1. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
娯楽映画の王道だわ、と思いました.ディカプリオは何故か突っ込まれやすい人ですが、単なる美形(?)役者じゃないから、よけいそうなっちゃうんでしょうね。この映画でも並々ならぬプロ根性を観させてもらいました.この作品では彼に華のある役作りをするのが当然で、T. ハンクスは巧い具合にちょっと自分を霞ませた、というところでしょうか.長丁場なのに飽きさせず、スピルバーグの映画職人的な面がよく出ていたと思います. 7点(2003-09-21 14:24:10) |
2. ギャング・オブ・ニューヨーク
点のほとんどは、D. デイ=ルイスに捧げます.“ボクサー”の後の空白どころか、取り憑かれたような演技への入り込み方はちっとも変わっていなくて、嬉し涙が・・・.衣装と時代考証も素晴らしかった. 7点(2003-02-05 00:25:59) |
3. 奇跡の海
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」同様、好き嫌いの分かれる映画かと思います.主題は「善」なのでしょうが、それでは何か物足りない感が強く、「絶対愛」なのだと自分なりに解釈.そして、そこは精神病も宗教も介在できない領域なのだと思う.E. ワトソンがベスの魂が乗り移ったたような演技で(この人は目の動きなどに特有の癖があるので、ちょっと敬遠していた.)、感情移入してしまった.ラストの CG は、それまで徹底的に写実で進行してきているので、逆効果で残念. 8点(2001-11-02 09:44:54) |
4. ギルバート・グレイプ
美術が「バグダッド・カフェ」の担当者だったので、あの色彩感はとても納得.映画の進行とともに涙が涌いて出てきて困りました.J. デップもはまってますが、ディカプリオの最高作だとも思います.いい映画を観た後は、足が地につかない. 10点(2001-10-01 22:51:52) |