1. 告白(2010)
《ネタバレ》 中島監督の新作とあって、久しぶりに映画館に行きました。 画像の美しさ、音楽の選択のセンスはさすがだと思いましたが、ストーリーがつりあわないため演出だけが浮いてしまいました。 これまでの作品と異なって、娯楽としてのカタルシスを作るために、リアリティに乏しい悪役を作ったような気がします。だから全然気持ちが乗れませんでした。まあ、マザコンが自滅した時点で復讐は完了したのであって、ボスキャラは相手とすべきかもよくわからなかったし・・・ 安全地帯にいながら悪の限りを尽くす相手を弱い立場のものが立ち向かうという形はいいのですが、ちょっと漫画チックになってしまって残念でした。次回に期待します。 [映画館(邦画)] 5点(2010-07-02 00:35:43) |
2. ゴーストバスターズ(1984)
《ネタバレ》 キャラクター先行のノリ中心の映画。この軽さが80年代っぽくて懐かしい。 でも内輪受けっぽいストーリーは破綻していると思う。 [地上波(吹替)] 5点(2009-08-15 15:38:48) |
3. 荒野の用心棒
《ネタバレ》 一筋縄に行かない展開が面白い。荒くれ者同士の抗争を利用して 大もうけして全滅させるというストーリーがとにかく痛快。 現代人の目で見るとやや都合よさも気にならないではないのですがが、 騎兵隊の死体を利用したトリックや2重スパイとして味方?を誘拐するなど 当時としては新鮮だったと思います。それに2重スパイの地位のまま終わらせずに しっかりと決闘に持ち込んで終わらせてしっかりとジョーの実力も発揮してくれました。 顔の汗に男臭さが溢れていたり、視線を意識したカメラワークもよくできている。 イーストウッドファンの私としては出世作ということもあって甘めに見ているか もしれないですが盗作騒動も遥かに昔の話なので全く気にせずに見てしまいました。 [地上波(吹替)] 8点(2008-10-26 13:12:38) |
4. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
《ネタバレ》 2回みてやっと分かりました。設定が難解かつ音のバランスが悪くてセリフがよく聞こえないので苦労しました(うちのテレビの方に問題があるのかな)。セリフに頼らない分かりやすい背景説明をつけるともっと理解されるはずです。意図しているのか分かりませんが、そのため敷居を高くしてしまっています。背景さえわかればストーリーは比較的シンプルだし、 テーマであると思われる自己や魂の概念についても興味を惹かれました。表現力も繊細でアニメーションに関する認識は変わりました。イノセンスももう一度見直してみたい。 [地上波(邦画)] 8点(2008-08-10 13:06:20) |
5. 恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ
《ネタバレ》 退廃的な空気の中で自分を殺していた男の復活の物語なのかな。若者の根性ものやスポーツものと違ってあまり力が入っていなくて、犠牲は大きかったけど前向きに終わったストーリーが良いです。 それだけでなく、細部の雰囲気もいいですね。スージーとの出会いの場面(オーディション)と別れのシーンが大好きです。ミシェル・ファイファーの歌声にもしびれて、サントラまで買ってしまったものです。でもこの邦題はないですよね。 [DVD(字幕)] 9点(2008-06-22 21:24:48) |