地よいんです。不思議。 この映画を見ると、何か生きててもええやんか、という気分にさせられるんです。 どんなふうに生きたってだいじょうぶよ、という元気をもらえる感じ。 使い捨て文化のTVの中で必死に泳いでいたナイナイが、ここでは何か自然体にしゃべっていて、動いている。何かええやんか、と思ってしまうんです。 そうそう、三景さんのおっしゃる通りです。宮迫もええで~。何かがちゃうんですよ(説明不能です)。 あえてまとめるなら、リズムがいい。「ゲロッパ!」になかったものが、ここにはあるんです(ゴメンね、ぐるぐるさん)。 最初は7点と思っていたんだけど、やっぱり8点にしとこ! アタマ1つ、確実にぬけている!・・と思います・・。 8点(2004-07-10 23:45:53)(良:1票) |
7. 虚栄のかがり火
冒頭の長回しやら、トム・ハンクスにおおよそ似合わない役柄、この当時はまだ「ダイ・ハード」で出てきたばかりだったブルース・ウィリス、さまざまな要素から、これが実験作だったことに、疑いの余地はない。 スターを起用して、よくある役柄で手堅い作り方をしていれば、そこそこ商売にはなるかもしれないけれど、それでは作り手として面白いわけはない。 本作は確かに興行的にはうまくいかず、売れかけたトムもかなりこれで一時期沈んでしまったらしいが、私は欠点だらけかもしれないこのビター味の作品が、けっこう好きだ。 一番がんばってたと思うのは、メラニー・グリフィスかな。 7点(2004-06-19 10:55:24) |
8. 絆 -きずな-
古臭かった。この手の日本映画は昔からあったような・・。「遠雷」があれだけ斬新だった根岸監督、いったいどうしちゃったの?という感じ。 3点(2004-06-10 23:21:17) |
9. キャスパー
確かに「で、どんなあらすじ?」と聞かれたら、そう印象には残ってないのですが、とにかくかわいくて心温まる感じはわるくなかった、 と思います。私もこのときに初めてふつうの女の子役のクリスチーナ・リッチを見て、「わ、ふつうにかわいい」とびっくりしたのをよく憶えています。 7点(2004-05-13 00:24:51) |
10. CUBE
見た当時はけっこう面白いと思ったけど、じゃあ今また見たいか?というと、まずその気にはならないですねー。頭おかしくなりそ。でも、映像といい展開といい、ほかにこんな映画見たことあったか?と考えると、それはない。だからやっぱり、お薦めできない映画ではない。こういうものは見といたほうが、映画を見る際のこやしにはなるだろと思う。でも、んなものはいらない、と思う人は、あえて見る必要はないと思う。 7点(2004-02-01 12:32:52) |
11. キャデラック・マン
主役2人は当時はB級俳優だったかと。映画自体も間違いなくB級作品。今の2人から想像されるようなゴージャスな味わいなんか期待しちゃいけません。ひたすらチープ。ティムが乗っ取る場所は銀行ならぬ車の販売会社(だったと思う・・違ってたらごめんなさーい)。ふつうこんなところをジャックしようなんて思います? しかもその理由が、別れた女を取り戻すためで、何かやたらとわめいてるオバカさん。マシンガントークが売りのカーセールスマン、ロビンがこの事態にさーどうするか、という、もうベタベタな設定です。くだらなーいということを覚悟して見れば、けっこう拾い物ではないでしょうか。平均5点というのはちょっとかわいそうなので、大アマの採点です。実際の感想は6点くらいかな。 7点(2004-01-08 21:01:23) |
12. 教祖誕生
教祖をみんなででっちあげるなら、たけしをその役につかせるでしょうよ、と思って見てみると、教祖は、トボケた若者、萩原聖人で、たけしはまつりあげるほう。そこにむしろ妙なリアリティーを感じた覚えがあります。観たのは相当昔ですが、きわどいネタを案外うまくさばいていた印象。ムフムフと笑えた記憶も。岸部一徳ってかなり面白い俳優?と気づいたのも、この頃からでしたねえ。 6点(2004-01-05 15:06:49) |
13. キャリア・ガールズ
悪くはないんですが、ジャケット写真から、ちょっと期待しすぎちゃったかも。こういうイギリスの若者たちの雰囲気って、ほかの映画よりきっとリアルなんだろうなあと思うのですが、苦手に感じてしまいました。同じリー監督作品では、中年女性を描いた「秘密と嘘」のほうがよかったです。 6点(2004-01-05 13:35:18) |
14. ギャラクシー・クエスト
このサイトで皆さんのコメントを読んでいたのに、最初、映画の設定にいまいち入り込んでいけなかったのですが、だんだん、ノリがわかってきて、最後にはオオウケしちゃいました。ベタベタなサーミアン人の登場などに正直ひき気味でしたが、途中でリタイアしたら、大きなソンをしてしまうとこでした。ふぅ。で、よくよく観てみると、細かいところまで工夫のある、すごく凝った映画なんですね。そして案外シンプルな構成だったことにも気づきます。だから、「スター・トレック」なんて見たことないし・・と心配しなくて、大丈夫でした。オタク族への愛に満ち溢れているから、そういう人にとってもタマラナイでしょうが、全然自分はオタクとは縁がない、と思っている人でもきっと大丈夫でしょう。たとえば10年前にはオタクって奇人変人扱いだったと思うのですが、これを観て、立派に市民権を得たんだなあ、なんて思いました。で、私は、本作のことはこのサイトで知るまでタイトルすら知らなかったので、すごい掘り出し物を見つけた、トクした気分です。こんなアランも、好きだなあ。ほぼ終始むかついた表情をつくっていましたが、本人はきっとすごく楽しんで演技してたんでしょうね。それを思うと、何かニヤニヤしちゃいます。あと、サム・ロックウェルってつまり客を沸かせるための「マエセツ」で出てきたわけですね。それが、あらまびっくり、そして最後は・・という展開が、これまた楽しかった。終わって「何かほかの映画で見たよなあ」と思ったら、なんと「グリーンマイル」だったんじゃありませんか! また一人、気になる俳優さんが増えました。 8点(2004-01-04 16:50:18) |
15. キスへのプレリュード
え? 7点の人が一人もいないなんて、皆さんちょっと辛すぎませんか? 私は、「入れ替わり」に至るまでが長かったとこなんか、ありきたりじゃなく、「まさか」って感じで面白いと思った覚えがあるけどなあ・・(内容をよく知らずに見たからか?)。あと、見ず知らずの人にふと心ひかれるっていうのも、「わかる」シチュエーションだと思うけど。結婚式の最中、というのが微妙ですが、そういう大事なときに限って変なこと考えたりしちゃったり、っていうのもこれまたありそうな気がする。私はふつうに面白い映画だったという記憶なので、7点にしときます。 7点(2003-12-13 14:15:34) |
16. きらきらひかる
オー、一番乗りですか。責任感じちゃうなあ・・。ゲイカップルとその偽装夫婦の摂食障害の妻、と聞いたら、いわゆる典型的なうっとおしい邦画かなあと思う人も多いかもしれませんが、そんなことはなかったです。「ハッシュ!」のかろやかさに近いかも。あ、いや、今思うと、「ハッシュ!」のシチュエーションに似てましたね。もしかしてあっちがむしろマネしたか・・。うーむ、これは重大な気づきであったかも・・。「ハッシュ!」のほうがよかった気はするけど、こっちのほうが先に作られてるんだもんなあ・・ビミョウだ・・。 8点(2003-11-21 22:09:44) |