1. ギター弾きの恋
サマンサ・モートン扮するハッティがとにかくキュート!ショーン・ペンも相変わらず上手い。ウディ・アレンの演出も冴えているが(偽伝記映画という着想が面白い)、いまいち喰い足りず。サントラは最高です(CD買った)。 [DVD(字幕)] 6点(2011-09-07 00:08:09) |
2. 菊次郎の夏
《ネタバレ》 社会人としては失格だが、「近所のおじさん」としては面白い菊次郎(たけし)と少年の短い夏休み。普通はクライマックスに据えるであろう母子の再会をあっさりと通過し、その後にひたすら大人たちの「遊び」を描いているところがユニーク(そこが賛否分かれるようだが)。「バカヤロー」「コノヤロー」と強がっていた菊次郎も、やくざの集団にボコられて、「子供がいるんだ…もう殴らないでくれよ」と急に弱々しくなるところが妙に人間らしく、いつもの強すぎるクールなたけしとは正反対のキャラクターに親近感が湧く。また、久し振りに見た井出らっきょの裸体に、何故か癒される自分がいた…。ここまで開放的な人間がいていいものか。 [DVD(邦画)] 6点(2010-06-03 06:59:20) |
3. CURE キュア
《ネタバレ》 心が解放されることにより、些細な憎しみはダイレクトに殺意へと変わる。しかし、あれだけ苦悩していた役所さんが、最後にはとても活き活きとステーキを平らげている。ライターの火や蛇口からしたたる水といった回りくどいやり方で他人を「キュア」してきた萩原だが、役所さんはもっと簡単な方法で「キュア」できる。憎しみが殺意へと変わるなら、愛や優しさはどうなるのだろう?「キュア」された人類はどこへ向かうのか? [DVD(邦画)] 7点(2008-07-07 07:29:55) |
4. 岸和田少年愚連隊
『キッズ・リターン』も良いが、これもいいよ。 [DVD(邦画)] 7点(2008-04-29 22:35:36) |
5. 機動警察パトレイバー2 the Movie
《ネタバレ》 米同時多発テロが起きた時、真っ先に思い浮かべたのがこの映画だった。「戦場の後方にいるに過ぎない」私たちの見せかけだけの「平和」。それが脆くも崩れ去る「現実」。公開当時には難解だったこの映画も、21世紀になった今見直すと、驚くほど正確に未来を予見していたのだと分かる。日本アニメ史上に残る傑作。 [DVD(邦画)] 10点(2007-11-15 08:23:55) |
6. キャンディマン(1992)
主役(?)でもあるキャンディマンにあまり存在感は感じられないものの、ヒロインが泥沼に嵌まっていく様が何とも凄い。もしかしたら全ては彼女の妄想の産物かもしれない、というサイコ・サスペンス仕立てのところが、80年代のスプラッター・ホラーとは一線を画している。ヴァージニア・マドセンは悪女のイメージが強かったが、このような被害者型のヒロインも演じられるのだと知り、幅の広い女優なのだと思った。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-21 16:31:26) |