1. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
詐欺師のお手並みがすごいことに加え、人物描写がしっかりしていて、虚飾まみれの生活の淋しさがよく表現されており、味わい深い作品に仕上がっていました。自己愛とカネが全ての母親、許せんなあ。テンポも音楽もファッションもロゴも映像もオシャレでかっこいい映画で、さすがスピルバーグ作品、と感心しました。しかし、巨額の富を騙し取って多くの人を不幸にしたのだから、それ相応の罰を受けるべきでは?あのエンディングでは、だまされた者が報われないと思います。実話なので、アメリカ社会への批判になってしまいますが。 9点(2003-11-07 00:10:07) |