2. ゲド戦記
《ネタバレ》 まず、スタジオジブリという名の「ブランド」を冠して、このような作品を出してしまうことに非常に疑問を感じる。何か政治的な圧力があるんじゃないかと勘ぐってしまう。それほどまでに酷かった。どう見ても、素人の作ったアニメ作品としか思えない。まず、まるで20年前のアニメを見ているような雑な粗い絵。監督自身がどんな作品に影響を受けているのかは知らないが、芸術作品とは思えない粗雑すぎる絵。必死に「何か意図があるのかもしれない」と見ている観客をバカにしているとしか思えない。そして、明らかに素人が作ったようなカット割り。ストーリー展開のスピード感の無さ。緊迫しているはずのシーンの緊張感の無さ。あの魔女が最後老婆に変わった姿は、笑いをこらえるのに必死だった。作品のテーマでもある「影との戦い」。。。全然伝わりません。わかりずらい、と言う以前に、作り手がテーマを完全に理解してないまま作ったような印象さえ感じる。影は、あくまで「自分(の内面)との戦い」のはずなのに、それがテルーに何故見える???しかも最後、影に抱きしめられたテルーは赤面してしまってる!!!完全に引いたわ。ジブリ作品でエンドロールを最後まで見ずに席を立ったのはこれが初めてだ。「何コレ?」ほんとにそう思った。確かに、この内容だったら、あの宣伝の仕方になるだろうな、ああいう風に宣伝するしかないだろうな、としみじみと思った。唯一の救いと言えば、レイトショー1200円で見たことだろう。 [映画館(字幕)] 1点(2006-08-18 03:41:45) |