1. 激突!<TVM>
スピルバーグの記念すべき監督1作目。今まで観たことが無くて尚且つ俺の親父が大好きな作品として挙げていたので観てみました。とにかく上映時間の1時間半の間は少しも気が緩むことなく最後まで一気に観れましたね。正面から見た姿が顔そのものに見えてしまう(笑)くらい恐ろしさを感じるトラックの姿。いくらやり過ごしても先で待ち伏せしてたり、スピードを上げて逃げ切ろうとしてもクラクションを鳴らしながら猛スピードで迫ってきたりと、もし俺が主人公の立場だったら気が狂ってしまいそうな襲い方ばかり。度重なる襲撃で店にいる人全てが怪しく思えてしまい疑心暗鬼に陥っていく主人公の演技も素晴らしかったし、特殊効果を全く使わない撮影手法も凄かった(特に電話ボックスでのシーンはスタント無し、合成無しで実際に行われたエピソードを聞いた時はメチャメチャ驚いた)。スター俳優を使ってるわけでもない。映像が凄いわけでもない。ストーリーもシンプルなのにここまで観てる人を最後まで惹きつける映画を作れることをスピルバーグはデビュー作で見事に証明してみせた。本作を観て、スピルバーグはやはり当時から今日に至るまでハリウッドのトップクラスに君臨し続ける監督なんだなぁと改めて思いましたね。 [DVD(吹替)] 8点(2007-03-18 19:21:36) |