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コメント数 542
性別 男性

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1.  警部 《ネタバレ》 
オープニングの殺人シーンはまさにゴダールを思わせるワンシーン。 それはさておき、序盤からベルモンドのバイオレンスシーンだったり、車で建物の中に突っ込んだり爆破したりといった手荒いシーンが無駄に多かったのが気になってしまいました。 またストーリーも、最初は脱獄したという設定の彼でしたが話が進んでいくと実は警部だったというのもちょっと入っていけなかった感じはあります。 逃走中に自動車教習所の車に飛び乗って繰り広げるカーアクションや、娘役の登場で画面上に彩りが添えられたのは良かったんですけどね。 原題のFlic ou voyouは英語に訳すとCops and/or robbersとのこと。いつも感じることですが、フランス映画のタイトリングっていつもビミョーですね。
[映画館(字幕)] 5点(2022-09-14 14:27:39)
2.  拳銃の町 《ネタバレ》 
本作の監督エドウィン・L・マリンという人はお初でしたが、メガホンをとった作品が少ないのか日本で公開された作品が少ないだけなのかは分かりませんが、いろいろと周到さが感じられる作品という印象でしたので、この人の作品をもっと観てみたいと思いました。 ストーリーは少々混み入ったところがあり複雑な話ではあるものの、トントン拍子で進んでいくような軽快さも兼ね備えた内容でしょう。 複雑なのは、牧場の利権問題に関する話が特にそうで、登場人物が多かった上に人間関係が把握できないまま手紙を読むシーンが出てきてしまったりして、最後の方は雰囲気で流れを読み取る感じになってしまいましたが、なかなかよく練られた形跡を感じ取ることができたと思います。その一方で、KC牧場へ急げ!みたいな感じで慌ただしく馬を走らすシーンや、牧場に着いた時にタイミングよく相続の話をしていたり、唐突にポーカーを始めたりといったテンポの良さというか荒削りな一面も感じられました。 また、画面作りの方もこれまたしっかりと計算されたところが見受けられたのですが、料理をサーブする時の指、ガラスや鏡を使った演出、馬車が勢いよく走り始めた時に手を窓枠に添える動き、馬車がUターンをする時の砂塵が舞うショットなど、どれも微妙なものばかりですが、ポーカーのシーンで階段を降りてくるジョン・ウェインの姿を目で追う鉄火娘の弟の表情と、ラストで目だけでキスシーンに誘うジョン・ウェインの演技が特に印象深く、目線に至るまでもしっかりと演技指導をしたエドウィン・L・マリンという監督には敬意を表したいと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2013-05-06 13:18:57)
3.  幻燈会 《ネタバレ》 
映画前半の朝起きて食事をするところやテニスのシーンなどは特に面白いところは見当たらないのですが、後半からがこの映画のメインでしょう。 子供が遊び半分で撮った写真をスクリーンに映していると下宿の女将さんとイチャついている写真が出てきたりして、子供が大爆笑している傍らで観客が乱闘騒ぎになってしまうというアイディア一発で作った映画でしょう。 庭で子供が、そう言えば何か変な箱を持って遊んでるなぁと思ってみていたら、これが伏線だったという事。 初歩的でありながらも、伏線を張ってそれを回収するというストーリー構成がこの時代の映画にも行われていて、それが見られたのは貴重であり、良かったと思いました。
[映画館(字幕)] 6点(2012-10-15 00:59:52)
4.  激斗の河 《ネタバレ》 
邦題2として登録させていただいたのですが、「戦う隊商」というのは原題の直訳ですね。自分が観た劇場ではこちらのタイトルでの上映でした。 アメリカの歴史については自分は余り詳しくはないのですが、幌馬車というのは線路が敷かれた後の時代には出てこないと思うので西部開拓時代の代名詞といえる題材だと思います。 自分が好きなのは、その幌馬車がアメリカの大自然の中を進むシーンなのですが、雪の中や森の中、山を下ったり、横に傾きながら進んだり、最後には川を突き進むシーンが出てきたりといったカリフォルニアに向かうまでの過酷さを描いたシーンの数々がとても印象に残りました。 また、モノクロ映画ではなかなか難しい夜のシーンですが、光の量や当て方が絶妙な匙加減で撮られていたのが、フィルムの保存状態による画面のノイズの多さや字幕が読みにくかったことに反して際立って良かったように思います。 また、ゲイリー・クーパーを半ば無理やり結婚させた二人組みのオヤジが良いコンビで、映画の終始に渡ってストーリーを面白くさせていたのも好印象。 しかし、ラストのインディアンとのバトルがイマイチで、インディアンが襲ってくる事に対しての恐怖感があまり出ていないように思えます。まず、襲う側と襲われる側の位置関係が分かりにくく(正面にいる筈のインディアンの撃った矢が背中に当たっていたりする)、別々に撮っている感がありありと出てしまっていたりするカット割りが決定的にダメ。撃ち合いの最中でも無駄に会話が多かったりして緊張感が出ていないと感じてしまいますし、馬車が走りながらの戦闘ではなく車輪の隙間から銃を撃つシーンばかりだった事もあるかもしれませんが、ここはどうしても「駅馬車」に及ばずと言ったところでしょうか。
[映画館(字幕)] 6点(2012-01-07 18:44:56)
5.  激突!<TVM> 《ネタバレ》 
切り裂くようなBGMと日常で起きてしまった恐怖、そして得体の知れないものに襲われる焦燥感・・・これはもう、ヒッチコックの影響を受けているのは明白でしょう。 ストーリーは単純でありながら斬新で、もし仮に名声を得たような映画監督がこのような低予算の映画を作ろうものならば、あらゆる方面からバッシングを受けることは容易に想像がつくだけに、出世作ならではの瑞々しさ溢れるストーリーだなぁと、そのアイディアに感心させられます。 更に凄いのは、駆け出しであるにもかかわらず、映像面では早くも熟練の技法をもってカメラを回していることでしょう。 普通、どんな映画監督でも初期の頃の作品を観ると、どこかしらに実験的な技法が用いられることが多く、試行錯誤だったりチャレンジしたりという形跡が見受けられたりして、それも映画を観る楽しみであったりするのですが、そのような箇所がほとんど見られないところが凄いと思いました。 恐らく、監督業を始めた今作の頃にはもう既にテクニックが確立されていて、自信を持って撮影に臨んだような印象を画面から感じ取りました。 本作の主題は、日常で起こりうる恐怖による不条理劇ですが、この類の映画が楽しめる(恐怖を感じられる)かどうかのポイントは、襲われる側と襲う側の人物像をどのように描くかで決まると思います。 襲われる方はしっかりと人物像と境遇を描いて人物描写をするのが重要であるという一方、襲う方は出来るだけ情報を与えずに“誰が襲うのか”と“なぜ襲うのか”を徹底的に見せないで物語を進めていくのがベター。まるで視界に入ったからというだけの理由で猛獣に追いかけられているかのような教科書通りの描き方が観ていて非常に心地良いです。 最後の方で、トラックが上り坂でスピードダウンしてせっかくの突き放すチャンスでありながら、同じタイミングで逃げる方の車もだんだん遅くなってしまうという、定番ではあるけども観る側をやきもきさせる演出なども観ていて面白く、ストーリー・カメラワーク・演出の全てに監督の力量を感じました。
[映画館(字幕)] 7点(2010-08-21 09:44:18)
6.  汚れなき抱擁 《ネタバレ》 
最近の日本でも、性の不一致で離婚する夫婦が多いみたいですが、約50年前のこの映画のストーリーはそれとはひと味違った模様。 特にこの映画の中ではっきりと出ていたのが、宗教的な観点による性に対する考え方でしょう。 結婚後の夫婦間における性交渉は神聖なものであってそれを行わないのは罪である、とは劇中の教会の言い分。 この映画の中では出てきませんが、もし仮にこの二人が婚前に関係を持ったりすれば、たとえどんなに愛し合っていようともそれは罪になってしまうのだろう。行われる行為に変わりはないけども、ここで宗教観なり道徳観なりが顔を出してくるわけで、それによってその行為の善悪が振り分けられるところが面白いといえば面白い。 この映画の中では、アントニオは神を冒涜したということになるわけですが、見ての通り故意的なものはなく、それどころか、愛しすぎていたがために起きてしまった悲劇というところが、何ともいえず辛い。 最後のアントニオの表情は、もし自分がその場にいたらとても声なんて掛けられなくなってしまいそうで、鏡越しでないと見れないくらいです。 この、鏡越しにというのがミソで、アントニオの寂しげな背中とうつむいた表情をワンカットで同時に見せていて、しかも、このワンカットだけでも光源の位置や光量に色々と変化をつけながら撮っているところが凄くおしゃれ。 他にも演出面ですと、使用人の女が床に倒れ父親は誰なのかと一人一人名前を挙げ終わったタイミングで背後にアントニオが現れるところとか、親父が電話で息子に真相を聞くシーンのカットバックとか、上手いなぁと思う箇所が他にも色々ありました。 途中、子供の問題に親が介入してきたところで冷めてしまいましたが、評価を下げる程ではなかったです。 宗教も結婚という制度も人間が作ったものですが、この二つについて色々と考えさせられる映画だなと思いました。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-01-23 11:34:19)
7.  ゲームの規則 《ネタバレ》 
2回目の鑑賞でやっとレビューが書ける。というのも、1回の鑑賞だけでは登場人物の名前と顔を追うだけで精一杯でしたので。ちょっと人間関係が入り組みすぎて、しかも個性が際立っている役者が少なかったというのは、2回目を観たときもやはり感じました。 この映画に主人公はいるのでしょうか。もし、いるとしたらそれはルノワール演じるオクターヴでしょう。 このストーリーのポイントは、オクターヴのクリスティーヌに対する友情のような気がします。男女間の友情って本当に難しいと思うのですが、最後に温室の中で二人の間に愛情が芽生えても、次の瞬間にはその愛情が引き裂かれてしまう・・・。皮肉というか切ないというか、何とコメントしていいのかわからないくらい、映画が終わって呆然としてしまいました。 また、狩りのシーンでは、これが特に好きなシーンなのですが、森や空の開放感や銃を撃つ人の躍動感(?)が伝わってきて、見ていて気持ちよくなると同時に、獲物が息絶える姿を映し出すという生々しさも感じたのですが、これが飛行士が死ぬくだりの伏線になっていて、密猟者の男が言った「兎のように」死んでしまったというのが、これまた皮肉というか何というか・・・。 兎に角、登場人物の複雑さもあり、2度の鑑賞で人間関係は把握できましたが、非常にコメントに詰まる映画でした。
[映画館(字幕)] 6点(2008-02-16 16:23:17)
8.  現金に体を張れ 《ネタバレ》 
オープニングクレジットの映像をそのままストーリーの中で使ってんじゃん。手抜きかよ! そこから、一気にトーンダウン・・・と思ったら、登場人物一人一人に焦点を合わせてわざと同じ映像をダブらせていたという訳なんだけど、そういう手法を使う理由がわかりません。 映画の鉄則としては、それぞれの人物を細かくカットを割りながら映し、同時進行でクライマックスへストーリーを運ぶというスタイルが一般的だけど、この映画は何故か鉄則通りに並列で物語を進めているのではなく、直列的にストーリーを組み立てている。 それを斬新ととるか邪道ととるかは観る人次第ですけども、自分は後者。もちろん、その方がテンポが良くスピード感がありスリリングだから。 この映画の場合、一人目の男が馬を撃ったところでテンションが上がるわけですが、逃げようとした時に警備員に撃たれて倒れてしまい、次の人物の行動に画面が切り替わる。一度上がったテンションがそこで途切れてしまう訳です。また、次の人がアクションを起こし、再度テンションが上がると、またそこで分断されてしまう。 何故アクションを中断して時間軸を戻すようなことをするのか。 細かくカットを割りテンポを高めるという方法を用いることによって複数の出来事を同時進行させるのが最も効果がある手法なわけだけど、これには頭を抱えてしまう。 ラストのあっけない幕切れも特に何とも思わないし、ジョージの女房役の人ももう少し綺麗な人を使った方が良かったと思います。 何れにしろ、あのような演出を用いた理由がわからない限り、この映画は永遠に理解できそうにないです。
[映画館(字幕)] 5点(2008-02-16 00:48:01)
9.  結婚哲学 《ネタバレ》 
字幕ナシ&桜井麻美さんの活弁付きで観させていただきました。 これはもう、とにかくイイ!素晴らしい。クラシック好きな映画ファンなら絶対お勧めの一本。 何がいいって、それぞれの夫婦がくっついたり離れたりと、二転三転するストーリー展開でありながらラストはきれいキッチリとまとめてしまうストーリー全体の構成の良さ、そしてルビッチならではの小物使いの器用さでしょう。 ストーリー序盤、ブラウン医師の妻シャルロットが庭に咲いた花を摘み、それを紙で束ねて旦那にプレゼントする。旦那は花を手にしたまま夫人と抱擁を交わすのですが、その時に花束が落ちてしまい、ここで笑いが出る。そして、シャルロットが旦那を見送った後に再び部屋に戻ると、先ほど笑いを誘ったあの花束が今度は悲しさや失望といった表情を醸し出しているのです。さらに、旦那の診療所に行くと、花を一輪もらったグスタフという男がコップに水を入れて大切にしているときた。花束を床にばらまく男と一輪の花を大切に育てる男。ここに誤解があれど、女性の好意の対象が花を用いた対比によって実に見事に表現されているのです。 終盤近く、ブラウン医師がミッチーの求愛を逃れ、家に着くと再び仲を取り戻す。かたや、探偵を依頼したスコット伯爵はミッチーに抱きつかれ、そのまま両者共ハッピーエンドで終わるだろうなと思っていたら(調査の報酬を渡して、探偵のメモを「もういいんだ…」などと言って断る)、まだ続きがあったけど、本当のエンディングの方が格好良くまとまっていました。流石ルビッチですね~。参りました(^_^)
[映画館(吹替)] 9点(2006-10-06 22:32:29)
10.  倦怠 《ネタバレ》 
こういう女っていますよ実際。男がいくら真剣になっても女の方はそんなことお構いなしに別の男と寝たりする・・・。日本にもいますね、いくらでも、マジで。「二人が友達になってくれればいいのになぁ・・・」ってこれは極めつけのセリフですよ! この映画は、男の嫉妬心と女のしたたかさやそっけなさを描いた映画なんだと思いました。 一作品としての完成度の面から採点すると、この映画は電話をかけるシーンが何回も出てきますが携帯電話でもないのに電話に出るのがイヤに早かったのが不自然で気になってしまいました。最初のパーティ会場の中での音楽も必要ないのでは。キャバクラに入ったときも同様。セシリアが歳を訊かれて答える時セシリアの顔を映さないのは絶対おかしい。椅子の話も意味わかんなかったし。プロポーズするのもどうかと思いますね。一番不可解だったのはやはり、父親の存在でしょうか。あの父親が登場しなければならない意義がわからないですね。結局セシリアは、父親を心配することやマルタンの愛以上に一番モモが大事だったということでしょうか?(←たぶん、違うような気がする) あと、最後に手紙を読むソフィの手も。なんで怪我してたんだろ? しかし、フランス人はスゴイですねえ。一日何回やれば気が済むんだろ。 あと、フランスにはトイレットペーパーがないのかな?この映画98年だよね?
5点(2004-06-21 22:15:30)
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