1. 禁じられた遊び(1952)
個人的に生涯見た映画で一番好きな映画。 牧歌的というような、閉鎖的な静かさ、静かな和やかさの中に、 戦争の残酷さや、少年少女の無垢さ、そしてもののあはれといった切なさが、 静かに、しかし白黒映画特有の焼き付けるような描写によって描かれている。 終わり方は個人的に、呆気なさすぎるような気もしたが、 少年と少女が、短く、小さくも作り上げた二人だけの世界の存在が、 この映画に描かれていて、それを見た僕の心のなかに残り続けている。 この映画のタイトルで知られているテーマ曲、「愛のロマンス」も儚くて、この映画にあっていていい。 [DVD(字幕)] 10点(2015-11-29 16:49:53) |