1. ゴジラ-1.0
《ネタバレ》 ゴジラと人間の対決が主軸でVFXもドラマも見応え充分。 ゴジラの背びれのギミックがちょっとアレな感じ(背びれが動く水鉄砲が欲しくなったのはワタシだけ?)だが、 映画をダメにするほどではないか。 わだつみ作戦開始時の音楽使い方(自分の記憶が定かなら、ゴジラのテーマとされている曲は、元々ゴジラに対する防衛隊の活躍の讃えるもので、今回はその通りに使われている)が良い! そして『太平洋奇跡の作戦 キスカ』ばりの駆逐艦の映像。 曇りの空は、まるでVSシリーズの頃の特撮大プールのホリゾントのよう。 そんな昭和ジジイの大好物はさておいても、『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』からこっちで、一番楽しめた作品でした。 『ゴジラVSビオランテ』『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』、自分が好きなゴジラ作品は興行成績がイマイチなので、 本作はそんなことが無いように祈っています。 でなわけで、もう一回観に行く!! [映画館(邦画)] 9点(2023-11-04 08:32:40)(良:2票) |
2. ゴジラvsコング
《ネタバレ》 コングにもゴジラにも、レン・セリザワなど人間の登場人物にも、ぜんぜん気持ちが入らない。 なのでわくわくもハラハラもできず、ただ派手なCGと大音響を眺めるだけの時間でした。 なので鑑賞中は些末なことが気になって… ゴジラとコングがずっと王の座を争っていたら、もっと以前に髑髏島にゴジラが現れてたんじゃないの? コングが同じ大きさに育つまでゴジラは待ってたってこと? 空洞世界はどうして明るいの? モナークの素晴らしい科学力で作られたオルカは雨に打たれながらでも中を開けて修理できるのに、 アメリカから香港まで地底にリニアを通せる科学力を誇るエイペックスのメカゴジラと衛星をリンクするマシンは 酒をぶちまけただけで壊れちゃうの? てか、エイペックスに潜入する3人組の活躍は『ガメラ対バイラス』のオマージュなの? 地底の空洞世界まで穴を穿つほどのゴジラの熱戦というのもねぇ… 残念過ぎる作品でした。 [映画館(字幕)] 3点(2021-07-18 10:36:09) |
3. ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
《ネタバレ》 水爆実験の影響で誕生し、人類の文明を破壊する大怪獣ゴジラ。 反核兵器の象徴だったはずが、65年に及ぶ長い歴史の中で、人類の味方になったり、怪獣島でのんびりと暮らしたり、子どもに呼ばれて公害の権化みたいな怪獣を倒したり、人類の核実験のせいで王国が破壊されたので怒りに任せて地上侵攻を狙った海底人の怪獣をとっちめてみたり、おまえは台風か!と言われる位何度も日本を襲ったり、メルトダウンしたり、イグアナだったり、太平洋戦争の死者の思念の集合体だったり、同族のDNAから作られたメカに命を狙われてみたり、都心で凍り付いたり、いろ~んことになってるんで、いいっちゃいいのかもしれませんが、核兵器で「活」を入れるってアイディアはスッキリと楽しめませんでした。 神話に残るような時代に、ゴジラはモスラ、ギドラ、コングなんかと闘っていたようですが、そのあとは勝負なしのまま眠ってたんでしょうかね。スッキリしない設定です。 オスプレイが社用車みたいになってるモナークってどんな組織なんでしょう?アルゴ号なんてえらいメカ持ってるし、戦闘機部隊も所有してるようだし。それもスッキリしません。 突如発射され、雑な透視図で紹介されるオキシジェン・デストロイヤーミサイルもスッキリしません。 モスラの研究者が代々双子ってのも「これでファンが喜ぶよね」ってために考えただけなのか、あまり意味がなくスッキリしません。(ちょっと小高恵美さんに似てるのはヨシとしましょう) 大雨の中ではんだごてで修理できちゃうデジタル機器ってのもスッキリしませんでしたね。 でも、中島春雄さんへの献辞が写真付きで表示されるのは、グッときました。おとぎの国のキャラクターには中の人などいないというのが最近の定説のようですが、ゴジラには中の人がいましたからね。ちなみに本作品では、ゴジラたち怪獣は「himself」と自身が演じているとクレジットされています。これもグッときますね。 [映画館(字幕)] 4点(2019-06-02 17:45:48)(良:2票) |
4. ゴースト・イン・ザ・シェル
《ネタバレ》 『ブレードランナー』のビジュアルが、映画のみならず、コミック、アニメに与えた影響は大きいものだとつくづく思わされました。 この作品はアクションシーンのレイアウトやカット割りにフェティッシュな手触りがあり、なかなか楽しめました。 予告編では気になった少佐の太めのプロポーションですが、逆に生っぽく見えてアリかなと。 原作を読んだことがなく、アニメも劇場版の1作目、2作目を当時見たくらいで、ファンというほどの者ではないせいかもしれませんが。 でも多脚戦車との死闘と、その決着は「燃え」ました! そして、記憶を取り戻し戦いを終えた後のひと言が『ロボコップ』(もちバーホーベンの方)を、想起させてくれて再び『燃え』! [映画館(字幕)] 8点(2017-04-08 19:13:14) |
5. GODZILLA ゴジラ(2014)
《ネタバレ》 なんだかすべてがしょぼい。 MUTOとGODZILLAのバトルシーンもちょこっとしか見せないし。 途中、メスのMUTOがミサイルを積んだ列車を襲うけど、ミサイル持っていかなかったの? モナーク財団は捕まえたMUTOを調べたのに何もわからなかったの? 芹沢博士は謎の東洋人みたいで、ただGODOZILLAの気持ち(?)を代弁するだけ。 GODZILLA上陸前の引き潮も意味わかんないし。 犬とかビルに逃げ込んだ親子は助かるけど、その周りでばたばた人死んでるよね。どんな意図の演出なんだろう? MUTOがEMP使えるの判ってるのにバンバン戦闘機飛ばしてる間抜けな軍隊。 なんだかわからんことだらけ。 [映画館(字幕)] 3点(2014-07-26 19:52:59) |
6. 御用牙 鬼の半蔵やわ肌小判
《ネタバレ》 3作目はさすがに息切れ気味。御金蔵から小判を盗み出すアイディアは面白いのだけれど、全体にエピソードを詰め過ぎて散漫になってしまった印象。女を責めて、いろいろ聞き出しすプロセスが似ている印象なので、新しい責め技があればよかったのかも。とはいえ、前2作に比べれば、というレベルのなので娯楽映画としてはベリーな出来です! [ビデオ(邦画)] 6点(2014-06-29 09:13:49) |
7. 御用牙 かみそり半蔵地獄責め
《ネタバレ》 1作目を見事にスケールアップした続編。スキンヘッドの女子萌えの方には溜まらない一作です。映画に対してひとかどならぬ思い入れとアイディアを持った勝新太郎作品らしさは、斬新かつカッコいいBGMを生み出しました!作曲はアニメ「ジャングル大帝」や特撮ドラマ「マイティジャック」の冨田勲。時代劇のニューウエイブと言いたくなる逸品です! [ビデオ(邦画)] 8点(2014-06-29 09:09:35) |
8. 御用牙
《ネタバレ》 三隅研次+牧浦地志コンビの映像美が冴える作品。オープニングのマルチスクリーン風画面で江戸の町を往く勝新太郎の映像のイメージ豊かなこと!最近のハリウッド製アメコミヒーロー大作も真っ青です。同様にエンディングもカッコいい!村井邦彦&モップスの音楽もCool!!小池一夫原作なので「子連れ狼」を連想しますが、鑑賞後の印象は『ポルノ時代劇 亡八武士道』!!ナカナカのいちもつ、イヤ失礼、逸品であります。 [ビデオ(邦画)] 8点(2014-06-29 09:02:33) |
9. ゴジラ(1954)
《ネタバレ》 60周年記念デジタルリマスター版を鑑賞。ビデオ、LD、DVDなどでさんざん見ていたけどスクリーンで見るのは十何年ぶり。傷もなく、音声もクリアー。そのおかげで、劇場サイズでの鑑賞にふさわしいクオリティの特撮映画であることを再認識。作り込まれたミニチュアとぬいぐるみで表現されたゴジラの重量感。モノクロ画面だからこそ表現できた、まるで悪夢に出てくる具象化された恐怖のようなゴジラの真っ黒い姿。この先も映画史に残り続ける作品でありましょう。 [映画館(邦画)] 8点(2014-06-15 10:00:55) |