21. コールド マウンテン
《ネタバレ》 戦争に行く前の2人は出会って恋に落ちるまで殆ど時間がなかったのにあれほどお互いを想い合えるのかとも思うが、離れていればいるほど、お互いの気持ちは引き付けられて行く、インマンは隊を離れエイダのもとへと帰ろうとするが、苦難の連続、やっと会えたのに、インマンは銃弾に撃たれて死んでしまう。悲しいラブストーリーです。インマンとエイダはたった1回愛し合い、インマンの死後、彼の忘れ形見が存在していたことがせめてもの救いです。 8点(2004-09-18 00:59:11) |
22. この森で、天使はバスを降りた
チョット珍しい邦題だったので何となく引き付けられて見ました。淡々と流れるストーリーが良かったですね!ハナと森の息子が手を取ったときパーシーは天使になったのでしょう。ギリアドの森に生き続けて欲しいパーシーの魂 8点(2004-08-12 23:56:50) |
23. ゴッドファーザー PART Ⅲ
《ネタバレ》 物語的にみるとⅠ、Ⅱに比べるとこちらの方が好きです。恐らく冷酷までに研ぎ澄まされたマイケルに嫌悪感を抱いていたのだと思います。しかしⅢでは老いて行くマイケルが自分のして来た事に対する罪の意識を募らせる事により人間味といった部分が見られ、ある意味ほっとするような感じがしました。娘を殺されたときのマイケルの叫びが心に残ります。 8点(2004-06-30 12:12:17)(良:1票) |
24. ゴッドファーザー PART Ⅱ
《ネタバレ》 普通映画を見る場合、最後はHAPPY ENDなのか、BAD ENDなのか判断するものだが、この映画においては、どちらでもなく、単純にマイケルは生きている!で終わる。しかし内容が薄いのではなく、むしろ濃すぎるのかもしれない。マイケルの裏切り者に対する復讐は徹底されており、兄弟すら殺害してしまう冷酷さが恐ろしい程描かれている。ビトーの場面は素直に楽しめたし、力を付けた後のドン・チッチオへの復讐場面は良かった。 7点(2004-06-29 12:10:12) |
25. ゴッドファーザー
映像、役者、音楽、全てにおいて良かった。しかし、自分の名誉や利権の為に人を殺すという内容が合わないのか、終盤のビトーが死んでからの、マイケルの復習には目を背けたくなる部分もある。普段血生臭い映画を見てもそれほど苦にならないが、ゴットファーザーは現実味が有って駄目でした。逆にそれだけ奥の深い映画なのかも知れません。 7点(2004-06-29 11:57:04) |
26. コーリング
余り話題にならなかったのでどうかな?と思いましたが、取り合えずケビン・コスナー主演だし見て見るか!程度でしたが、最近のケビン・コスナー作品の中ではまともなほうだと思います。最後もホロってさせてくれるし。奥さんが虹とか、歪んだ十字架じゃなくて、もう少し判り易く伝えてくれれば良かったのに。ってそれじゃ物語にならないか・・・ 7点(2004-06-17 23:55:33) |
27. 恋におちたシェイクスピア
史実と虚構を織り交ぜ、アップテンポにコミカルに映画の中で劇を作り上げる。爽やかなエンディングとても良く出来ていました。ジュディ・デンチが結構笑える。ラヴラブな場面が少し多いような・・・ 8点(2004-06-07 16:23:01) |
28. 告発
《ネタバレ》 重い、ひたすら重い、こんなに救われない気持ちになる映画も珍しい。 ヘンリー・ヤングは裁判に勝ったのに・・・なんでここまで暗い気持ちが引きずられるのか? “不運だった”では済まされない運命。 2度と無い彼の人生をどうするのか?どのように償うのか? 後日談として、彼は結局独房の中で死んでしまったと言う事です。この事実を知って更に心が張り裂けそうです。 映画のキャッチコピーに「涙を流す前に拍手を送って下さい」とあったと思いますが、誰に拍手を送るのですか?勝訴したヘンリーにですか?スタンプヒル弁護士ですか? 誰も救われて無いじゃないですか?唯々涙しか出ません。 [DVD(字幕)] 10点(2004-06-06 22:03:09) |
29. コンタクト
《ネタバレ》 ファースト・カットの宇宙から地球を描写した映像から、ラジオ放送(TV放送)の音にあわせて徐々に地球を離れ、火星、木星、銀河系をはなれ宇宙の果てまでズームアウトしそうなカットから最期は少女時代の主人公の瞳を映し出すカットはとてもファンタジックで素晴らしい、ここで一気に引き込まれます。その後続く、無線機での交信で、フロリダのペンサコラという土地の人と交信に成功、この時ペンサコラという響きが妙に心地よく「あー行ってみたいなぁ」と思ってしまいました。この時主人公がペンサコラを思い描いた絵がラストシーンで素晴らしい映像として現れます。 更に主人公は父親に質問します。「ニューヨークと交信出来る?アラスカは?中国は?月は?土星は?」父親は決して出来ないとは言わない。「大きなアンテナが有ればね!」と答える。主人公の決して諦めない性格はこのような素晴らしい父親の教えから学んだものなんだな!と思わせてくれます。続いて彼女は「他の星には人がいるの?」と質問します。父親の答えは「わからないけど、もし地球人だけだったら“スペースがもったいない”」と答えます。これが彼女の将来を決定づけた一言だったし、観ている私にも“ハッ”と思わせる一言でした。 この映画の素晴らしいところは最初のこの数分のストーリーとラスト主人公が他界してしまった父親と再会する場面に有ると思います。かといって決して中だるみしてしているわけでもなく、ラストまでもって行く過程においても非常に良く考えられているし素晴らしい出来です。宗教的な要素と北海道の妙におかしなシーンが無ければ満点だったんですけど・・・ [映画館(字幕)] 9点(2004-06-03 17:40:58) |