2. キング・コング(2005)
《ネタバレ》 『妥協を知らない人』、この言葉がこんなにぴったりくる人はピータージャクソン監督を置いて他にはいないと思います。それが、良くも悪くも出てしまったのが今回のキングコングだと思います。『長いよ!』『キングコングの出来がいまいちだよ!』『CGもいまひとつだね。』そんな声がそこかしこから聞こえてくるようです。でも、私はリアリティーをコングに求めた意図もわかります。時代背景を反映したのも解ります。変に芝居じみたヒロインにしなかったのも解ります。見終わって長いのは感じました。たまに、見にいかれる方にとって3時間8分は苦痛かもしれません。だけど、切れなかったんですよ!!あれもこれも。最終的には見た方が楽しめたかと言うことだと思います。私は度肝を抜かれ、何度も口から声がもう少しで出そうでした。それほどリアリティーにとんだコングだったと言えると思います。土地柄アメリカ人の人が一杯見にきてましたが、ずーっと叫びどうしでした。(うるさい!といいたかったけど...)いまこのメディア技術の進歩した世界だから出来た新しいコング!今までのコマ送りのコング、着ぐるみのコング、みんな愛すべき我らがキングコングでした。それと同じように今回も新しい技術、解釈のコングが生まれたと言うことではないでしょうか。ロードオブザリングリングに続いて困難な大作を完成させた、ジャクソン監督にお疲れ様と言いたいです。 [映画館(字幕)] 10点(2005-12-19 13:00:37)(良:4票) |