1. ゲーム(1997)
「ゲーム」というのがどこからどこまでなのかわからない、という意味で二重入れ子の構造になっているわけです。しかしゲームは終わり、と見せかけてまだ続いている、という展開を引っ張りすぎて台無しにしています。「裏をかく」「その裏をかく」「そのまた裏をかく」・・・と無限に続けていくと、観客がすっかり疑心暗鬼に陥ってしまい、しまいには疲れてしまいます。これではオチも何もあったものじゃありません。シナリオの時点で失敗していると思います。 5点(2002-10-20 22:02:21) |