1. ゴジラ2000 ミレニアム
近年のゴジラ映画には失望していたのでしばらく見ていなかったのだけれど、今作はここ数年の中では抜きん出て面白いのではないかと思う。拍子抜けさせられる安いVFXやCGは相変わらずあるのだけれど、所々ではあるがゴジラの造形美や構図に目を見張るものがあった。ストーリーも陳腐なんだけど、キャスト陣に個性的な面々が揃って映画に膨らみを持たせていたと思う。ほんと最低でもこれくらいのものは作ってもらいたい。 7点(2003-10-14 15:49:00) |
2. コンフェッション(2002)
ジョージ・クルーニー初監督、チャーリー・カウフマン脚本ということでかなり期待して観に行ったけど、いまひとつ盛り上がらなかった。もっと小気味いいストーリーと展開を期待していたが、テンポが悪く、ストーリー自体もまどろっこしいわりにありきたりだった。画面構成などジョージ・クルーニーの監督としての技量には非凡なものを感じたけど、小作というよりも実験作という感が拭えなかった。 4点(2003-08-20 12:57:17) |
3. GONIN
もっとスタイリッシュな演出を期待したんだけど、実際はあまりに歯切れが悪く、悪い意味でどろどろしていて気持ち悪かった。設定は面白いのでもっとテンポよく仕上げてほしかった。 3点(2003-07-02 18:27:31) |
4. ゴジラ(1984)
映画館で観た初めての映画らしい。当時、ひさしぶりのゴジラ映画だったらしいので、力の入りようは見受けられる。近年の陳腐なゴジラ映画とくらべるとよっぽどよくできていると思う。 6点(2003-06-30 16:40:02) |
5. ゴーストバスターズ2
1と変わらぬ面白さで相変わらずのゴーストバスターズたちの奮闘振りが楽しめる。ここまで売れれば3も出来てもよさそうなものなのにこれ以降は作られていないのは、ハリウッドとしたら意外なところ。 7点(2003-06-17 11:35:17) |
6. ゴジラVSキングギドラ
映像的には改善の余地ありだったけど、ストーリーはこの時期のゴジラ映画の中では面白い方。新キングギドラの誕生や未来人の悪巧み等がいいスパイスになっていた。今作の後からだんだん酷くなってくる。アンドロイドの走り方が印象的で子供の頃よく真似をした☆ 7点(2003-06-16 19:12:08) |
7. ゴジラVSメカゴジラ
ベビーゴジラなんかが出てくるあたりが相当に子供だましで拍子抜けした。かなり粗悪な出来だった。 1点(2003-06-16 19:08:37) |
8. ゴジラVSモスラ
伝統的にモスラは強い!なんでだろう? 4点(2003-06-16 19:06:12) |
9. ゴジラ(1954)
記念すべきゴジラ映画第一作目である今作は、安易に怪獣映画とは言えない。ゴジラに襲撃された街は悲壮感に漂い、恐怖に満ちている。近年の子供だましのゴジラ映画とは本質的に違う。原点に立ち返って、緊張感漂うゴジラ映画をもう一度作ってほしい。 9点(2003-06-10 09:40:30) |
10. コラテラル・ダメージ
近年のシュワルツェネッガー映画を考えるとあまり期待できなかったんだけど、まっとうなアクション映画に仕上がっていて面白かった。ただの消防士があそこまでテロリスト相手に闘うという設定はいかにもシュワちゃんらしくて良かった。ストーリーも意外にひねりが効いていて楽しめた。ちょい役だけどジョン・レグイザモが出ていたのが個人的にうれしかった。 7点(2003-06-08 01:24:11) |
11. ゴスフォード・パーク
英国の貴族階級の屋敷を舞台に繰り広げられる秀逸な群像劇だった。貴族と使用人それぞれのキャラクターが緻密に描かれており、それぞれの会話や言動から時代背景や人間ドラマが伺えて集中を切らせなかった。屋敷内でのめくるめく人々の動きを適確にとらえるカメラワークも見事で迫力があった。様々な人間模様を見ているだけでも楽しいが、この作品には更に殺人というエッセンスが加わり映画として面白みを増している。 9点(2003-06-07 21:27:29) |
12. ゴールデンボーイ(1998)
非常に心理的な恐怖に満ちた映画だった。相手を支配しようとする少年と老人の攻防は鳥肌がたつくらい異常で恐ろしい。全編通して陰影が鮮やかで秀逸な映像美で画面に引き付けてくる。ブラッド・レンフロも良かったが、老人役のイアン・マッケランの怪演が実に見事で、ナチス軍人の冷酷さを取り戻していく様は狂気に満ちていた。しかし、非常に緊迫感溢れるストーリー展開だったのにラストにかけて極端に盛り下がってしまった。ラストに更に衝撃的なものを期待させる展開だっただけに、少年が自分の学校の教師を脅して終わりでは拍子抜けせずにはいられなかった。まあそれにしても全体的な出来は非常に良いのでもっと世間的に知られていてもいいと思った。 7点(2003-06-07 18:30:04)(良:1票) |
13. ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
ガメラの監督だけに期待してみたんだけど、やっぱり不満足な出来だった。だいたいタイトルからしてセンスがなさすぎ。ストーリーに凝るのは結構なんだけど方向性がいかにも現代のアニメファン向けで「あーあ……」という感じだった。もう諦めも出てきたけど、やはり子供から大人まで楽しめるゴジラ映画の復活を切望せずにはいられない。 3点(2003-06-07 17:43:10) |
14. ゴースト・ドッグ
全編に溢れるセンスの良さはとても好きだし映画の質を高めているのだけれど、題材が題材だけにもう少しエンターテイメント性が欲しかった気もする。盛り上がりに欠けたのが残念。 6点(2003-06-07 16:18:19) |
15. 殺し屋1
映像とグロさには迫力があったけど、ただそれだけの映画に終始してしまっていた。後味も非常に悪く(まあ、それがこの映画のウリだろうが)観ていてしんどかった。これならまだ嫌いだけど、漫画の方が迫力も内容もあると思う。 2点(2003-06-07 14:20:24) |
16. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
何がそこまで絶賛されるのかイマイチ分からなかった。特に画期的なものを感じることもできなかったし、アニメとしても好きな絵じゃないので楽しめなかった。 4点(2003-06-07 02:36:23) |
17. GO(2001・行定勲監督作品)
非常にエネルギーに満ち、物語のテーマを押し付けがましくならずにストレートに伝えることに成功している素晴らしい映画だった。この映画の伝えるテーマと問題は日本人にとって非常に重く大切なことで一歩間違えばとても説教臭い映画になってしまうところをエンターテイメント性豊かに映画として面白いものに仕上げていることが見事だった。監督の行定勲と脚本の宮藤官九郎は実にいい仕事をやってのけたと思う。あらゆる意味で非常に価値のある映画だ。 9点(2003-06-07 01:35:02)(良:1票) |
18. 恋におちたシェイクスピア
観る前まではとっつきづらく、あまり魅力を感じない映画だったんだけど、実際観るとオスカーを充分納得させる上質な娯楽文芸映画だった。アカデミー賞をとったグウィネス・パルトロウがとても魅力的で優秀な女優ぶりを見せてくれる。他の俳優陣の演技も良くて見応えがあった。なんといってもストーリー展開のテンポが思っていたよりもはるかに良くて観ていて間のびしなかったことが良かった。 8点(2003-06-05 14:05:24) |
19. 五条霊戦記//GOJOE
浅野忠信、永瀬正敏の競演ということでかなり期待して観たんだけれどもイマイチだった。キャラクターや映像はよくて迫力もあるんだけれど、肝心のストーリーに盛り上がりがなく退屈だった。 5点(2003-06-04 19:52:42) |
20. ゴースト/ニューヨークの幻
ストーリーのテンポが良くダラダラと見せないところがこの映画の好感度を高めている。デミ・ムーアが今と違って華奢でかわいい。実際は恋人は帰らぬ人なわけでラストもハッピーエンドではないのだけれど、それを巧く感動的にもっていく力強さがこの映画にはある。 8点(2003-06-04 14:45:34) |