1. 交渉人 真下正義
《ネタバレ》 ある意味、非常に考えさせる作品。私は開始2分後に鑑賞モードを「娯楽」に切り替えました。そうしたら結構楽しめました。作品自体は「(ビジネスとして)それなりに仕事はしました」って感じですね。それ以上でも以下でもない。いろんな映画の一場面や、さまざまなジャンルの“それらしきこと”を安っぽく切り取ってつなげることには心血を注いでいるわけで、それはそれで評価できなくもない。「小難しいことを言う一部のクソ真面目な映画ファンなんて放っておけばいい。それよりももっと多くの人たちに楽しんでもらえばいいんだ」という、おそらく制作者側の意図も、ある意味、徹底した“プロ意識”のあらわれなのかもしれません。ただ・・・本当にそれでいいの?「使い捨て」を前提に映画を創る・・・洋画、邦画を問わず、最近はこういう映画が実に多いこと。大量生産、大量消費っていう理念はせめて生活必需品の範疇で収めておいてほしいものです(笑)。ところで・・・、冒頭での真下へのインタビューシーンで執拗に映し出されてた若者が犯人ってことでいいんですよね? [地上波(字幕)] 5点(2007-01-01 02:28:39) |