1. 雲のように風のように<TVM>
十年以上前の作品だったのか。久しぶりに見てみたが、全然印象が変わらない。それだけ完成度が高く堅実な作りだったのだろう。まず、銀河の声優、佐野量子が微妙。頭のてっぺんから声を出すのは良いのだけれど、上手いのか下手なのかよく解らない。また、渾沌の声の小林昭二は自然で良い演技している(人質にとられて泣き叫ぶ部分はわざとらしすぎだが)。ただ、時間が短かくテンポが速すぎて、折角の魅力的なキャラクター達が生かしきれていないように感じる。どーせならテレビシリーズで13本ぐらいかけて放映して欲しかった。そうしたら認知度も上がったと思うのだが。 6点(2004-02-12 00:39:48) |
2. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
戦国時代の人間に現代人の倫理を押し付ける、のはともかくとして。あれでは、しんちゃんがただの良い子になっているではないか。前作では「ずるいぞ」のように意味をぼかしたセリフを使った。今回は、ストレートにテーマにつながるようなセリフを堂々と喋っている。主人公にテーマを喋らせるとゆうのは、シナリオを書く上でやってはいけないことだったはず。 毎回ホームランを期待しているわけじゃないが、しんちゃんが良い子って、なんか違うとおもいませんか。 5点(2003-12-15 03:41:30) |
3. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
《ネタバレ》 大人帝国の逆襲は、ホラーである・・・・・子供にとっては。 この映画を観に行く子供は、幼稚園から小学校の低学年ぐらいまでだろう。この年代の子供は、自我が確立しておらず、親と自分の区別がはっきりつきにくい。そこで、大人が異質なものとなって、子供たちに襲い掛かってくる、とゆうストーリーは、実に恐ろしいホラーとして感じられるはずだ。 原監督の世代より上の人は、永井豪の名作短編を思い浮かべた方も多 いと思う。 それにしても、夕日町商店街で「白い色は恋人の色」が流れるシーンは、あまりにもさりげない描写なのに、心揺さぶられる。この映像の力はなんなのだろう。歳か。 今ノスタルジーが流行だと感じている人は観たほうがよい映画。 でもね、永遠の幼稚園児に、大人になりたい、と言わせてまで表現したかった21世紀を生きろとゆうテーマとは逆になっている現在はなんと皮肉なことか。 10点(2003-12-15 03:08:14) |
4. グラディエーター
あまりにもストレートな筋書きで、どんでん返しに慣れた今の観客には、どうかと思った。が、力技で、飽きさせず観せてしまう、監督の力量には、感服した。 6点(2003-11-06 21:28:09) |