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よしのぶさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  君よ憤怒の河を渉れ 《ネタバレ》 
とても勢いのある映画だ。謎あり、アクションありで、疾風、怒涛が駆け抜けていく感じ。二度も熊に襲われたり、猟銃で狙われたり、免許なして飛行機を運転したり、夜の新宿を馬で疾走したりと、意表を突く展開の連続で、映画の醍醐味をあじわうことができる。評価したい。ただ強引な展開に不審を抱きながらの鑑賞となるので、爽快感を得るまでには至らないが、最後まで見届けたい気持ちにさせられる。 無実の罪を着せられた者が、無実を証明するために逃走し、真犯人を突き止めるという主題は、とても感情移入しやすく、大衆好みだ。しかしミスキャストなのは残念。主人公杜丘役の役者は、脂ぎって日焼けした親父顔、ぎょろつく目玉、短髪、どすの利いた声で、謹厳実直な検察官には見えない。それに高年齢すぎて、若いヒロインが一瞬で恋に落ちるという設定に無理が生じている。実際に、中年で脂ぎった殺人逃走犯がいたとして、それを助けるホステスがいるとも思えない。常に演技がかった、やさぐれ刑事も鼻につかないではないが、叩き上げの刑事なら、いてもおかしくないと思わせるものがある。後半に杜丘との奇妙な「友情」を結ぶことを思えば、これぐらい個性があった方が適格だろう。 ほとんどが逃走場面だが、鑑賞しながら、どうして家族や親友に連絡しないのかという疑問にとらわれていた。緊急時に助けとなるのは、家族か親友で、真っ先に連絡するだろう。警察やマスコミだって家族や親友を追及するに違いない。それが一切姿を見せないという不自然さ。同僚の上司が登場するのみだ。逃走犯を一匹狼にしたいのはわかるが、孤児育ちであるなど、一定の説明が必要だろう。 事件の真相は、人格を喪失させる新薬を使っての犯罪という荒唐無稽なもの。犯人が杜丘に罪をなすりつける手法も稚拙で、あれではすぐに夫婦での共謀偽証と知れる。杜丘は逃げる必要などなかった。偽証の妻を殺したすぐあとに杜丘が来て指紋を残して、犯人にとって都合がよすぎる。刑事が偽証の夫の居場所を教えてくれて、杜丘にとって都合がよすぎる。精神病院の院長が自殺し、製薬会社の社長も自殺して、ラスボス政治家にとって都合がよすぎる。政治家を射殺しても正当防衛が成立して、刑事と杜丘にとって都合がよすぎる。少し荒を削り、整合性をもたせれば傑作になりえただろう。役者の熱演が光っただけに残念である。
[DVD(邦画)] 6点(2013-06-12 16:14:05)
22.  96時間 《ネタバレ》 
乗り切れない映画。主人公が17歳の少女の父親としては老け過ぎていて違和感が。元CIAで、海外での仕事が忙しく、家庭を顧みなかったことが主因で離婚、今は退役という設定。別居している娘を想う気持ちはわかるが、「娘のことだけ考えている」「娘と会いたいから娘の近くに住んでいる」「娘さえいればいい」と、クドすぎる。どこか嘘っぽい。そしてこの娘が、感情過多で観ていていらいらさせられる。17歳になっているのに誕生日のプレゼントに大はしゃぎしたり、旅行を父に反対されると泣いて店を飛び出したり。挙句の果てに父を騙して旅行し、ナンパされて誘拐されてしまう。あまり同情できない。父が救出に向かうのだが、警察には届けないし、一緒に誘拐された女友達の両親にも知らせないという無軌道ぶり。パリに警察幹部の知人がいるのだから、連絡しない手はないはずだ。犯罪組織に警察の目こぼしがあるのは、あとでわかる話。捜査方法にも疑問が多い。ナンパ師が事故で死んでしまったあと、ナンパ師の仲間の黒人を問い詰めないのはどうしてか?売春婦のボディガードの男の服に盗聴器をしかけ、「建築現場で新商品のトラブル」とだけ聞いて、どうやってあの現場に行けたのか?建築現場にいバラックでカーテンで仕切っただけの売春宿があったけど、パリではそんなものが実在するのか?警察幹部の妻の腕を銃で撃つのは筋違い。妻とは古くからの知り合いだし、隣室に子供達もいるのに。撃つのは警察幹部の方。喜んでるけど、ハッピーエンドじゃない。娘の友人が変わり果てた姿で死んでも何にも感じないのか?何にも感じないんでしょうね。 
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-10 01:01:41)
23.  キートンの大列車追跡 《ネタバレ》 
300人以上のエキストラを使い、実際に汽罐車を橋から落としたりして大がかりな撮影だ。しかしそれが笑いには直結せず、無駄にお金を費やしているように見える。本題がドタバタコメディなのだから、妙にリアリティを出しても仕方がないと思う。南北戦争を題材とし、戦争賛美の内容。実際に何人か戦死する。キートンも偶然とはいえ敵を刺殺する。これでは笑えない。架空の戦争を茶化すような軽い話にすればよかったのにと切に思う。喜劇と戦争は相性が悪いです。コメディはもっと長閑な状況で観たいです。◆コメディパートはキートンのアクションに尽きる。やっていることは汽車の追いかけっこ。次々と飛び出すアイデアが精彩を放つ。表情が少ないのが玉に疵。もっと驚いたり、あわてふためいたりすれば良いのにと思いました。
[地上波(字幕)] 6点(2011-10-26 21:23:52)
24.  CURE キュア 《ネタバレ》 
【間宮は何者か?】心理学の勉強をしているうちに偶然Cureの真髄を悟ったのだろう。そしてCureの伝道師となった。催眠術を使って心を空っぽにし、本当の自分を見つけだす手法。心を空っぽにするとは、倫理観を無くす事。本当の自分を見つけるとは、欲望のままに生きる事。簡単に言えば殺したい奴がいれば殺してさっぱりしろという事。死体にⅩ印を切り刻むのは儀式。間宮は記録喪失で、かつ記憶ができない。これはCureをやりすぎると記憶と意識が蝕まれてゆくからなのだろう。 【刑事に起きた事】特殊な人間はCureを受けると伝道師になれる。つまり他人をCureできるようになる。刑事はこの特殊な人間だった。Cureにより心が開放され、妻を殺した。間宮を病院から逃がしたのは殺すため?刑事は大きな古い木の廃屋で間宮を殺した。この廃屋は教授も訪れている。この廃屋(とバス)は現実ではなく、集合的潜在意識の象徴だろう。深いところでは人の意識はつながっている。だとすれば刑事は現実では間宮を殺していないことになる。間宮は刑事をCureしたが、刑事が殺したいのは間宮だというジレンマがある。刑事は意識せずに他人をCureする手法に長けている。ウエイトレスはあっという間にCureされ、刃物を手にした。 【教授に起きた事】専門家であり、十分に気をつけていたにも関わらずCureされた。それを察して、自分の手を手錠でパイプにつなげておき、最終的に自殺したと考えられるが、何故自らⅩ印を刻んだのかは疑問。Cureされると自殺に走る場合もあるのか?教授をCureしたのは間宮か刑事か?教授は廃屋を訪れているので間宮だろう。 【疑問点】①妻殺しの小学校教師と間宮は高いところから飛び降りた。何故か?②刑事が間宮を殺すとき、「すべてを思い出したか、よし」と納得するが、どういう意味か?③間宮が病院を脱出する前、椅子で暖房器具を断続的に叩いていた。叩く音で病院内の人をCureしたのだろうか?地震のような現象が起きていたが、おおげさすぎないか。タイミングよく刑事がやってきたのは偶然? 【感想】発想は単なる催眠術の応用としか思えず、チープ。健全な精神を持った人間がCureにはまり、壊れてゆく様子が最大の恐怖。刑事の壊れてゆく様子が十分に描かれていない。
[DVD(邦画)] 6点(2011-09-04 14:49:14)(良:1票)
25.  きみがぼくを見つけた日 《ネタバレ》 
ヘンリーとクレアの恋愛物語。ヘンリーは5歳のとき、母の運転する自動車がクラッシュする寸前に瞬間移動する。初めてのタイム・トラベル(以下TT)である。母は死亡。本能が危険を感じたときにTTするのかと思ったが、関係なかった。ヘンリーの前に未来からやってきた本人が出現し、いつか理解できる時がくるからと励まし消える。TTは自分の意思に関係なく、ある日ある時ある場所に勝手に移動していまう病気のようなもの。ただ自分に重要な場面に飛ぶ傾向があるらしい。母は歌手で死ぬ前にも歌ってくれた。またヘンリーの娘も歌えばTTを管理できるようなことを言っていた。だが歌は何の伏線でもなかった。こういう無駄な部分が目立つ。ヘンリーとその胎児、娘たちにはTT能力がある。時間遺伝子を持つからだ。ではヘンリーの父はどうか?たびたび登場するが、その人物像は描かれない。ヘンリーがTTで苦しんでいるのは父が一番理解しているはず。父子の関係を濃厚に描けば、人間ドラマに厚みが増しただろう。又未来からやってきた娘のアドバイスでケンドリック博士に診断を依頼するが、結局何の役にも立たない。無駄キャラである。ロトナンバーを覚えて財を成すのも観客の反発を買うだけ。クレアは6歳でTTしてきたヘンリーと会う。同時代に二人はいるのだがクレアが18歳くらいになるまで会わない。二人は結婚するが、TTの妻としてはストレスも多い。子供ができても胎児がTTして流産。悪趣味である。夫がパイプカットしても別の夫がTTしてきて妊娠。掟破りである。TTものとしては美しくないのだ。自分の死期が迫っており、そのことを未来の娘から聞く。とすれば何とか回避できそうなものだが、期待はずれに終る。死んでも別の夫がTTして出現。何でもありである。節操がなさすぎではないか?夫婦と未来の子とが協力しあって、問題や困難に打ち勝つような展開にすべきだった。ヘンリーは常になすすべがなく、逃げ回るだけで、それでは観客は手に汗を握らないのだ。
[映画館(字幕)] 6点(2009-10-28 02:22:51)(笑:1票)
26.  奇跡の海 《ネタバレ》 
生命の自己犠牲をも顧みず、愚直なまでに夫への愛情を貫く純粋な女の物語であり、同時に知的障害を持つ、信心狂いの女が病気の夫の妄想を信じて不幸になる物語である。社会通念からすれば非常識で非道徳的に見える行為が、実は夫の回復を願っての愛情と善意によるものだという意外性と矛盾の提示が本作の狙いだろう。女性を差別し、陋習の残る教会を批判的に描くことで、主人公ベスの正当性を強調している。しかし、どう考えても、ベスの行動は理解を越えるもので、娼婦になって誰とでも寝ることと、夫の回復とがつながるとは思えない。但し、両者を介在するのが神であるので、神を信じるものには真実となりうる。ここに難しさがある。実際、奇跡は起きた。危篤だったヤンが歩けるまでに快復したのだ。さらに、空で鐘が鳴った。この部分はヤンの妄想である、という解釈もあるだろう。悪意を持たない人の行為が全て善だということではなく、全てを相手に与えるという無償の行為が崇高であるということだ。常識的に行動することと、非常識ながら無償の愛に生きる無垢な魂と、どっちが尊いか。これは価値観に拠るだろう。ヤンは自分が性的不能なので、ベスに愛人を作って、その性交渉の顛末を話して聞かせろと懇請する。これが諸悪の根源だ。相手を思い遣っての言葉ではないだろう。ベスを死に至らしめたのはヤンだと断言していい。この人物が奇妙なのだ。脳手術をしたのに長髪のままだし、長期病気を患っているのに全然痩せず、つまり病人に見えないのだ。奇跡の快復の様子も描かれない。彼がベスの遺体を運び出し、教会の墓地での埋葬を拒否したのは、ベスを地獄に送らせないためだが、一方で、他の地に埋葬せず、遺体を石油掘削の穴に投げ込んだのはどうしてだろうか。冒涜のようにも思えるが。ベスや他の人の考えや行動は理解できても、ヤンの行動は理解を越える。不信心の彼に空の鐘が鳴って、どういう意味があるのか。ベスの魂の天国行を確信したとして、そもそもベスの死の責任はヤンにあるのだ。医者の言うように、単なる覗き見趣味の中年男なのではないか。冷静に考えると、結婚前から分かっていた夫の単身赴任が精神的に堪えられないような妻には、幸福な結婚生活は送れないのだ。それを宗教を絡めて、劇的に演出して見せている。二人は最高の夫婦であり、最悪の夫婦である。違う価値観が表裏一体であるということ。それが監督の意図だ。
[DVD(字幕)] 5点(2014-11-28 04:30:34)
27.  キー・ラーゴ 《ネタバレ》 
これといった見所もなく、淡々と過ぎて、最後に不満の残る映画だ。舞台装置は面白い。南国フロリダの小さな島の小さなホテルに、脱獄した二人のインディアン、退役軍人フランク、戦争未亡人、ギャング一味、ボスの女、副保安官と役者が揃ったところで嵐が襲来し、密室劇となる。最も不満なのはボスに凄みがないところ。コメディアンめいた顔で、よくしゃべる。身を隠していたはずなのに、自分の正体を積極的にばらしてしまうし、偽札の取引現場も筒抜け。髭が生えてないのに髭を剃らせたりする。部下もほんわかしたムード。人質を拘束せず自由にさせているので、生か死か、という緊張感がない。隙がありすぎるのだ。嵐の中、敢えて取引を急ぐ理由が説明されないので違和感で一杯。一度の取引なのに、一週間もホテルを借り切る理由は何だろう。それもアル中の女を連れてくるとは。フランクは「私の人生は考えることとやることがいつも逆なんだ。理性が負ける」などと気取っているが、結局はギャング五人を容赦なく殺してしまう。それもボスの女がボスから盗み取った拳銃を渡してくれたおかげだ。英雄的な行為にはみえない。ボスが副保安官を射殺したが、これは副保安官から仕掛けたからだ。二人のインディアンは無実の罪で保安官に射殺される。なんとも後味が悪い。フランクに言いたいことは、戦死した部下の遺族の経営するホテルを訪れるのなら、あらかじめ電話しろということ。元少佐なら、それくらいの常識は持ち合わせていてしかるべき。ちなみに撃たれた副保安官が階下へ落ちる場面が省略されていて残念である。嵐の場面では、しなるヤシの木にピアノ線がみえて萎えた。戦争未亡人も「火の玉」になりきれずに終了。
[DVD(字幕)] 5点(2012-12-11 02:52:36)
28.  霧の旗(1965) 《ネタバレ》 
兄が殺人犯として逮捕された女が、兄の無実を信じて東京の有名弁護士に弁護を依頼する。時間的に余裕もなく、依頼人にお金が無いと知った弁護士は依頼を断る。数年後兄は拘置所で病死。それを知った弁護士は好奇心から事件の資料を取り寄せ、調査する。結果犯人は左利きであることを発見、兄が無罪であったかも知れないと思う。故郷にいられなくなった女は東京でホステスとなる。弁護士と再会するが、気まずい空気が流れる。 偶々事情を知っている新聞記者は女に同情するが、女は冷たい態度を貫く。 弁護士の愛人に関係する男が殺される。事件現場に女と愛人が居合わせる。女は愛人の手袋を置き、犯人の遺留品を持ち去り、現場には居なかったと嘘の証言をする。愛人が容疑者として逮捕される。弁護士は女に真実を話すように頼み、代わりに兄の無実の証明をすると申し出る。女は承知したと言い、部屋に案内し、巧みに酒を飲ませ、強引に関係をせまる。そして強姦されたと検察に手紙を送り、弁護士生命を絶つ。 ◆復讐劇だが、女が事件現場に居合わせたのは偶然。女は偶然を利用したに過ぎない。企図したものではないので、復習劇としてはインパクトが弱い。女が無実の罪で死んだ兄の名誉を晴らすことに心を砕かないのは何故だろう。あれだけの兄思いだったのに、不自然さが残る。 ◆兄を殺した犯人も第二の殺人事件の犯人も誰かはわからず終了。愛人は無実の罪をきせられたまま。すっきりしないオチにいらだちも最高潮だ。女が弁護士にそれほどの復讐心を抱く理由があるだろうか?そもそも完全な逆恨みではないか。弁護士は依頼を受けなかっただけで、悪いことは何もしていない。そんな異常な女を扱っても観客からは同情は得られない。「女って怖い」ぐらいの感想しか得られないだろう。誰がみても復讐を抱くだけの理由があるようにしないと物語が成立しない。そして犯人が元投手であるとはっきりわかるように示せば、すっきりしただろう。 ◆他にも疑問点がある。兄が学校のお金を落としたのに誰にも相談しなかったこと、女が弁護士にあらかじめ電話や手紙なしに訪問すること、女が味方のはずの記者に冷たい態度をとること、愛人が単に怪しいというだけの理由で逮捕されることなど。穴だらけの脚本である。日常に待ち受ける陥穽を描いた原作が泣いている。題名の「霧の旗」の旗の意味も不明。霧だから桐子?
[DVD(邦画)] 5点(2011-08-29 18:32:29)
29.  CUTIE HONEY キューティーハニー 《ネタバレ》 
【ハニー】人間をコピーしたアンドロイド。オバカほんわかキャラ。変装能力あり。普段は派遣社員のOL。仕事は覚えないが、残業を引き受ける心優しい娘でもある。友達はお掃除おばさんだけ。憎しみで怪人を殺して憎しみの怖さを知る。女刑事に愛も同様に怖いと言われるが、愛を選ぶことを決意。女刑事と友達になりそうになるが拒絶され落ち込む。 【夏子刑事】自立心が強く、何事も自分の力だけで達成するのが信条。他人との協調性に欠ける。泣く女が嫌い。ハニーと関わることで心を開いてゆく。 ◆ハニーが自宅で入浴しながら叔父と電話していると叔父が誘拐される。変身!のはずが、お腹がすいて変身できず。おにぎりを買いにでるが、何故か服がないのでごみ袋着用。協賛のファミリーマートでおにぎりを大人買い。走りながら食べて変身、何故かバイクに乗ってGO!どこへ行く?不思議とアクアラインで警察が既に犯人を包囲中。それもパトカー数百台以上。怪人と対決して勝利、叔父を救出。以上が導入部。全体の縮図を見せ、映画を観るスタンスを教えてくれる。サービスカット満載のギャグアクション漫画の乗りということ。 ◆敵ボスは永遠の生命を求めているが、愛は知らない。ハニーは過去の記憶をほとんど持たないが、愛は知っている。敵ボスに同化されそうになるが、かすかな父の記憶を元に父の愛情を思い出す。敵ボスは愛は人間の心の弱さと思って切り捨てていたが、その心地よさ、暖かに触れ、愛を理解しようとする。ハニーは「誰かを愛せばいい」と助言。愛を理解した敵ボスは活動停止。女刑事もハニーと一緒に戦うことで友情の大切さに目覚める。ハニーも新しい友達ができる。というわけで本題と別に愛と友情を主題にした物語が成立しています。脚本の流れとしては破綻がなく、一本筋が通っていますね。 ◆カット割りなど監督の美意識が出ている。アクションはテンポがよく爽快。多角度、多カットによる流れるような戦闘シーンは見どころがある。怪人に魅力なし。どうせならもっと美少女を出せばよかったのにと思う。 シスタージルが何故男性なの?ギャグはそこそこ笑える。
[DVD(邦画)] 5点(2010-06-27 22:45:26)
30.  紀元前1万年 《ネタバレ》 
時代考証:①巨大ピラミッド建造はBC2000年頃。大船建造も同様。②トウモロコシの原産は南米でアフリカには16世紀頃伝わる。寒冷地では育たない。③唐辛子の原産は南米で、コロンブスが1493年にスペインへ最初の唐辛子を持ち帰る。④巨鳥モアはニュージーランドに生息。⑤金属ナイフ製造はBC3500年頃。⑥馬の家畜化はBC4000年頃のウクライナ地方。⑦最古の文明はBC3500年頃のシュメール文明(メソポタミア)。その萌芽はBC9000年。⑧象限儀(天体測量の道具)、アストロラーベの発明はBC150年頃。⑨車輪の発明はBC5000年のメソポタミア。 失望:①伝説を解説するナレーションは、冒険が成功することがわかってしまうので不要。②巫女はいらない。③主人公デレーに野性味がなく、顔も身体も弱々しい。どこが伝説の男だ!ヘタレキャラである。④剣歯虎とマンモスが人を襲わない。⑤剣歯虎を助けた「優しさ」が武器となる思っていたが、単なる力業だけの男だった。⑥デレーってラッキーなだけの男。⑦中ボスが女に執着するのが中途半端。⑧父のエピソードが希薄。⑨軽装で氷山越え、砂漠越え。⑩女は目が青いだけで取り柄なし。 ツッコミ:①ラスボス弱すぎ。カリスマ性ゼロ。悪知恵が働くか、最強でなきゃだめしょ。②ラストの敵の軍隊弱すぎ。それまでは強かったのに。③遠くに投げた槍が当たりすぎ。ラスボス少しは避けろよ。④ラスボスは何故オリオンの印をもつ者を恐れるのか?⑤青い目の女が一度死んで再生したのは、巫女の呪術のおかげ?⑥「砂漠を越えて先回りする」と言っていたけど、先回りしてない。敵より後に着いてる。⑦敵城の周囲が砂漠で、樹木がほとんどない。あれではピラミッドの建造できないし、マンモスの餌もない。⑧マンモス倒すのに網はないでしょ。沼地に追い込むか、槍攻撃。⑨戦い終わって敵民族はどうなったの?改心?おとがめなし?⑨牙と対話?ハアー? 感想:マンモス、巨鳥、ピラミッド、騎馬戦闘、恋愛、神話など詰め込みすぎ。男が成長する物語になっていないので感動できず。「恐竜100万年」のように会話のない、骨太の物語ならよかった。あるいはマンモス、剣歯虎を仲間にした冒険活劇ファンタジーとか。とにかくノリが悪い、映画作りの”熱さ”がない。監督は何を伝えたかったのか?多くの謎を残したまま終了。ああ、つまんなかった。
[DVD(字幕)] 5点(2010-05-13 17:27:01)(良:1票)
31.  恐竜100万年 《ネタバレ》 
攻撃性の高い荒々しい原始人の生活を描いている。 部族から追放され、荒野をさまよって倒れた男が、他の部族に助けられる。 体力が回復し、復讐のために戻ろうとするが、女がついてくる。 恐竜に襲われながたやっと戻ってみると、猿人がいたり、下克上で支配者が変わっていたり…。 男が倒れたとき、女が自分の部族に助けを頼んだために、部族間闘争の様相を呈する。 闘いがクライマックスに達したとき、火山噴火と大地震が起こり、ほとんどの人が飲み込まれる。 言葉はわからなくとも、ストーリーは波乱万丈で飽きさせない。 疑問なのは実写のトカゲや巨大なだけのカメを登場させたこと。 苦笑を禁じえない。 そもそも100万年前に恐竜がいることがおかしいが、たまたま生き残っていたと考えればよく、目をつぶろう。 女性のセクシーなコスチュームが印象的。
[レーザーディスク(字幕)] 5点(2008-06-29 11:31:07)
32.  ギブリーズ episode 2 《ネタバレ》 
折角観たのでメモを残しておきます。カレー編:ブタ顔のサラリーマン(宮崎駿監督の分身?)が、バナナや御菓子食べながら、皆を食事に誘う。眼鏡の野中君は目も口も無く、影が薄い。ザコキャラだろう。ブタがメインキャラと思っていると、ゆかりさんがメインだった。10倍カレーで店主と勝負。勝負に勝って千円入手したけど、口の中に辛さは残っていて、店を出たから辛さ爆発、地球を何週もして、宇宙にまで飛んでいった気分。会社で上司と口をきくと、口から火が出て大火傷。ナンセンスギャグ。最後は三人で笑いを誘うコスプレダンス。三人とも表情がほとんどないので、見慣れるのに時間がかかりそうだ。初恋編:野中君が初恋の人、愛ちゃんを思い出す。運動会、フォークダンス、絵が隣同士でからかわれたこと。自転車に乗って、そんなことを夢想していると会社を通り過ぎてしまい、女子社員に呼び止められた。そういえば、子供の頃自転車で自分の家(洋服屋)に帰るのに、愛ちゃんが店にいたのでそのまま素通りしてしまったことがあった。恥ずかしがり屋なのだ。先日は、電車で帰宅中、隣の女の子が寝て寄りかかってくるので、駅を乗り過ごしてしまった。優しい性格である。野中君は女子社員のことが好きだ。女子社員も野中君のことが好きだ(初恋のことを聞くくらいだから)。野中君は案外もてるのだ。彼は眼鏡をかけ、目と口がない。これは世に埋もれるように生活している、ごくごく普通の人の象徴。表情がないと、空想が働き、かえって親近感が湧く。男なら彼に自分を投影してしまうだろう。がんばれ野中君、恋に仕事に。帰宅編:アザラシのゴマちゃんのような人物が、宙に浮きながら帰社する。宙に浮いているのは、たまに早く帰れたので心が浮き浮きしていることを表現しているのだろう。途中だれかが不満を漏らしていたり、美女やQ太郎のような人物とすれ違ったりする。心に余裕があると帰宅も楽しめるものだ。そこへ車がやってきて、窓から鈴木Pが顔を出す。ドキリ!会社に帰れといわれるかと心配したが、挨拶だけだったのでホットする。ほんまアニメの仕事っちゅうもんはきついなあ。何故か関西弁である。ぼやきは関西弁が似合う?つづく。
[DVD(邦画)] 3点(2009-10-12 13:51:51)
33.  北の零年 《ネタバレ》 
吉永小百合が撃たれてから永かったなあ。普通は、すぐに医者に見せるのでは?ぐだぐだしたあとで、いきなり鍬で畑を耕し始めたりなんかして、なんかリアリティに欠けるなあ。 馬を差し出せといっていた戸長が、いなごに襲われたから馬が人間以上に必要になったという理屈がわからん。 そもそも馬ってそんなに重要?そこが描かれてないから、モヤモヤが残る。 いなごに襲われて絶望したからといって、油をかぶって火達磨になる人っている? 命を粗末にしすぎだよね。 百姓やるんなら凶作や蝗害くらいは想定しておかないとね。 豊川悦司は、あそこで切死にするつもりだったんだけど、何故だろうね? 吉永小百合一家を守ることにはならないと思うけど。 小百合が撃たれてすぐにこころ変わりっていうのも、なんだかなあって感じです。 馬が逃げ出したから馬の徴用をあきらめて帰っていく役人てなに? 馬で追いかければいいし、ほうっておいてもいずれ帰ってくるよね。 結局、馬は徴用されずに済んだのかなあ。 その代わりに大勢の村人が徴用されて辛苦を味わったのかなあ。 これだけ疑問が残るのは、人間が描けてないってことだなあ。 やっぱ、映画は脚本が重要ということを再認識させられる映画で、ある意味貴重です。
[地上波(邦画)] 2点(2008-01-20 17:50:41)
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