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プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  こころの湯
「西洋鏡/映画の夜明け」がタイトル通り西洋からの視点で、変化を正しいこととして捉えていたのに対し、こちらは開放経済によって変容していく北京の下町を舞台に、「温故知新」という東洋的視点で、廃れ行くもの達を愛情たっぷりに描いていく。主人公が新しい中国を体現してるなら、その父親は古い中国、そして弟が、常に時代の変化の犠牲となってきた社会的弱者を体現している。古い中国には居場所のあった弟も、新しい中国では片隅に押しやられるだけ。主人公が古きものの懐の深さを知った時、時代の変化が彼らを追い越していく。これは誰にも止められない。しかし、たぶん主人公は古き中国を内包した新しき中国人として、彼なりに努力していくことと思います。日本人の私にはそれが良く解ります、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-28 00:08:28)
2.  紅夢
寒色の中に暖色を灯すお馴染みの色彩設計で表現される、秩序の中の混沌。(キューブリック風の)シンメトリーとパースペクティヴを意識した構図で表現される、広漠の中の閉塞。平安な日常で繰り広げられる権謀術数、笑顔の裏にある悪意、初心な女の持っている激しい気性…。封建時代(1920年代?)の中国に生きた女達の悲しい運命を描きながら、映画は表層的に見える物とは正反対の資質を暴いていき、そこに普遍的なテーマを浮かび上がらせる。作り込まれた過飾な映像は好き嫌いが分かれそうですが、私は大変好みの映画でした。菩薩の顔をした蠍は怖い、7点献上。
7点(2004-12-28 01:34:24)
3.  告発
たった一人の勇気が世の中を変え、歴史を作って行くんだなぁ…。映画としてはキレ役者二人の面目躍如たる演技(でもゲイリー・オールドマンのこういう役、飽きた)と、1台のカメラをひたすら移動させながら、飽きさせず緊迫感のある長回しをする演出が新鮮(長回し好きの監督には見習って欲しい)。悲惨すぎず重すぎず、絶妙のバランスでテーマを訴えていく、見応えのあるドラマです。7点献上。
7点(2001-08-18 18:04:39)
4.  交渉人(1998)
ま、演技合戦と言うよりはアクションに近い設定、だからこそ飽きさせない。捜査ではなく立てこもりの中から犯人を特定していくのは、なかなか見応え有り。憎々しいデビッド・モースがラストで美味しいところを持ってちゃうのと、奥さんにネゴシエーションしてるケビンの登場シーンが好きです。設定の勝利ってことで7点献上。
7点(2001-08-16 11:43:22)
5.  ゴッド・アンド・モンスター
そうだ、この雰囲気は「ドレッサー」のような感じなんだ(暫くして思い出した)。舞台の二人芝居を観ているよう。戦争の傷跡と異端な才能、そして自らの性(さが)に苦しむ孤高の老人が、生を具現したような若者に救いを求める。ブレンダン・フレイザーって「ハムナプトラ」の前にこんな映画に出てたんだ。因みに、この映画の主題はゲイではなくって「生」です。派手じゃないけどすごく良くできた映画なので、7点献上。
7点(2001-08-13 00:15:09)
6.  コピーキャット
「セブン」亜流映画の流れをくむ一品。でもシガニー・ウィーバーのトラウマによる主観視点等はヒッチコックに似て、好きです。私にとってセックス・アピールのないホリー・ハンターも、無機的な演技が合っているように感じました。サイコものと言うよりはストーカーものと言う印象です。意外に良く出来ていると思うので7点献上。
7点(2001-08-04 10:20:45)
7.  恋する人魚たち
私はこの映画気に入ってます。ウィノナでなくシェールの映画だと思ってます。ウィノナの役は必要以上に子供っぽくって、絶対好きになれないタイプの女の子(思春期を強調するとこんな感じか…)。でもシェールのお母さんはすごく素敵でした。ボブ・ホスキンスのさりげなさもかっこいいし、あこがれる大人の関係。しかも夢がある。素敵なマーメイズに7点献上。
7点(2001-07-10 18:24:23)
8.  この森で、天使はバスを降りた
良い映画ではあると思うし、新人監督の自主制作みたいな映画だと思うと、確かにすごいと思う。主人公の女の子がただの「いい人」でないのも良い。で~も、ストーリーは途中から解っちゃうし主人公が死んでしまうのは納得いかん(そういう意味でこの邦題はよく付けたと思います。まさに人に幸せを運んで昇天してしまう天使そのもの)。ラストにその生まれ変わりのような女の子が赤ん坊を抱えて町に来るシーンには、さすがに目が潤んでしまいますけどね…。ということで7点献上。
7点(2001-07-08 10:14:26)
9.  心の香り
年老いた嘗ての京劇の名優が全てを失った時、孫に受け継がれた自分の血と確かな伝統を知り、未来に希望を見出していく物語。話の背景になるのは、近代化の中で廃れ行く伝統芸能、増加する離婚、断絶する親子、拡大する生活格差。しかし映画は、それらを声高に叫ぶ様なことはせず(ま、そんなことは端から中国政府が許さないでしょうけど…)、祖父と孫の触れ合いと、老人同士のストイックなプラトニック・ラヴを淡々と描いていく。特別な事件は何も起きないので、私的には少し退屈しましたけど、最後の最後に実力を発揮する孫の演舞はやっぱり感動的でした、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-09 00:35:49)
10.  コーリャ 愛のプラハ
ロシア嫌いのチェコ人の初老の男と、行きがかり上、彼が面倒を見ることになったロシア人の子供の間に、徐々に絆が育まれていく様子を、共産体制末期のプラハを舞台に描くヒューマン・コメディ。悪い映画ではありませんが、テーマ的に珍しくは無いので、この時期のプラハを舞台にしてなかったらこれ程の評価は無かったと思う。本作で特に優れていたと感じた部分は脚本構成。曰く有り気なオヤジの背景を、物語の中で小出しにしながら見事に描いていく。それが共産体制の現実を描くことに繋がっていく。そして忘れちゃならないのが、このオヤジの半端じゃないスケベ振り。「男はスケベである」というのは、政治体制や文化に左右されません。だから我々も、遠く東欧の空の下に生きるこの男に共感できるのです、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-05 00:05:45)
11.  香魂女/湖に生きる
中国の地方に、尚も色濃く残った封建的社会の犠牲となっていく女性の姿を描く、1993年度ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作品。胡麻油製造を営む主人公の家庭に舞い込む日本との商談話と、主人公の知的障害を持つ長男への嫁取り話で、映画は二つの矛盾を浮き彫りにする。一つは、共産国家であり改革開放政策も進んだ中国社会の封建的因習。そして一つは、かつて社会の犠牲になった女性が、新たに生み出してしまう女性の犠牲。当時の中国のGDP成長率は10%以上! しかし、まだこんな世界が残っていたとは驚きです。ホントに中国は広いですね…、6点献上。
6点(2005-02-10 00:50:18)
12.  コールド・ヘブン/悪夢の再会
これって、ある意味「サイン」に近いんじゃないですか。SFホラーに味付けされた信仰と奇跡の物語に対し、こちらはゾンビ・ホラーに味付けされた信仰と奇跡の物語。だいぶ記憶が薄れているものの、興味深く鑑賞した記憶があります。一連の現象を物語の破綻と取るか、素直に神の奇跡と取るかで印象も変わってくると思います(個人的に宗教モノが好きなんですよ)。私は「ジェラシー」でニコラス・ローグとテレサ・ラッセルに惚れました。ということで、「メメント」や「サイン」を遙か以前に完成させているニコラス・ローグの革新性に、6点献上。
6点(2002-10-17 19:28:06)
13.  コーンヘッズ
外見からして普通じゃないコーンヘッズ(侵略に失敗した宇宙人達)の方が、周りの普通の人間よりも人間性に優れている+人間の慣習にハマっている+極普通に社会生活しているというブラック・ジョーク。「空を飛んでりゃNASAの管轄だが働いてりゃウチ(移民局)の管轄だ!」っていうのは「MIB」の元ネタっぽい。B級ナンセンスSFコメディながら、なぜか観ていて気持ち良くさせてくれた不思議な映画。愛すべきトンガリ一家に6点献上。
6点(2002-04-07 17:43:04)
14.  恋人までの距離(ディスタンス)
軽めのアメリカ人イーサン・ホークと知的なフランス人ジュリー・デルピーがBGMもない1カット長回しの間、延々と語り合う。そして、それを延々と繰り返す、まるでフランス映画のような徹底した会話劇(きっと台本は分厚かったろうなぁ…)。確かに実際の恋愛って、こういう語らいが全てですよね。いきなりキスから始まっちゃうような某恋愛映画とは比べるまでもない、リアルな恋の始まりが描かれるインテリジェンスなラヴ・ストーリー。透明感のあるジュリー・デルピーが大変素敵ですが、知的でない派手好きの私としては流石に少々退屈でした、ごめんなさい。6点献上。
6点(2002-01-26 21:18:04)
15.  ことの終わり
戦争を背景にレイフ・ファインズが人妻を寝取るシリーズ(?)としては、私にとって「イングリッシュ・ペイシェイント」より遙かにいい。何より「ことの終わり」を受け入れ、嫉妬と憎しみと愛情を押さえ込み(このやせ我慢こそ男の証)、また、最終的にはその感情を決して隠さない主人公の気持ちと行動が非常に理解できる。ニール・ジョーダンとしては、ヒロインが主人公への愛をより大きなものへと昇華させていく展開が好みの題材だったのでしょう。しかしジョーダン作品の常連スティーブン・レイは、今回はミス・キャスト。どう見ても労働者階級の顔にしか見えない…。ということで6点献上。
6点(2001-11-03 18:06:36)
16.  ゴールデンボーイ(1998)
スティーブン・キングだったんですね、知らなかった(キングは避けてるもんで…)。ブライアン・シンガーっぽさとキングっぽさが余り咬み合っていないようないるような…。あの少年が憧れの(?)老逃走戦犯のように、秘密を抱えたまま生きていかなければならなくなる様は、ネバー・エンディングな絶対の連鎖を感じさせて絶望的で、だからこそバトンタッチした老人は死を迎えられる。正に不条理な恐怖を描いていると思います。ところで誰かこの邦題の意味を教えて、てことで6点献上。
6点(2001-10-01 18:57:16)
17.  GODZILLA ゴジラ(1998)
【くらげ】さんに同感。ですが、モンスター・パニックものとしてはスケールでかくて良かったんじゃないでしょうか。やっぱり田舎の湖にいる10mの巨大ワニと比べると、このぐらいでかいモンスターがマンハッタンを縦横無尽に走り回るのを観るのは快感。 大コケにコケたので続編はないでしょう、東宝ゴジラも復活したし。ってことで6点献上。
6点(2001-08-06 13:22:10)
18.  恋するシャンソン
台詞の合間に新旧織り交ぜた様々なヒットソングをオリジナルのまま挿入し、それを出演者が口パクで歌うという、一風変わった演出のミュージカル風恋愛群像劇。話自体は毒にも薬にもならない、本当に他愛の無いフランスらしい男女の痴話言。この映画で圧倒的に楽しいのは、会話の間に突然挿入される歌。ミュージカルの様に踊ったりせず、また、歌を聴かせる訳でもなく、単純に台詞代わりに歌が使われる。しかししかし、多くの日本人が私と同じだと思いますけど、使われる歌のほとんどに馴染みの無いことが致命的です。これで本作の楽しさは半減してしまう。これは過去数十年のオリコン・ヒットチャートから、新旧、そしてジャンルを織り交ぜて代表曲を選抜した日本版リメイクを切望します。そういうことで、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-09-09 00:05:58)
19.  恋のからさわぎ(1999)
孤高のワイルド・ボーイが行きがかり上、お堅い女の子に恋のゲームを仕掛けるも、やがてそれが本気になってしまうという、いかにも古典を翻案したカビ臭さの漂うロマンティック・コメディ。男女の役割に色々なオプションはあるでしょうけど、基本的ストーリーは小説、演劇、映画、マンガと、無限に焼き直されて巷に氾濫してるものだし、キャラクター設定も定石通りの有りがちな学園ドラマにしてしまったので、いくらシェークスピアであろうとも新鮮さは感じられません。でも、こういうティーンズ・ムービーはお約束をお約束通りに楽しめれば充分なので、出来に不満もありません。ということで、キルスティン・ダンスト、エリカ・クリステンセンに並ぶ、日本人には全然理解できないアメリカン・ビューティ・ジュリア・スタイルズ嬢に、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-04-10 02:16:39)(良:1票)
20.  恋は嵐のように
空港のアクシデントで呉越同舟することになってしまった、マリッジ・ブルーの男と奔放な美女の珍道中と心の移り変わりを描く、サンドラ・ブロック十八番のロマンティック・コメディ(ホント空港って多いよな…。私も空港に出没してれば恋に出会えるか?)。私的なこの映画のポイントは三点。まず、こんな作品にまで旅客機の本格的ディザスター・シーンを入れてしまうハリウッド映画の贅沢さ。そして、くだらないかもしれませんけど、何とかして二人を目的地に近づけまいと頭を捻ったハリウッドらしい脚本。最後に、絶対サンドラとは勝負にならないと思わせるモーラ・ティアニーを、ベン・アフレックの婚約者に配したセンス。それで【ちずぺ】さんの仰る、嵐が過ぎ去った後に残される「愛」が活きたと思います。そういうことで、5点献上。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-04-10 02:14:02)
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