1. 候補者ビル・マッケイ
選挙屋にしてみれば、担ぐ神輿は軽くてパーが良いというところでしょう。 レッドフォードなのでパーではなかったですが、ラストショットに象徴されるように軽かったですね。 ドラマチックではないものの、淡々と描かれた運動模様を飽きずに観れました。 [DVD(字幕)] 6点(2024-06-24 08:08:16)★《新規》★ |
2. 荒野の千鳥足
ドナルド・プレザンス目当ての鑑賞。 全編を覆う飲んだくれの小汚いザマが観てられない。 今は撮影不可なカンガルー狩りも酷い。 プレザンス? 同様な小汚さにガックリ。 40年ぶりにフィルムが発見されての上映だとか。 見つかって良かった・・・とは思えない作品でした。 あぁ、残念 [DVD(字幕)] 2点(2023-10-23 16:48:04) |
3. コンドル(1975)
《ネタバレ》 シドニー・ポラック、ディノ・デ・ラウレンティスの硬派骨太作に寄せた期待は、冒頭殺戮シーンにうなぎ登りとなりましたが。以降は冷める一方。陰謀は踏み込み浅く、ベッドシーンはスター共演によるサービスカットにしか見えず。マックス・フォン・シドーの役どころも歯痒さでいっぱい。あの職務内容でコンドルなるコードネームを持つのはレッドフォードが演ずるからか、ダイコンとまでは言わないけれど、イマイチでした。 ラストの清張作品を思わせる「新聞記事になると思ってるのか?」にガックリ感が薄められました +2点 [DVD(字幕)] 4点(2023-07-28 14:19:05) |
4. コンボイ
題名は昔から知っていてトラック大暴走モノだと思っていました。 オープニングタイトルロール。クリス・クリストファーソン、アリ・マッグローに萎え、バート・ヤング、アーネスト・ボーグナインに期待上昇、そして特筆ものの音楽(+3点)が実に心地よくワクワクしていたところへのサム・ペキンパーというのに「アチャー、そんな殺生な・・・」 トレードマークのスローモーションでのトラック横転をはじめ映像は迫力あるものでしたが(+2点)、ハナシがそれに見合わないケチ臭さで、積み荷は?荷主さんは?と無粋な事が思い浮かんでしまい残念です。 [DVD(字幕)] 5点(2023-03-12 23:59:16) |
5. コッチおじさん
51歳ウォルター・マッソー老けメイク(ですよね?)でのお爺さんは物わかりの良(過ぎる)ほのぼのさが良い感じ。グッジョブ衣装さんによる着こなしが品良く素敵でありました。淡々とした物語で心地よさに浸れた小品佳作。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-14 14:14:21) |
6. コニャックの男
フランス革命歴史絵巻とドタバタラブコメがミックスされた本作。ジャン=ポール・ベルモンドのアクションはまずまずといったところで、がさつさしか感じられなかったキャラクターで今一つ盛り上がれず。退屈な作品でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-10-08 22:59:34) |
7. ゴア・ゴア・ガールズ
ハーシェル・ゴードン・ルイス作品鑑賞第四弾 当然の如くグチャグチャドロドロ。四度目ともなると新味も無く。 付け足しのようなストーリーが本作では本当にやっつけ仕事なのはいけません。 「ハァ終わった・・・まだ1作残ってるのか・・・」 [DVD(字幕)] 2点(2022-08-30 16:40:03) |
8. 小林多喜二
顛末は知っているので内容はそれなりにといったところ。右でも左でも事実を隠蔽する姿には血圧が上がります。ヘンテコな演出に白けるものの、これぞはまり役な山本圭が印象に残ります。拷問殺戮事件を知らない人には一度は観てもらいたい作品です。 [DVD(字幕)] 5点(2022-05-03 04:38:49) |
9. コーマ
手に汗握ったサスペンスの秀作。向こう見ずにも程があるスーザンにハラハラさせられ通しで、昏睡に陥るバッドエンドの予感にビクビクしていたので結末に大きなため息が出ました。陰謀の目的が金儲けのみなのか分かり辛いところに物足りなさがあります。お目当てリチャード・ウィドマークの枯れてしまった感のあるお姿が少し残念。美術関連スタッフの仕事ぶりに拍手、あの光景は夢に出てきそうで怖過ぎる。 [DVD(字幕)] 8点(2021-09-15 01:32:05) |
10. コリンヌ・クレリー/濡れたダイヤ
連続殺人事件を追う警部補の物語で、エロ・グロ・サスペンス・アクションが目一杯詰め込まれていますが、品が無いというか安っぽいというかどれもが物足りません。コリンヌ・クレリーお目当ての方も歯痒い思いをされるでしょう。イーライ・ウォラックはギリギリ見せ場があったものの、トム・スケリットは全くのチョイ役でガッカリです。全然濡れてませんが! ダイヤの件は上手い脚本だと感じたところに+1点。 [DVD(字幕)] 5点(2020-11-01 02:59:01) |
11. 小人の饗宴
ストーリーは何も無く隔絶された施設内での小人症の者達の陰湿で残酷な暴走を薄気味悪く不快極まりない笑い声と共にひたすらに見せられる。何故登場人物全てを小人症としたのか、皆を精神まで異常者のような描き方をしたのか。こんなもの映画と呼べるシロモノではなく空前にして絶後(たぶん)の最低最悪の作品。 [DVD(字幕)] 0点(2016-12-23 16:48:25) |
12. 皇帝のいない八月
主人公がテロリストとまでは言わないものの義憤に駆られた憂国の士に見えない。一般客と共に列車での移動に現実味が感じられない。ドラマ性を持たせる為とはいえ三角関係は皆が青臭くて辟易する。馬鹿馬鹿しくなるのを佐分利信、滝沢修、三國連太郎が救ってくれました。怪物と妖怪の勝負、鬼と仏の顔を持つ元憲兵。キラ星の役者陣の中で別格の三人に、存在感というものを考えさせてもらえました。趣がある題名が活かされていれば良かったのですが。 [DVD(邦画)] 6点(2014-10-13 04:04:29) |
13. こわれゆく女
《ネタバレ》 メイベルの神経とニックの性格はこわれゆくではなくこわれており、家庭がジリジリとこわれゆく様子が迫真の演技の両優から息苦しく迫ってきます。「子はかすがい」をまざまざと見せられた子供達の姿。家族愛とは価値観の押しつけでも、愛してやるから愛し返せという支配でもなく、ただただ無条件で純真なもの。感じ入りました。 [映画館(字幕)] 8点(2012-07-11 21:34:22)(良:1票) |
14. ゴッドファーザー PART Ⅱ
他人の痛みには鈍感なれど自身の痛みには過敏。三部作に共通する外道の身勝手さが極まれる本作。下積み知らずの二代目ボスのクノーなど真っ当に生きる者の苦悩に比べ物の数ではないのに、これ見よがしに感傷的に描き立てられているのがチャンチャラ可笑しいです。また、ダラダラダラダラとお話の未練がましさと比例する冗長さにゲンナリさせられます。パチーノ出演でも妥協出来ず。 [ビデオ(字幕)] 1点(2009-10-07 15:07:56)(良:3票) |
15. コールガール(1971)
《ネタバレ》 謎を追う展開と犯人がお粗末極まるもので、ご指摘の通り、恋愛物として鑑賞する作品です。観辛い程の暗い画面から、夢を実現出来ずコールガールの現状から抜け出せぬブリーのうそ寒い心中を感じます。肌を合わせて、頭と心と体が一体となった悦びや幸せを噛み締める時は相手に対する感謝の念が尽きないものですので、自らクルートを求めた彼女が自分に正直になれない姿がいじらしいです。曲折の末に寡黙な中に意志の強い愛情でもって見守ってくれた彼に陥落してしまいます。演ずるジェーン・フォンダとドナルド・サザーランドの組み合わせが絶妙で、二人に堪能させて頂きました。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-08 13:01:24) |
16. ゴッドファーザー
小学生の時に馬の首のシーンに何てひどい事をする人達だと怖い思いをしたものです。力だけが正義、仁義もへったくれもなく、「他人の痛みは鈍感で身内の痛みには過敏な身勝手な人々の家族愛」を大層に見せ付けられるのは「馬子にも衣装」で辟易します。 ただ忘れられないのが、稼業を嫌っていたぼっちゃんマイケルが父を守る覚悟をもって稼業に身を投じ、やがて父親以上の冷酷なドンになる変わりようで、立場が人を変えるのか、眠っていた血が目覚めたのか。覚悟を決めたら人はここまで変われるものなのかと考えさせられます。 [映画館(字幕)] 4点(2005-04-01 19:06:02) |