1. 紅の豚
なぜか結構好きな作品でして。なぜだろう?男のロマンが描かれてるといっても私は女だし、イタリアの風景が、第一次大戦後の時代の持つ雰囲気がノスタルジックだとかいっても、ニッポン人だしこんな風景みたことないし。まぁ、他の宮崎作品と匂いが違うところと、飛行艇というのが理屈抜きでかっこいい、というわけで憧れるのでしょう。それから“紅-くれない”なんですよ、ベニでもアカでもなく“くれない”。赤い色は人目をひく色であり、情熱情愛激しさを表す色、なるほど共産主義的左翼のアカで闘争のアカでもありますが、“くれない”で染めたものは色が落ちやすいので“うつろう”という意味もあるそうで。そう解釈すると、この物語がなんとなくにおわせている、時はうつろう、全てはいつか色あせる、というようななんともいえない切なさを感じるのです・・・こじつけかもしれませんが。 7点(2004-10-08 12:11:43)(良:1票) |
2. グッバイ、レーニン!
アレックスには母の心臓発作の原因が自分であるということの責任もあったのだろう。母にショックを与えてはいけないという想いから様々な細工を懲らすが、そもそも彼は自由や解放を憧れていたはずなので、その行為は滑稽で皮肉っぽくもあり。しかし母への純粋な愛だけでなく、急激な変化を遂げていく情勢に戸惑いを感じ彼なりに折り合いをつけているようにも思えた。ベルリンの壁崩壊は、当時お気楽なバブル大学生だった私にとって遠い国で起きた一つの事実というくらいの認識しかなかったが、あのレーニンの像のシーンは強烈だった。それを見つめる母の表情。どれだけの影響を国民に与えていたのかわずかだが分かったような気がした。ラストで「素晴らしいわ」とアレックスを見つめていた母はどこまで知っていたのか謎だけれども、穏やかな優しい表情が印象的だった。 8点(2004-04-16 15:42:03) |
3. グッバイガール
《ネタバレ》 恋愛モノはほとんど観ない。はいそうです、弱っていた時観ました。主人公の二人、まったくもって普通っぽいというか、多少クセのある男と女でした。結構ダメ人間なのもよかったし、あぁいがみあっていたあの二人がバスルームでイイ感じになって、”だめよ、だめよ”なんてリアルでした。いろんなコト想い出しました。最後は超がつくようなハッピーエンドですよね?素直に良いエンディングだと思いました。音楽もなかなか泣けました。あれ?恋愛モノって自分の経験なんかを重ねて楽しむもんですかね?知らなかったよ、なめていました恋愛モノ。 9点(2004-03-28 01:49:25)(良:1票) |
4. クリフハンガー
2004/02/28の21時からのフジ(今プレミアムステージっていうの?)茶碗洗いながら聞いてたら主人公がスタローンなのかシュワルツェネッガーなのか分からなくなった。玄田哲章さんはスティーブン・セガールも吹き替えしてるし、筋肉大男アクションバカを担当しすぎ。違いが分かりません。ってかスタローン、シュワルツェネッガー、セガール、どれが主人公になってもなりたつ作品ですね…個人的にはスタローンの声は佐々木功さんでお願いしたい。強いけど眠そうでどっかトロそうな雰囲気がよくでてます。 5点(2004-03-03 00:45:47) |
5. グリーンマイル
(チャーリーズ・エンジェルからの続き・・・)他に何かオススメの作品教えてよ!と友人が言うので、うぅ~んと悩み、そうかコイツはドラマが好きだった!「じゃあ、グリーンマイルは?自分は原作の方が断然好きだけど、みんなよかった~って言ってたよ!」と勧めた。数日後「ちょっと途中ついていけなかった・・・具合悪くなりそうだった・・・それにこの主人公いったい幾つなの?って思ってた」そんなにグロいか?そうか、アイツはホラーとか気持ち悪い系統ダメだったな。で結構冷静に観るんだよね。ファンタジーな展開って素直に認めてくれない奴だったな。そんなタイプには向かない映画か。(ショーシャンクの空に、に続く・・・) 5点(2004-02-20 15:20:29) |